カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

フランスの旅⑥

2015-06-15 | 海外旅行
 私たちのホテルはパリの東の外れの方で地下鉄の終点駅でしたが、駅近くの自転車スタンドはかなりしっかりとした造りのもの。翻って我が国では自転車スタンドがある所はわずかです。このサイズの写真ではちょっとわかりづらいですが、中央の女性のすぐ左には自転車レーンを示すマークが描かれていて、フランスでもかなり自転車レーンが普及していました。自転車シェアリングもかなりの普及度で、シェアリングの自転車が走っているのが当たり前の風景になっていました。自転車政策で日本は大きな差をつけられていると感じないわけにはゆきません。
 
 さて観光4日目はルーヴル美術館に入館。入館後は各自自由行動でしたが、私は結局閉館時間まで美術鑑賞。館内は撮影可なので作品をかなり撮影し、今回の旅で最高の500コマを超える枚数を撮影しました。
 見るのを楽しみにしていた作品は数多くありますが、その中のひとつフラ・アンジェリコの「聖母戴冠」です。作品全体が金色の光に満ちているような絵画。
 
 「聖母戴冠」の部分。天使たちが楽器を奏でています。
 
 館内からの眺め。遠くにエッフェル塔が見えます。
 
 美術館自体が贅を尽くした豪奢さ。
 
 古代オリエントの「人面有翼雄牛象」も楽しみにしていたもののひとつ。高さ4メートルを超える巨大な石像で表面に施された細かな彫刻も見事。
 
 楽しみにしていた作品の中ではラファエロの「聖母子と洗礼者ヨハネ」が館外貸出中のため見られなかったのは残念でした。一方ではラファエロの最高傑作とも謳われる「バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像」は、誰も絵の前にはおらず独り占めで鑑賞。もっとも、私にはフィレンツェで見た「ヴェールをかぶった婦人」の方がより魅力的に思えましたが。
 「モナ・リザ」の実物を見るのももちろん楽しみにはしていましたが、この絵はもはや作品を鑑賞するという状態ではないです。「モナ・リザ」をバックに記念写真をする人でごった返していて、押し合いするような状況。他のダ・ヴィンチの作品もそれなりの人を集めてはいましたが、「モナ・リザ」だけは別格でちょっと異常です。

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