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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

ギリシャの旅8

2017-11-14 | 海外旅行
 今回の旅で初めての長いフリータイムがあり、11時頃から夕方までは各自で行動。
 まずはアクロポリス博物館へ。入口には発掘された遺跡が見えるようになっていた。館内は一部を除いて撮影禁止だった
 
 タベルナで昼を摂ってから地下鉄でアテネ考古学博物館に行く。地下鉄の乗車券の自販機はわかりやすく簡単に買えた。地下鉄は車両が新しく音も静かで快適なものだった。地上の寂れた町の景色とは対照的。
 
 アテネ考古学博物館は地下鉄を降りてから10分ほどの距離だが、初めてこともあり遠く感じた。こちらは撮影自由なのでずいぶん撮ったが、最終日になってオリンパスの9~18のズームレンズが使えなくなり、14~150のみによる撮影となった。初めはカメラの故障と思ったが、ボディを換えてもだめだったのでレンズ側の問題とわかった。写真といえば今回のツアーで参加した22人の中で一眼レフで撮っている人は一人もおらず、ミラーレスカメラも私を含め2,3人で残りはコンパクトデジカメかスマホ。スマホだけで撮っている人も数名はいたようでカメラ事情は様変わりしている。
 博物館の展示点数は膨大なもので2時間ほどかけて見たが、丁寧に見れば丸一日かかっても足りないほど。ミュージアムショップでハンディサイズで手頃な値段のカタログがあれば買おうと思ったが、なかったのでポストカード・セットを買った。8枚綴りになっていて値段も安かったのでお薦めである。アクロポリス博物館でも同様で手頃なカタログは見つからずポストカード2枚を買ったが、手頃なサイズと価格のカタログを用意してほしいものだ。
 
 
 
 集合場所となっているアドリアノス門に向かう途中、中央市場に寄った。市場は広く時間があまりなかったので魚、肉などを扱っている部分だけを見る。通りをはさんで反対側は農産物が中心。自宅ではイチジクのドライフルーツをよく食べているが、これがギリシャ産なのでできれば現地で買って帰ろうと思っていたところ、ちょうどドライフルーツを扱っている店があったので買うことができた。
 
 ギリシャの印象だが、どことなくポルトガルに似た感じを受けた。比較的温暖な気候、長い海岸線を持っていること、かつては栄華を誇っていたが現在は小国となってヨーロッパの片隅に生き残っていることなどが共通している。どちらの国もあくせくとした感じがなく地に足のついた生活を送っているように感じた。
 ところで今回のツアーは往復ともトルコ航空だったが、スタッフ全員が日本語を流ちょうに話せるのには感心したし、物腰も優しく丁寧な対応だった。

ギリシャの旅7

2017-11-13 | 海外旅行
 5日目、出発まで少し時間があったのでホテルの周りを散策したが、廃墟となっている家が目立ち落書きもいたるところに。アテネ市内に限らず、これまでの移動の車中からも度々廃墟と化している住宅、社屋を目にした。人口の減少が急速に進む日本の将来もこうなるのかも、などと思った。
 
 さて、旅の最終日はアテネ市内の観光でオリンピックスタジアムを見てからアクロポリスの丘へ。
 丘を登ってゆく途中でちょうど聖火ランナーとすれ違った。聖火を持っている女性はギリシャのメダリストとのことで、ガードマンが周りを取り囲んでいる。
 
 パルテノン神殿は誰もが写真で見ているだろう場所で、さすがに世界中からの観光客が多かった。修復工事が行われていたが相当な長期にわたる工事になりそうな感じ。修復した部分は色が白いので目立つ。
 
 写真の像は複製で本物は博物館に所蔵されている。
  
 アグリッパの台座。
 
 エーゲ海か地中海か、海が間近に見える。木々は少し色づき始めたところ。
 

ギリシャの旅6

2017-11-11 | 海外旅行
 二つ目の島はポロス島。
 絵本の世界のような小さな教会。
 
 窓の雨戸が青く塗られている家が多い。
 
 最後のエギナ島は滞在時間が2時間と長かったもののギリシャ正教会は閉まっていて中に入れなかったし、コロナ遺跡もちょうど休場日に当たっていたのであまり見るところがなく時間を持て余してしまった。
 ギリシャ正教会。
 
 コロナ遺跡。
 
 乗船したクルーズ船。アテネの港には19時頃に着いた。
 

ギリシャの旅5

2017-11-10 | 海外旅行
 4日目は1日クルーズでイドラ島、ポロス島、エギナ島と巡る。天気は快晴とはゆかず薄雲が広がってしまったのは少し残念だった。
 8時頃にアテネを出港して最初の島イドラ島には11時頃に着いた。
 振り返って出港した町を撮影。
 
 白壁の家が立ち並ぶイドラ島。
 
 イドラ島には車が走っておらず、ロバや馬がその役目を務めている。
 
 異国情緒あふれる美しい家が多かった。
 
 ギリシャではどこに行っても猫が多かったが、島では特に多く人慣れしている。
 
 博物館と書いてあったので入ってゆくと中庭があって大きな壺が置いてあった。
 

ギリシャの旅4

2017-11-09 | 海外旅行
 旅の3日目(出発日を含めると4日目)はオリンピアで朝を迎えた。前日デルフィを発って南西に230㎞走りオリンピアの町に着いたのは19時過ぎになっていた。
 オリンピアは、長靴の形をしたイタリアの爪先の辺りとほぼ同緯度にある都市である。この日から夏時間から普通の時間に戻り、前日までは時間のわりに朝日が昇るのがばかに遅く感じていたが、やっと平常に戻った感じがした。
 朝食まで少し時間があったので、ホテルの周囲を散歩すると教会の鐘が鳴り始めたので中に入るとミサが行われていた。
 
 オリンピアはオリンピック発祥の地であるが、現在の人口は1,300人ほどという小さな町でホテルの周囲は緑が多く、ホテルの裏の緑地で2,3種類の鳥の鳴き声が聞こえたので探すとヨーロッパコマドリとジョウビタキの仲間の2種類を見ることができた。ヨーロッパコマドリは胸の辺りがきれいなオレンジ色をしていてヒタキの仲間なので目がクリッとしておりとても愛らしい鳥であった。もう一つのジョウビタキの仲間の方は全体に灰褐色をした地味な色合いだったが、雌だったのかもしれない。
 オリンピアの遺跡はデルフィと比べると保存状態が悪く、原形を留めているものは少ないという印象をもった。
 
 
 付属の博物館にも入った。発掘された彫刻も大きく損傷したものが多く二千数百年という時の流れを感じる。
 
 
 昼食を摂って一路首都のアテネへ向かう。アテネへは東に300㎞、約4時間もかかる。ギリシャの旅は観光地が散らばっていてそれぞれの距離が離れているので移動にかなりの時間を費やすことになる。

ギリシャの旅3

2017-11-07 | 海外旅行
 旅の2日目はデルフィへ。カランバカから南下して約210㎞の距離。ギリシャは道がよく整備されていて一般道でも制限速度が80㎞のところもあり、この後に訪れたアテネ市内以外はほとんど渋滞もなかった。高速道路の制限速度は130㎞の区間も珍しくない。
 デルフィへは平原を走ったり、山を越えていったりと変化に富んだ景色を眺めた。平原では綿花の栽培が盛んで収穫の終わりころの時期に当たっていた。この他の主な農作物はオリーブ、小麦、トウモロコシなどとのことでオリーブ畑もよく見られた。
 世界遺産デルフィの遺跡。デルフィが最も栄えたのは紀元前6世紀とのこと。
 
 これはスタジアムで長さは178メートルある。
 
 デルフィ博物館では遺跡からの出土品が展示されている。
 スフィンクス像は特に見もののひとつ。
 
 強い意志を感じる眼差しの青年像。
 
 高さ十数センチの小さな人型のものも。
 

ギリシャの旅2

2017-11-05 | 海外旅行
 2つ目の目的地のメテオラに移動。メテオラへは西南方向に230㎞の距離があり、日本の1/3の面積とはいえ移動距離は長い。田畑を中心とした地帯をバスは走る。河川はコンクリートの堤防ではなく自然のままである。サギが1羽。
 
 メテオラは奇岩の上に修道院がいくつも建てられている場所として知られているが、もう20年以上前になるだろうかTVで見て神秘的なものを感じ、できることなら一度見てみたいものだと思っていた。
 時間の制約から実際に訪ねた修道院はアギオス・ステファノス修道院のひとつだけだったのは残念ではあった。その修道院はこんな風に立っていた。
 
 修道院内にはたくさんの壁画が描かれていたが、実は近年に描かれたもので有難みは今ひとつ。
 
 別の二つの修道院を遠望する。よくこのような所に建てたものだ。
 
 巨岩が麓の町を見下ろしている。こんな岩稜地帯にヤギが放牧されていた。
 
 カランバカのホテルに着いた頃には日が落ちていた。
 

ギリシャの旅1

2017-11-03 | 海外旅行
 7日間のギリシャの旅から帰ってきた。海外旅行としてはこれまでで最も短い日程。ギリシャは今年の6月に出かけたブルガリアと国境を接していて、ブルガリアの南に位置している。国土面積は日本の1/3ほど、人口は1000万人ちょっとで人口密度は日本の1/4ほどである。長い海岸線を持っている点で日本と共通している。滞在中の気温は東京とほぼ同じ程度に感じたが湿度は低いようだ。雨は一日だけ降ったが、車中だったので傘を一度もさすことなく済んだ。
 ギリシャへの直行便はなくイスタンブール経由で最初の目的地テッサロニキの空港へ向かう。イスタンブール空港は初めてだったが、その広さにはちょっと驚いた。
 トルコかギリシャかはっきりわからないが、山の稜線には発電の風車がたくさん並んでいた。
 
 テッサロニキはギリシャ北部にありブルガリアとの国境までは100㎞弱。ギリシャ第二の都市である。観光の最初はエーゲ海に面して立つホワイト・タワーで15世紀に築かれた防壁の一部である。当日はギリシャがトルコからの独立を祝う行事が行われていて、学生さんたちがたくさん集まっていた。
 
 次はアギオス・ディミトリオス教会。5世紀の建立だというが20世紀になって火災に遭って再建されたので外観は新しい。
 
 教会の内部。たくさんの人が参拝に訪れていた。
 
 

ルーマニア・ブルガリアの旅15

2017-08-10 | 海外旅行
 旅の最終日はソフィアの観光。飛行機が夜の便だったので午後も観光ができた。天気には恵まれたが、日差しが強く標高が550メートルありながらも結構暑かった。
 聖ゲオルギ教会は4世紀に建てられたという大変歴史のあるレンガ造りの教会である。周囲はビルにすっかり取り囲まれていて、ここだけが別世界。
 
 大統領官邸の衛兵交代の場面。おもちゃの兵隊さんという感じの制服。
 
 ブルガリアの白バイはヤマハ製。
 
 アレクサンダル・ネフスキー寺院は完成が20世紀になってから、と古くはないが大きなドームをもつブルガリア最大の寺院。土産物の屋台が並んでいる場所があって、そこから撮影した。
 
 16世紀に建設されたイスラム寺院の内部。中は美しい装飾が施されている。
 

ルーマニア・ブルガリアの旅14

2017-08-02 | 海外旅行
 リラの僧院は10世紀に創建されたというが、1833年の大火で焼失してしまったので現在のものはその後に再建されたもの。周囲は山に囲まれており、雨上がりということもあり一層清涼な空気に包まれていた。
 民族復興様式で建てられたとても美しい僧院である。
 
 回廊はフレスコ画で埋め尽くされている。
 
 通路の上にもフレスコ画。
 
 立派なガイドブックが用意され日本語版もあったので買ってきた。 
 帰路の車窓から撮影。渓流沿いの道は深い森の中をとおってゆく。
 
 途中に毎年コウノトリが営巣するという場所でバスを降りて撮影した。雛鳥はちょっと見では親鳥とほとんど変わらないほど大きく育っていた。巣の大きさも巨大といっていいほどの大きさ。