人の木のもとに休める
かげふかき このしたかぜの ふきくれば なつのうちながら あきぞきにける
陰深き 木の下風の 吹きくれば 夏のうちながら 秋ぞきにける
人が木のしたで休んでいる
陰深く生い茂った木の下に風が吹いてくると、まだ夏のうちなのに秋がやってきたようであるよ。
「木の下風」という語は万葉集、古今集、後撰集にはない一方で貫之集には複数見られ(150、794)、躬恒にも作例があることなどから、貫之と躬恒によって創作された歌語との説もあるようです。
人の木のもとに休める
かげふかき このしたかぜの ふきくれば なつのうちながら あきぞきにける
陰深き 木の下風の 吹きくれば 夏のうちながら 秋ぞきにける
人が木のしたで休んでいる
陰深く生い茂った木の下に風が吹いてくると、まだ夏のうちなのに秋がやってきたようであるよ。
「木の下風」という語は万葉集、古今集、後撰集にはない一方で貫之集には複数見られ(150、794)、躬恒にも作例があることなどから、貫之と躬恒によって創作された歌語との説もあるようです。