一区切りついたところで、いよいよ総選挙。
皆さんは、当然、衆議院選挙の当選の仕組みをご存知ですよね。
知れば知るほど、希望の党の戦略は疑問が多いですね。なにせ小選挙区制なので、選挙区では一人しか当選しないのだ。
2大政党制を目指し、政権交代を促す制度のはずなのにそれを理解していないとしか思えない。
3極になったお陰で、第1党がことごとく勝利することになる。なぜこんな簡単な事が分からなかったのか?
衆議院 参議院
475人定員 (5名減) 定員242人 半数が3年ごとに改選
選挙区 300選挙区295人定員 73人 選挙区での定員で上位者が当選
(当選者300人)
比例区 11ブロックで180人定員 48人 全国1ブロック
(各ブロック ドント方式)
名簿は 拘束名簿式 非拘束名簿式
(ただし同一順位も可能) (昔の全国区)当選順位は得票数の多い順
(その場合は惜敗率で順位を決定)
投票 選挙区の人名記入 選挙区は候補者名
比例区の政党名記入 比例区は政党名か個人名いずれか
重複立候補 可能 不可能
任期 4年 解散あり 6年 解散なし
分かりにくいのは、衆議院の重複立候補だ。選挙区で落選しても比例区で復活する事がある。
その場合は、(同一順位の場合)惜敗率で順位が決まるので、当選した議員にどれだけ迫ったかである、
つまり投票数ではない。あくまでも当選者に対する比率なので複雑な結果がおこる。
またその政党から何名の当選者が出るかは、ドント方式で決まるので深夜まで目が離せない。
ドント方式は、ドント博士が考案したやり方。(詳細は別に・・・。)
さらに、自民党などで名簿順位を1位にすれば必ず当選する。以前、中曽根康弘を永遠に1位にすると言って批判されたことがある。
今回は、定員削減の影響で選挙区が無くなった有力者に、比例区で1位にすることで報いているケースもある。
当然、幸福実現党などは、釈氏が第1位だ。
そんなことで、言いたいのは、選挙区で当選は1名だけなので、
お気づきのように、政権を交代させるためには共産党はさておき野党は、一つにまとまるしか手はないのだ。
3極に分かれた時点で、政権の継続は決まったようなものだ。
ある選挙区で、40%が自民・公明党、25%が希望、立憲が25%、そして共産党が10%の場合。得票の過半数が野党でも、
絶対に政権交代は起こらない。小池新党の希望の党が、一体化していれば、50%対40%で雪崩を打って政権が交代したはず。
安倍さんは一瞬、悪夢を見たことだろう。
今回の自民党の選挙功労者1位は、小池百合子である。
金子恵美(主人が宮崎健介で不倫騒動)、豊田真由子(あのハゲ―)、山尾志桜里(自らが不倫)
因みに、この人は参議院議員。あと5年近く議員です。
などの不祥事議員に情けの1票をお願いします。
以上の3名は出てませんので、ご安心ください。、