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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

ルーマニア・ブルガリアの旅13

2017-07-28 | 海外旅行
 首都ソフィアの人口は約150万人とわが川崎市とほぼ同じである。朝、ホテル周辺を散歩したが今回の旅で2度目の雨天となった。路面電車が走っていたが、他に地下鉄の入口がホテル近くにあった。
 
 ホテルの上からソフィアの町を展望した。ホテルは中心部から少し外れた場所にあった。ソフィアは標高550メートルの高地にあってヨーロッパの首都としてはマドリッドに次ぐ高さ。遠くに山並みが見える。
 
 まずは11世紀に創建されたボヤナ教会へ。2度にわたって増築されていて、右側の部分は19世紀に造られたもの。内部のフレスコ画などは撮影できなかったので外観のみ。ここも一度に10人しか入れないので、全員が見終わるまでだいぶ時間がかかった。
 
 続いては、今回のツアーでもっとも楽しみにしていたリラの僧院に向かう。
 
 途中の車窓風景。

ルーマニア・ブルガリアの旅12

2017-07-25 | 海外旅行
 6日目はコプリフシティツァに向かう。プロヴディフから北西に80㎞余り。
 途中の車窓から。
 ラヴェンダー畑が広がっていた。ルーマニアからブルガリアに国は変わっても作物に大きな違いはないようで、小麦、甜菜、トウモロコシをもっともよく目にした。この他、日本ではあまり見られないものとしてはビールに使われるホップの畑もあった。
 
 コプリフシティツァは標高が1,000メートル余りある山間の村で美術館都市宣言をしている。プロヴディフと同様に19世紀に富豪が建てた豪邸が残っていてハウスミュージアムとして公開されている。
 

 

 
 村にはこうした廃墟もところどころにあった。
 
 ルーマニアもそうだったが、バスでの移動中には廃墟となった住宅(集合住宅も)、社屋、工場をしばしば目にした。日本の場合だとそうしたものは取り壊して更地にするのが普通だが、両国の場合は必ずしもそうではないようだ。
 この日はコプリフシティツァのみの観光だったので、最後の宿泊地、ソフィアのホテルにはいつもより早めの17時前に着いた。

ルーマニア・ブルガリアの旅11

2017-07-22 | 海外旅行
 カザンルクから南西へ120㎞ほどのプロヴディフへ。プロヴディフは人口38万人と首都ソフィアに次ぐ人口を抱える古都。
 ローマ帝国時代の遺跡が残っていて、これはローマ円形劇場。この日は野外オペラの公演が予定されていて準備作業が行われていた。
 
 19世紀に建てられた豪邸がいくつか残っていて、博物館などとして利用されている。写真は地域民族博物館。
 
 聖処女教会。
 
 美しい町並み。
 
 ガイドブックには記載がなかったがファイン・アートの美術館があった。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅10

2017-07-18 | 海外旅行
 5日目の朝もホテル近くを散歩したが、写真のような壁画が描かれた家があった。いつ頃描かれたのか、どんな意味があるのかは不明だが、他の町でも何度か同様のものを目にした。
 
 5日目はまずカザンルクのバラ博物館に行く予定だったが、ブラショフで黒の教会の中に入れなかった代替として、途中にシプカ僧院に寄ることになった。内部は撮影禁止だったので外観のみ。5日目にして初めて雨となったが、弱い雨で降ったり止んだりという降り方。
 
 バラ博物館は館内の撮影は有料だったので、撮影はしなかった。ローズオイル精製に用いる器具類などが展示されていた。
 続いてトラキア人の墳墓を見学するが、本物ではなくレプリカである。紀元前4世紀から紀元前3世紀にかけてのものと大変古い時代のものである。中は狭いために一度に10人ほどしか入れず、我々のツアーは40人という大所帯だったので、全員が見るのにずいぶん時間がかかった。
 
 その後、ダマスセナバラ園で工場見学。この日が今シーズン最後の稼働とのことだった。
 
 ブルガリアと言えばバラの国として知られるが、早朝の内に花を摘んでしまうとのことでバラ畑にほとんど花はなかった。
 黄色のこの花はバスの車窓から度々見られたが、現地ガイドによるとルペンという花で薬草になるとのこと。高さは1メートルを超える大きさ。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅9

2017-07-14 | 海外旅行
 イワノヴォ岩窟教会を後にしてヴェリコ・タルノヴォへ。
 ツァラベツの丘に行き大主教教会を眺める。元々はこの丘全体が宮殿だったという。ここは遠方から眺めるだけで中には入らなかった。ツアーのバスが戻ってくるまで少し待ったが、日差しが強くかなり暑かった。
 
 バスで移動して職人街へ。皮革、金銀細工、木工細工など職人が集まった地区になっていて、直売もしていた。
 
 職人街を見物した後1時間ほどのフリータイムとなったが、よいフレスコ画が残っているという聖ペテロ・聖パウロ教会などに行くには時間が足りないので、職人街をぶらぶら歩いて終わりとした。
 
 夜になると昼間の暑さは嘘のように涼しくなったので、添乗員から聞いていたツァラベツの丘のライトアップを見に出かけた。途中に教会があってライトアップされていたので撮影。
 
 この教会の広場には30人ほどの人がいてツァラベツの丘のライトアップを見ていたので、一緒にライトアップを楽しんだ。ライトアップは照明の色も照明の仕方も千変万化に変化してとても見ごたえのあるものだった。三脚はなかったが、2枚に1枚くらいはほぼブレのない写真が撮れた。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅8

2017-07-12 | 海外旅行
 旅の4日目(出発日を含めると5日目)はブカレストからいよいよブルガリアに入り、イワノヴォの世界遺産、岩窟教会へ。
 朝、ブカレストのホテル近くを散策。広い通りには路面電車が走っていて、結構頻繁に通過していった。後ろの集合住宅は共産主義時代のものだろうか。ブルガリアもそうだったが、整備が不十分な車が多いのか、時々、かなり排ガスの臭いのきつい車が走っていた。自転車レーンもドイツなどのようには整備されていない。
 
 ドナウ川を渡ってブルガリアに入る。入国審査はEU圏の国同士の場合のようなわけにはゆかず、結構時間がかかった。
 
 山を少し登って岩窟教会にたどり着くが、登ってゆくと写真のような風景が見られる。緑の中に所々岩がむき出しになっている。石灰岩質の地質なのだろうか。
 
 岩窟教会の中はかなり暗く肉眼ではちょっと見にくいが、写真に撮るとよくわかる。13~14世紀に描かれたものだが、かなり薄れているものもあり、何らかの対策を施さないとますます劣化してしまうのではないかと心配になった。
 
 周辺には日本では見られない様々な花が咲いていた。乾燥に強いタイプのもののようだ。
 
 山を下ったところでカワトンボを見つけた。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅7

2017-07-08 | 海外旅行
 ブラショフから首都のブカレストへ移動。ツアーの添乗員の話ではルーマニアにはまだ高速道路がないとのことで、意外に思った。もっとも高速道路でなくても区間によっては制限速度が80㎞と上限が高いのと渋滞がないので案外早く着く。高速道路があってもしょっちゅう渋滞する日本と対照的だ。ただ、舗装が傷んでいる道路の割合は日本よりも多く、バスのドライバーが大きな穴を避けきれずに穴にタイヤが落ちて大きく揺れることもあった。    
 ブカレストはさすがに首都だけに交通量も人も多く空気感がそれまでの町とは異なり、ここでは渋滞もあった。
 クレツレスク教会は18世紀の建造と見た目よりは新しい教会である。ルーマニアと言えばチャウシェスク大統領の名前が忘れられないが、この教会には弾痕が残っていて、1989年の民主化革命の際に政府軍が放った銃によるものだという。
 
 フレスコ画も一見もっと古い時代のものと思わせるが、もちろん18世紀に描かれたもの。
 
 こちらは大主教教会でこちらの方が古く17世紀に造られたもの。
 
 中には金ぴかに輝く祭壇があった。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅6

2017-07-06 | 海外旅行
 旅の3日目の観光はまずはブラショフから。宿がポイアナ・ブラショフだから山を降りればそこはブラショフの町だ。
 その前にこの日も朝早くに散歩に出て前日とほぼ同じ道を歩いたが、ゴジュウカラを見ることができた。光線状態がよくなかったので模様がよく見えなかったが、日本のゴジュウカラと大きくは変わらないようだった。
 歩いていると後ろからまるで戦車のような大きな音が迫ってきた。やがて姿を現したのが写真の作業車で、巨大なタイヤを履いていてどんな悪路でも走れそうな車だった。林業関係の車だったのだろう。すれ違う際に互いに手を挙げて挨拶した。
 
 道端に咲いていたワスレナグサ。
 
 先日NHK・BSの「1本の道」という番組を見たが、トランシルヴァニア地方が紹介されていて、そこで見た映像にこの散策路とそっくりな場面があった。同じ場所を映したわけではないと思うが、ホテルの場所はまさにトランシルヴァニア地方なのだから同じような景色が見られて不思議ではないわけだ。
 ブラショフの町ではまず黒の教会を見に行ったが、なんと中学校の卒業に関わる記念行事がこの教会で行われるという理由で、中に入れなくなった。
 高さが65メートルもある大きな教会である。
 
 ブラショフには古い町並みが残っている。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅5

2017-07-04 | 海外旅行
 シギショアラの次はビエルタンへ。27㎞ほどしか離れていない。
 ビエルタン要塞教会では見事な彫像と絵画による祭壇を見ることができた。
 
 村にはルーマニアの伝統的な家並みが残されている。
 
 家並みの中に馬がいるのはルーマニアの農村では当たり前の風景になっている。
 
 コウノトリが営巣する村でもある。
 
 ルーマニア・ブルガリアでは菩提樹がちょうど花の季節を迎えていたが、教会近くの観光客向けの屋台で菩提樹のハチミツを売っていたので買った。

ルーマニア・ブルガリアの旅4

2017-06-30 | 海外旅行
 トランシルヴァニア地方には要塞教会がいくつもあるが、オスマントルコからの侵入を防ぐために作られたものでサスキズの要塞教会もそのひとつ。
 
 教会の上の方には螺旋階段で上がれるようになっていたので上がると村が一望できた。
 
 この辺りの伝統的な住居の造りで正面に大きな通用口が設けられている。
 
 シギショアラ時計塔は14世紀に造られたが焼失したため17世紀に再建されたもの。シギショアラは中世の雰囲気が感じられる町だった。
  
 バスでの移動では車窓からコウノトリやノスリを度々見たし、キツネも一度確認した。豊かな自然が残っている証だろう。