カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

三ツ池公園②

2014-07-31 | 三ッ池公園
 野鳥の方はシジュウカラの幼鳥たちはもう成長したようで幼鳥独特の鳴き声は聞かれなくなった。池の水鳥もカルガモとカイツブリくらいしか見られない。
 水面から突き出た杭で休むカルガモ。
 
 水面に浮かぶカイツブリは涼しげな印象。同心円状に広がるさざ波が涼しい風を届けてくれるよう。まだ幼鳥が親から餌をもらうところも見られた。
 
 ガマノホ、ミソハギ、水面が描く風景。
 
 多摩川台公園ではとっくに終わってしまったヤマユリがまだ咲き残っていたので、今期最後と思って撮影した。
 
 陽射しに透けるトチノキの葉。
 
 
 この日の夜は涼しかったので、久しぶりにシューマンを聴いた。暑苦しい日にはシューマンは遠慮したい感がある。聴いたのは交響曲第4番で私が持っているCDはサヴァリッシュ盤で1972年録音と新しくはないが、それほど古さは感じないし演奏も立派なもので気に入っている。聴き終わったところで、もう1曲聴きたくなりピアノ協奏曲も聴いた。アルゲリッチのピアノで指揮はロストロポーヴィッチ。こちらはアルゲリッチしてはおとなしめの演奏でオケもワシントン・ナショナル響のためか指揮のせいなのか、ややインパクトに欠ける印象。買って最初に聴いたときも同じような感想を持ったが、その印象は変わらず、別のCDを探したくなった。大ピアニストのアルゲリッチなのだからベルリン・フィルがふさわしいと思うのだが、色々な事情でなかなかそうはゆかないようだ。

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三ツ池公園①

2014-07-30 | 三ッ池公園
 大陸からの乾いた空気がやってきて猛暑が一段落となった日、三ツ池公園にでかけた。途中鶴見川沿いを少し走ったが、川面を渡ってくる風は初秋を感じる爽やかさだった。
 公園に着いて歩き始めると夏の高原にいるようなさっぱりとした空気で心地よかった。
 1か月ほど前にはまだ少なかったチョウトンボは、ぐんと増えていて池の上を舞う姿がたくさん見られた。チョウトンボの翅の色は光の角度によって万華鏡のように変化するので見飽きないが、2頭が絡み合うようにして飛ぶと一層きらびやかで、その瞬間が撮影できたら素晴らしいのだが、いざ試みると至難の一言。
 
 
 水面近くの葉に止まるシオカラトンボ。
 
 縄張りを張っているショウジョウトンボ。時々、シオカラトンボがやってくると追い出し行動をとっていて、一瞬両者が画面内に収まる場面があったのだが、なかなかその瞬間を捉えきれなかった。
 
 ミントには蜂が蜜集めにきていたが、名前は不明。近くにはクマバチもいたのだが、ミントの花には関心がないようで、もっぱら別の花で蜜を集めていた。
 

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多摩川台公園

2014-07-28 | 多摩川台公園とその近隣公園
  このところ川崎でも猛暑の毎日で出かける気力がそがれていたが、少しでも涼しいうちにといつもよりも早めに出かけた。
 ハグロトンボは随分増えていて近づくとそこここからふわっと飛び立つ。地面にはハグロトンボの影がくっきりと落ちていた。
 
 
 樹液酒場にはアカボシゴマダラやゴマダラチョウ、カナブンの他5㎝くらいありそうなノコギリクワガタも1頭だけ見られたが、この公園でノコギリクワガタを見たのは初めてのような気がする。残念ながら遠くて撮ることはできなかった。
 アカボシゴマダラは地面にいるところを撮ることができたが、違うアングルでも撮ろうとしたところランニングの集団が通りかかったのであっさり飛んで行ってしまった。
 
 雑木林の下ではカタツムリがゆらりゆらりと揺れる葉とともに眠りについているよう。
 
 この公園ではあまり見たことのないトンボが死んで落ちていたので拾ってきて、図鑑に当たったのだが、ぴたりと当てはまるものがなく名前は不明。オニヤンマを小さくしたような感じなのだが・・・。
 

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多摩川台公園

2014-07-24 | 多摩川台公園とその近隣公園
  多摩川台公園の池にはミソハギがあって、蝶が吸蜜にやってくるだけでなく様々な昆虫が見られる。
 ミソハギの赤紫とモンキチョウの黄色がよく似合う。
 
 
 クマバチも蜜集めに余念がない。
 
 ショウジョウトンボは茎の天辺に止まって一休み。後ろに白くぼけているのはハンゲショウ。
 
 この日はアカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、ムラサキシジミ、ナミアゲハと色々な蝶が見られたのだが、なかなか撮影のチャンスはなかった。そのゴマダラチョウは別の日に田園調布せせらぎ公園で撮っていて広角接写したのだが、近づいてもまったく逃げるそぶりがなく、どうやら鳥かなにかに襲われたらしく飛べない様子だった。
 
 公園内を歩くとカブトムシの骸がいくつも落ちていて胴体は食べられて頭や足だけが残っている。カラスに食べられたのだと思われるが、なかなか生きているカブトムシにはお目にかかれずにいる。

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川越②

2014-07-21 | あちこち
 川越城本丸御殿は前回来たときは修復工事中で閉館していたので、今回やっと見ることができた。一部とはいえ本丸御殿が当時のまま残っている所は全国でも数少ないという。江戸から明治になったときに城を取り壊さずにそのまま残していたなら日本の世界遺産の数は一気に増えたのだろうが。
 
 本丸御殿のそばには川越博物館があり、前回私は見ているのだが、他の同行者は入ったことがないということで入館した。写真は建前の際に使われた供え物など。展示替えはほとんどないようで展示物は記憶に残っているものばかりだった。
 
 川越といえば街道沿いに蔵造りの家々が並ぶ街並みで知られている。
 国籍はわからないが外国からやってきた観光客。政府は観光客2000万人を目指しているが、2000万人と言わず3000万人でもそれ以上でも目指してほしいものだ。日本を知ってもらうことが日本の平和にも繋がってゆくだろうと思う。
 
 
 きつねが彫られたうどん屋の看板。
 
 埼玉りそな銀行はクラシックな洋館造り。
 
 書き忘れていたが、喜多院では鷹がいて盛んに鳴き声を発していた。寺内の大きな杉の木の方角から聞こえたので、その杉の木のどこかに止まっているのではないかと思う。距離があったので姿は確認できなかったが、恐らくオオタカかツミではないかと思われた。喜多院周辺に緑が多く残されている証拠だろう。

 昨夜はやはりしばらく動かしていなかったレコードプレーヤーを回して、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタをヴァルター・バリリ(ピアノはスコダ)の演奏で聴いた。このレコードには何度も針を落としていない。というのも1950年代のモノラル録音なので音質がよくないからで、この時代の録音独特の歪んだヴァイオリンの音が気になってしまう。そんなわけでこの演奏を聴くのは恐らく20年ぶり以上だったろうが、演奏そのものはいかにも典雅なもので、月並みな言い方だが古きよきヴィーンの香りが馥郁と感じられるものだった。このところはデュメイとピリスの演奏で聴いていて、新しい録音だから音質はもちろんいいし演奏も素晴らしいものだが、この演奏には一音も聞き逃してはならないという意識をかきたてるようなところがある。これに対してバリリ盤はもう少しゆったり聴いていいんだよと語りかけているような感じがした。 


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川越①

2014-07-19 | あちこち
  先日仲間たち数名で川越を訪ねた。小江戸の街川越というキャッチフレーズで観光に力を入れていて外国人の姿も目立った。台風が近づいていたのだが、さして雨に降られることなく済み、台風通過後はぐっと暑くなったから台風の前に行ったのは正解だった。2,3年前にも川越を訪ねたのだが、その折は喜多院の五百羅漢と川越城本丸御殿を見なかったので、今回はぜひとも見たかった。
 喜多院の多宝塔は県指定文化財。
 
 鐘楼門は国指定重文になっている。
 
 鐘楼門に彫られている龍の図。門の外側にあったので前回は見落していて初めて見た。
 
 五百羅漢の見学のチケットを買うと喜多院の本堂内も見学でき、江戸城から移築された徳川家光誕生の間なども見られたが、撮影禁止となっていた。
 五百羅漢はすべて表情が違うし、様々な物を手に持っている羅漢があり、何を手にしているのか確かめるのも面白かった。
 
 象さんに乗っているのは羅漢というより仏像か。仏教彫刻独特の象のフォルム。
 

 日頃音楽を聴くときはCDをかけることがほとんどだが、機械類は使わないでいると故障の元なのでたまには動かさないとと思い、昨晩はMDで聴いた。今使っているMDレコーダーも壊れたら修理はできないはずだし、新品も売っていないから壊れたらもうMDのディスクを聴くには中古のMDレコーダーを探すしかなくなる。昨晩聴いたのは2003年1月にヴィーンのムジークフェラインザールでの演奏会を衛星生中継でNHK・FMが流したものをエア・チェックしたもので、オケはヴィーンフィル、指揮がリッカルド・ムーティ、曲目はシューベルトの第8番ハ長調の大交響曲。昔は第9番という番号が与えられていた曲。録音してから聴きなおすのは初めてのはずで、聴いてみるとFM放送をエア・チェックしたとは思えないほどの高音質。晩年の曲とはいえ早目のテンポで、31歳という若さで亡くなった青年シューベルトの若々しさが眩しく感じられるような演奏でした。

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砧公園②

2014-07-16 | 砧公園
  ツユクサには小さなヒラタアブらしい虫がきていた。
 
 いつのまにか消えたと思ったら、近くの葉の上に止まっていた。こうして見ると頭のほとんどは目が占めている。体長1㎝ほどしかない。

 花壇のラヴェンダーには数頭のモンシロチョウが。別の場所にいたモンシロチョウにはすぐに逃げられてしまったのだが、ここのモンシロチョウはとても協力的でだいぶ撮ることができた。キチョウもいたらもっとよかったのだが。
 
 ラヴェンダーから離れた瞬間を撮ったところ、ストローがまだ伸びたまま。
 
 鳥の方はこれといったものはおらず早目に切り上げたが、それでもかなりの暑さになった。

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砧公園①

2014-07-14 | 砧公園
  昨日は薄曇りの天気でいくらか暑さが和らいだようなのでWカップの3位決定戦を見てから砧公園にでかけた。5月に行って以来で1か月半ぶりだった。この時期あまり期待はできないので半ば運動を兼ねてのことだったが、それでもいくつかの目を惹く場面に遭遇することができた。
 芝生の中にはツメクサが点々と群落を作っている。すでにミンミンゼミの鳴き声まで聞こえてすっかり夏の気配が漂っていた。
 
 フェンスに絡んだ朝顔が色鮮やか。薄曇りだったものの蒸し暑い中一服の清涼剤。
 
 その朝顔の中をのぞいて見るとハチだろうかアブだろうか足に花粉を付けてもぞもぞやっていた。
 
 バラ園ではまだ様々な品種の花が咲いていて華やか。生田緑地ばら苑でもきっと咲いているに違いないが、期間限定での開苑だから見ることは適わない。
 
 バラ園の周辺の草むらには大きなアブの仲間が何頭もいた。目の緑色が眼を惹く。
 
 
 今朝はWカップの決勝戦。もう少しドイツが楽に勝つと思っていて、延長までもつれ込むとは予想外の展開だった。それだけアルゼンチンの粘り強い守備力が光る試合だったし、同時に最後まで組織力を発揮して攻撃的に戦ったドイツの勝利への執念が見られて中身の濃いゲームだった。延長後半の決勝点は交代出場で入った選手によるもので、監督の采配も見事なものだったし、それだけ選手層も厚いということだ。アルゼンチンも個の力を発揮して決定的な場面を作り出していたが、ドイツの優勝はやはり実力を反映したものだろう。南米大陸の大会で初めて南米以外の国が優勝し次回はロシアでの開催だから、しばらくはヨーロッパの優位が続くのだろうか。

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多摩川台公園

2014-07-13 | 多摩川台公園とその近隣公園
  10日は多摩川台公園へ。公園の入り口近くにある公衆電話ボックスに大きな虫が張り付いているのを見つけたので、近づくと大きなナナフシだった。体長15cmはありそうで、これまで見た中で最大級の大きさだった。まずマクロレンズで撮ってから広角接写をした。
 
 ヤマユリは早くも満開となっていたが、今年も花盗人が出現したらしくたくさんのユリが途中から切り取られていた。
 
 ハグロトンボは増えているのではないかと期待したのだが、相変わらず1頭のみしか見られなかった。ハグロトンボはやや日陰になった所にいるので、撮影中に蚊に血を献上してしまった。先日の東高根森林公園でも蚊に刺されたが、これで今年2回目。歳のせいなのか蚊の質が悪いのか、いつまでも痒くて腫れて跡が残る。
 
 このところここでよくお会いする方から池に変わったトンボがいると聞いたので、見に行ったところ、シオカラトンボとショウジョウトンボに違いないのだが、翅が青や青緑に着色されている個体が3頭いた。その内シオカラトンボが2頭でその内の1頭が写真の個体。もう1頭はこれよりも色が薄かった。
 
 ショウジョウトンボは着色の部分と透明な部分に色分けされている。
 
 こんな翅に色が付いたシオカラトンボやショウジョウトンボを見たのはもちろん初めてのことで、さっぱり理由がわからない。誰かが悪戯したのか、それとも池の水のせいなのか・・・。ただ、池にいた他のシオカラトンボやコシアキトンボ、クロスジギンヤンマは透明な翅のまま。

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東高根森林公園②

2014-07-11 | 東高根森林公園
  この日はモノクロームでの植物撮影を試みた。直射日光が当たっていないところを中心に撮ったので、ハイライトからシャドーまでなだらかなトーンを見せてくれる。
 私が使っているプリンターは染料系なのでモノクロプリントには向かない。モノクロプリントに対応した顔料系のプリンターが欲しくなってきた。
 
 
 
 
 上の写真のすぐそばで葉の上に乗っているクモを見つけたので、今度はカラーに切り替えて撮った。
 
 帰路はだいぶ気温が上がり、ザックを背負った背中側は汗びっしょりとなって帰宅した。これからの季節はこんなことが毎日続くだろう。

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