アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

148 アチャコ再びの京都 洛陽33か所 30番 椿寺 その前に恐怖の台風経験

2017-09-17 17:48:28 | 日記

 昨日の台風の最中、徳島から高松まで運転した。皆さん台風を甘く見てはなりません。

午前中は薄日が差すほどの、穏やかな朝、それならばと、四国88ヵ所巡りへ、

発心の地徳島へ、順調に8番まで来たとき、それまで小雨程度だったのに遂に突然大雨が降ってきた。

お寺の人が、「どちらからですか?」「奈良からです。」「直ぐに帰った方が良いですよ。」

「イイエ、泊まりは高松なんです。」「ええっ!台風に向かって行くのですか?行けますか?」

そうか、台風に向かうのか。当たり前の事に今頃気がついた。そう思った途端に、土砂降りが一層ひどくなり、風も出てきた。

まさに一瞬の出来事だ、急に不安に襲われ直ちに、高松に向かう。高速道路が通行止めになっていないか、気になる。

向かう途中、何度か巡回のパトカーや消防車に出合う。町に人も車も出ていない、スッカリ災害対策の模様だ。

「大雨」の画像検索結果

山越えの道に、風による倒木が吹き飛ばされ路上に転がるのと遭遇する。もう少し大きければハンドルを取られ大事故になる。

高速道路は、まだ、閉鎖とはなっていないものの、運転には限界の状況だ。

ワイパーは全開でも前方を注視しないと怖い。まばたきも出来ない。前のめりでハンドルを握る。

何より恐ろしいのが、対抗車線の車の水飛沫をまともに浴びる瞬間だ。数秒視界が無くなる、誠に怖い。

道路上は水はけが追い付かない。プールの中を走行するようだ。速度をかなり落とすがハンドルを取られる。

「大雨」の画像検索結果

遂には、自分の車のしぶきで前が見えない。なにか意識が遠のいたような不思議な感覚。この世にいる感じがしない。

高松市内は、完全に道路は冠水している。大きく水しぶきをあげて数少ない車が走り、数台立ち往生している。

「大雨」の画像検索結果

無事ホテルについたのが不思議だ。因みに横で、配偶者は高いびき。大物だ。かなわない。

写真は本文と関係ない。


出発の前日、洛陽33か所30番 「椿寺」 地蔵院に行った。

聖武天皇勅願の古刹だが、秀吉恩愛の、五色八重の散り椿が有名。椿寺の別名の由来はこれだ。

 

   散り椿 落ちてなお 咲く 未練かな

退職の日にわが感傷をうたった句だ。椿は花が咲いたまま花びらだけ落とす、

昨今の定年退職者もまだまだ咲いているのに、・・・。

本尊は地蔵菩薩。枝垂れ桜もきれいな寺。葉桜も良い。

忠臣蔵、討ち入りの義士を経済的に支援した功労者、天野屋利兵衛の墓がある。

「天野屋利兵衛は男でござる。」は、有名なセリフ。

北野白梅町に近い、今は妖怪通りで有名な一条通の西の端。