キジバト

　多摩川台公園では双眼鏡を首から下げた若い人から声をかけられましたが、慶應の学生さんでした。今日はこの公園で新歓の探鳥会をやるとのことでしたので、このところ見られた鳥の情報を話しました。きっと彼らもキビタキなどの囀りが聞けたのではないでしょうか。
　今日はペンタックスに300㎜レンズを装着して撮影しましたが、画像仕上げがなぜか「ほのか」というモードに変わってしまっていたので、淡いパステル調の写真になってしまいました。言ってみれば失敗写真なのですが、この写真ではほのぼのとした感じに写って、かえって雰囲気のある写真になったように思います。

ツツジ咲く多摩川台公園

　一昨日、夏鳥に出会えたことに気をよくして、また多摩川台公園に行ってみました。雑木林の新緑がだいぶ濃くなってきて、樹下にはツツジが咲き始めて色を添えています。
　鳥の方は期待通り、一昨日はせせらぎ公園で聞かれたキビタキの美しい囀りがこちらでも聞こえた他、オオルリ、エゾムシクイの囀りも聞けました。この内、エゾムシクイは姿も見ることができましたが、キビタキ、オオルリは葉に隠れてどうしても見ることができず。キビタキのこの公園での確認は初めてで、これでこの公園での確認種数は38種となりました。

ムラサキケマン

　花の先端だけが濃いえんじ色をしたムラサキケマン（ケシ科）。生命力が強いのかどこにでも普通に見られる花ですが、よく見ると深い色合いに惹きつけられます。
　昼になったので、雑木林の中で草の上に腰を下ろして食事を摂っていると足下でがさがさと音がします。目を落とすとシュレーゲルアオガエルがおり、しきりに目を前足でこすっていて、その仕草はまるでたった今冬眠から目覚めて眠い目をこすっているように見えました。

京女

　多摩川台公園で会ったワンちゃん。可愛いので撮らせてもらいました。もうすぐ2歳になるという女の子で、京都生まれの京女なのだそうです。頑固なので困るとおっしゃってましたが、そこがまた可愛いんでしょうね。

エノキ新緑

　多摩川台公園の雑木林の下を歩いているとずいぶん暗いことに気付きましたが、見上げれば葉の密度が増してきて、太陽光を遮っていたのでした。エノキは芽吹きが遅いので、まだ葉が小さいですが、コナラなどはほとんど普段見る程度の大きさになっています。

精一杯

　多摩川台公園に夏鳥を求めて行ってきました。目当てのキビタキ、オオルリには出会えませんでしたが、センダイムシクイの囀りを聞くことができた他、このところ姿を見せなかったエナガに会うことができ、1㎝ほどの芋虫を咥えていました。この他、敷石の窪みにできた水たまりでコゲラが水浴びしているのも見ることができました。翔び去った後に、近くに行って深さを確かめたところ、1㎝もないほどの深さでした。続いて、せせらぎ公園に行ったところ、期待していたキビタキの囀りを聞くことができ、姿もぜひ見たかったのですが、葉が邪魔をしてどうしても見ることはできませんでした。
　写真は精一杯の大きな声で囀るシジュウカラ。

チゴユリ

　24日は晴れの上、風が強くて花の撮影には不向きな気象条件でしたが、今撮らなければ来年まで待たなければならないですから、やはりカメラを向けました。チゴユリ（ユリ科）は高さが10㎝位しかなく花の大きさは2㎝もない小ささですから、地面に這いつくばっての撮影です。風が一瞬収るのを待っての撮影ですが、なかなか風が止まらず高速シャッターでブレを止めました。

チューリップ畑

　多摩川の大エノキを撮った後は、等々力緑地公園の前を通って帰宅しましたが、写真はその公園で撮ったもの。少し萎れた花もありましたが、全景を撮るとほとんど目立ちません。手前の赤い花のように一口にチューリップと言っても昔と違って花の形も色々だし、白いチューリップにも赤い模様が入っています。

多摩川の大エノキ

　多摩川台公園に行った帰りには、定点撮影している多摩川の河川敷にある大エノキもそろそろ新緑が始まっているのではないかと思い寄ってみました。エノキは芽吹きが遅いので葉が小さくて、まだ向こうが透けて見えるほど。それでもこれからは日一日と緑が濃くなってゆくことでしょう。

ケヤキ新緑

　昨日はキビタキやオオルリといった夏鳥が来ていないかと多摩川台公園に行ったところ、イカル2羽がいてびっくりしました。この冬はイカルがやってこなかったので、まさか春になって見られるとは思っていませんでした。もっとも町田の谷戸では春に見られることがあるので、考えてみればここで見られることもありえないことではないのですね。恐らく山地に向かう途中に寄ったのだと思いますが、ちょっとユーモラスな明るい囀りも聞くことができて思いがけないプレゼントをもらった気分でした。
　写真のケヤキはそのイカルが止まっていた木で盛んにケヤキの花を啄んでいました。この後、シメとシロハラも見られて、夏鳥を期待して行ったのですが、夏鳥には出会えず逆にまだ居残っている冬鳥を確認する格好になりました。