アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

133 アチャコの京都日誌 再びの京都 金剛院 子供相談室

2017-09-02 07:58:04 | 日記

133  金剛院 五重の塔

ひまなので、ラジオをよく聞く。

夏休みこども科学相談室 と言う NHKのラジオが良い。

子供の質問に専門家の先生が答える。聞きどころは、素朴な質問に専門家がどう分かりやすく答えるかだ。

「子供の質問」の画像検索結果

「先生、お箸を水につけるとなぜ歪んで見えるのですか?」

「それは、光の屈折って言うんだよ。」

「・・・・。」

質問する時には、元気に大きな声だった子供が、だんだん声が小さくなると、分かっていない証拠だ。

「先生は、なぜ土を食べるのですか?」

これは、考古学の先生達が遺跡など発掘する時に、

人骨の在りかを土の匂いや味で判断するのだそうだ。

テレビか何かで、土を口に含むところを見たのだろう。

これはさすがに、先生も絶句。

孫をもつ私は、可愛い質問が実に楽しい。

これは私の想像。

「先生、雪は何で出来ているのですか?」

「そうね、じゃあ、雪が解けたら何になると思いますか?」

「ううんとね、雪が解けたら? それはね、『春になる』」

「・・・。」

子供は国の宝だ。


 金剛院 これも丹後地方では重要なお寺だ。

歴史は古い。桓武天皇の子である平城天皇の皇子 高岳親王の創建だからここも平安初期のものだ。

父の弟の嵯峨天皇の皇太子であったが、薬子の変の影響で登極は叶わなかった。

世をはかなんで天竺まで出向き、消息を絶ったという異色の親王だ。

三重の塔は、白河天皇が建立し高岳親王を追善供養したものだ。

その後、鳥羽天皇の美福門院が伽藍を整備し繁栄を極めた。

因みに、順番は、50代桓武・平城・嵯峨・・・・・72代白河・堀川・鳥羽・崇徳。

流石に洛中から遠く離れたここまでは、応仁の乱などの戦乱の影響も及ばず、往時の姿をとどめている。

本堂を見上げて、この石段。本日の過酷な日程を考える。アキレス腱の負担を考慮すると、断念せざるを得ない。

さらに、松尾寺に向かう。