カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

コアジサシ

2008-07-31 | あちこち
 あまりにも遠かったので、少しトリミングして大きくしましたが、それでもこの程度にしかなりませんでした(300ミリレンズで)。流線型のスマートな体形でいかにも軽々と飛んでいます。下は大きな池で、魚を探して偵察飛行をしています。体はほとんど白一色ですが、翼は薄いグレー、頭のてっぺんは黒く黒いベレー帽をかぶっているようです。

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アカホシゴマダラ

2008-07-31 | あちこち
 今日、夏休みをとったら珍しく少し涼しいので、また近くの等々力緑地に行ってみた。目的の一つはコアジサシの飛翔を撮ってみたかったである。ところが、先日は10羽以上いたのに1羽しかおらず、その1羽もまもなく多摩川方向へ飛び去ったので、満足な写真は撮れなかった。
 というわけで、蓮がある池の方に戻ると樹液を出しているクヌギの木になんとアカホシゴマダラがおり、木の上の方には別の見慣れぬ蝶もいて、それはコムラサキだった。どちらも私が初めて見る蝶で、いつも行っている自然度の高い町田の谷戸ではなく、都会の真っ只中、周囲がコンクリートに囲まれているような場所で見るとは・・・。もっとも図鑑によるとコムラサキは柳を食樹としているので、平地の街中でも見られることがある、とあった。また、アカホシゴマダラは最近急に東京、神奈川で増えている蝶で、私の知り合いの写真仲間の多くはすでに目撃しておられるから驚くことはないのだが、やはり、こんな所でという思いはある。この蝶は、飼っていた蝶を放したのが、広がってしまったと言われており、しかも中国原産種であるので、本来棲息しない種が定着してしまった悪しき事例の一つである(奄美大島に棲息するアカホシゴマダラは別の亜種とのこと)。

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コシアキトンボ

2008-07-31 | あちこち
 先日コシアキトンボを見たことを書きましたが、これがそのコシアキトンボです。胴体の中央部と顔の一部が白くて、分かりやすい特徴があるので覚えやすいですね。蓮の花を撮影した等々力緑地の池で蓮の葉の上に止まったところを撮影。この池では他にショウジョウトンボという全身が赤いトンボやモノサシトンボがいました。

 等々力緑地には、この池のすぐ隣に大きな池があって釣堀になっていますが、ここではコアジサシ、ツバメ、カイツブリ、カルガモ、カワウなどを見ることができました。コアジサシは、夏に日本で営巣、繁殖する水辺の鳥で、私が若い頃(30年あまり昔)多摩川によく通っていたころは沢山いたものですが、営巣地の減少のために個体数を大きく減らし、現在は絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。この場所では10羽ほどが池の魚を狙って飛び交っていて、ときどき羽をひるがえして水面に向かって急降下していました。

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クローズアップ

2008-07-30 | あちこち
 蓮の花を撮ると一口に言っても無限とも言えるヴァリエーションがあると思いますが、幸運なことに手の届くほどの距離に花があったので、クローズアップを試みました。薄曇という花の撮影にはもってこいの条件だったので、影もほとんど出ず花弁の色や質感がよく出たと思います。

 昨晩は日本のサッカー・オリンピック代表とアルゼンチンの試合を見ていたところ、これまで見たことがないような激しい雷雨のなかでの試合となりましたが、わずか10キロあまりしか離れていない我が家では一滴の雨も降らず、いくらも離れていないのに随分天気が違うものだと思っていたら、1時間も経たないうちに川崎も激しい雷雨となり、気温も大分下がって熱帯夜から開放されました。

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今森光彦写真展へ

2008-07-29 | 写真
 今日は東京都写真美術館に今森光彦写真展を見に行ってきました。昆虫を題材にした写真集は何冊か出しているのに写真展は初めてなんだとか。写真集で見たことのある写真も見かけましたが、高度なストロボ・テクニックを使ったものなど、撮影の苦心がしのばれる写真も多く、写真家の撮影にかける情熱が伝わってきます。
 畳半分以上のサイズのプリントはインクジェットで、全倍位までのプリントは従来の銀塩プリントで、というように使い分けていて、やはり、プリントの感じが少し違い、従来のものの方が画質が良いように感じました。
 生き物の多様性を実感する今回の展示は、昆虫好き以外の人にも見てほしいと思います。

 写真は恵比寿ガーデンプレイスの一角です。今日も暑かったですが、ここは少しだけ涼しげでした。


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ウラギンシジミ

2008-07-29 | 町田の谷戸
 ウラギンシジミは秋になっても元気に飛び回っているので、私のなかでは秋の蝶というイメージがある蝶です。翅の表側はご覧のような色合いですが、裏側は銀色一色で晴れた日にはピカピカと光を反射させながら飛んでいます。翅の表裏を見れば他に似た蝶はいないので、初心者でもわかりやすいし、翅の裏側が銀色だからウラギンシジミ、と名前も覚えやすい。シジミチョウにしては力強い飛び方でスピードも速く目で追っていても一瞬見失うこともあります。

 昨晩はブラームスの4番をカルロス・クライバーの演奏で聞きました。彼の演奏で聞くこの曲は音の肌触りの優しさ、音楽が生きて呼吸をしているかのように聞こえ、惹きつけられます。生で聞けなかったことが惜しまれる音楽家の筆頭に挙げられます。

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ヘクソカズラ

2008-07-28 | 町田の谷戸
 蔓性の植物で花の直径は1センチに満たない小さなものですが、中央部の赤は濃厚な赤ワインのような深い色合いで、小さいながらも目を惹きます。それにしても名前がなんともなのですが、葉や茎をちぎった手を嗅ぐといやな匂いがして、それがこの草の名前の由来となっています。今週は町田の谷戸に行かなかったので、21日に撮ったものです。

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アサギマダラ③

2008-07-27 | あちこち
 昨日掲載したアサギマダラの写真は逆光気味だったため、色がよくでていなかったので、翅の色が分かりやすい写真を載せます。翅を閉じているので翅の裏側が写っています。しかし、やはりアサギマダラの優雅な美しさは翅を開いたときに現れると思う。
 今日も同じ場所に行って見ましたが、姿を見せませんでした。たっぷり蜜を吸ってエネルギーを蓄え、どこかに移動していったのでしょうか。

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蓮の花

2008-07-27 | あちこち
 昨日撮った蓮の花ですが、晴れていたので撮影には手こずりました。晴れていると蓮の葉が反射して白く写ってしまうし、もちろん強い影も出るので一つの画面のなかに大きな明暗差が生じてしまい、まとまった写真になりにくいのです。
 この写真ではあえて日陰になっている部分の花を撮影しました。そのため画面全体が少し青味を帯びて写っています。

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アサギマダラ②

2008-07-26 | あちこち
 この場所には、この植物はせいぜい10株ほどしかなかったようですが、順繰りに花をわたってゆきいつまでも蜜を吸い続けていました。翅がまったく傷んでいないことから、羽化してそれほど経っていないと思われるのですが、さてどうでしょう。
 左側の翅の一部に空色の部分が写っていて、右側の翅も同じ場所が空色になっているはずですが、白くとんでしまったようで残念です。この水色(浅葱色)と茶色の翅とのコントラストがこの蝶をなんとも優雅に美しく見せている秘密です。
 アサギマダラは長距離の渡りをする蝶として有名で、毎年研究者などによって、この蝶を捕獲して翅にマーキングしてから放蝶し、再度捕獲した地点から渡りのルートや距離などを調べるという調査がされています。それによると1000キロ以上も移動する個体もあるとのことです。
コメント (2)
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