祇園祭の時、天候についてたずねたら、関係者は、「小雨決行・雨天強行」と言っていた。
それくらい京都の祭りに中止はないようだったが、・・・・。
京都の三大祭の最後を飾る「時代祭」が中止となった。
これは極めて珍しく時代祭では、気象を理由に中止するのは初めての事だ。
三大祭りは、開催日に意味があり、曜日に左右されない。従って今年の時代祭は日曜に重なり
観光産業的にはいいチャンスだった。延期もない。
以前、ここで紹介したマニアックな東京の友人も見学の予定だったが、お流れとなり
前夜の宴会のみとなった。(宴会に中止も延期もない)
時代祭は、明治28年、1895年の平安奠都1100年紀を起源としているので
まだ歴史は100年ちょっとだが、葵祭・祇園祭は1000年をゆうに超える歴史があり、
中止は、応仁の乱と戊辰戦争と太平洋戦争の3回だけだ。(中断というべきか。)
京都の人が、先の戦争と言うと、応仁の乱とまじめに答えるのもうなずける。
後述、23日への延期も検討されたようだが、台風の影響をまぬかれず中止へとなったようだ。
また、天候以外の理由では、昭和天皇の御不快を理由に中止が一度あった。
さて、「ロードレイジ」という新語が出現した。運転中に切れる「やから」の事らしい。しかし別の問題が・・・。
東名高速での嫌がらせ運転による事故。その親らしいというデマ情報で、間違われた人が大変な事になっているらしい。
ネット上で、デマにも関わらず容疑者の父とされる人物に、嫌がらせの電話や5チャンネル上での炎上が凄いらしい。
たまたま九州の同じ苗字で同じ商売であった事で、ある人物がいい加減な情報を流したらしい。
その事で、その方は無関係にも関わらず商売上の致命的な被害を被った。
これはどうすれば良いのか。この冤罪にも似た損害をどう償うのか。
デマを流した無責任な犯人をどう特定するか。どう罰するか。
もし仮に、本当に犯罪者の父親だとしても、このような事は本来の報いではない。正当な処罰ではない。
むしろ罰せられる対象ですらない。これが有名人ならばもっとすごい事になる。
こうしたネット上の炎上事件をどう考えるか?法整備を検討すべきだ。
今や、証券取引法の風説の流布には、明確な処罰が課せられている。
経済事件には厳格に処罰を下しているのだ。
しかしこのようなネット上の不当な炎上には、どのような罰を課すのか?
当時のチャンネルで、あらぬことで、人生を台無しにした人物を、私は知っている。
一生背負う傷を受けるのである。