漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 475

2024-08-03 05:19:40 | 貫之集

たなばた

たなばたの うきふしならで よをふるは としにひとたび あへばなりけり

たなばたの うきふしならで 世をふるは 年に一度 あえばなりけり

 

たなばた

七夕の織姫と彦星が仲たがいもせずに過ごしているのは、年に一度の逢瀬があるからであるよ。

 

 第二句「うきふし」は「憂き節」で辛く悲しいことの意。