goo blog サービス終了のお知らせ 

カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

ルーマニア、ブルガリアの旅3

2017-06-27 | 海外旅行
 ルーマニアでの1泊目はブラショフ。ただし市内ではなく山を登って行ったところにあるホテルで標高は1000メートルを超えているようだ。早朝に散歩に出て森の中に入ってゆくとドラミングの音が聞こえてきたが、双眼鏡を持って出るのを忘れたことに気付いた。肉眼では細かな模様はわからないが、背中が黒っぽいことはなんとかわかったのでアカゲラの仲間と想像した。
 草花も色々咲いていた。
 これはソバナに似た花。
 
 シソ科の花。
 
 日本にも似た花があったように思うが名前が思い出せない。
 
 いったんホテルに戻り双眼鏡を持って再び歩いた。様々な鳴き声が聞こえてきて、日本にいる鳥とよく似た声も聞こえる。特にヤブサメ、ヤマガラ、キビタキは日本のものとほとんど変わらない鳴き声だったが、キビタキは姿も見ることができた。色合いも日本で見るものとあまり変わらないようだった。他にカラ類の声も聞こえ、キツツキのドラミングが遠くから聞こえるものの姿を見ることができなかったのは残念だった。
 周囲の森は針葉樹と広葉樹の混合樹林で、広葉樹ではブナの木が目立った。北海道よりも北にあるうえに標高が1000メートルを超えているので、長袖シャツの上に上着を着てちょうどよいくらいの寒さだった。
 散歩を終えてホテルに戻るとホテル前にクロウタドリがいた。
 2日目はブラショフから北東に120㎞ほどのシギショアラに向かうが、その途中にサスキズの要塞教会を見学する予定。
 ルーマニアの河川は人工の堤防が少なく自然のままになっていたので野生動物にとっては棲みやすい環境といえる。
 
 牧畜も盛んで羊がもっとも多く見られ、次いで牛、馬の順。馬は後ろに荷車を引いているところがよく見られたが、バスの中からでは一瞬で通り過ぎてしまうので写真におさめることができなかった。車と一緒に馬車が走るなど日本では想像できないことで、牧歌的な風景がルーマニアには残っている。
 

ルーマニア、ブルガリアの旅2

2017-06-24 | 海外旅行
 シナイア僧院の後は歩いて15分ほどの所にあるペレシュ城へ。建てられたのは19世紀でそれほど古いものではないが、中は贅を尽くした造りになっていた。
 
 
 
 庭園の獅子像。周囲は森に包まれているので鳥の声が賑やかだったが、日本にいる鳥とは鳴き声が違うので、なかなか種類まではわからない。この辺りは標高がややあることもあり、長袖シャツを着ていてちょうどよいくらいの気持ちのよい気候だった。
 ペレシュ城を後にしてブラン城に向かう。ブラン城はペレシュ城のあるシナイアから北西に約30㎞のところにある。
 ブラン城は14世紀に築城された城砦である。
 ブラン城からの眺め。
 
 ブラン城周辺には様々な草花が咲いていたが、そのなかのひとつで、フウロソウ科の花と思われる。
 
 少し時間が遡るが、ドーハの町を上空から撮った。海に突き出た半島に高層ビル群が屹立している。緑がかった海の色が美しい。
 
 今回の撮影機材だが、前回のポルトガル同様、オリンパスのEM-10とPL-6に9~18mm、14~150mmの2本のズームレンズで撮影した。
 ところでルーマニアという国についておさらいしておくと国土面積は日本の本州とほぼ同じ位、人口は約1900万人、人口密度は94人/㎢で日本の約1/4という密度。クラシックの作曲家ではあまり大きな存在はいないが、指揮やピアノの分野ではチェリビダッケ、シルヴェストリ、リパッティ、ハスキル、ルプーなどの大物を輩出している。

ルーマニア、ブルガリアの旅1

2017-06-23 | 海外旅行
 12日から21日までルーマニアとブルガリアを旅してきた。昨年はポルトガルに行き、ユーラシア大陸の最西端の地を踏んだが、今回は同大陸のこれまでで最も東側の国を訪ねたことになる。
 今回は初めて夜遅い便で出発したので現地には午前中に到着。休まずにすぐに観光というハードスケジュールだったが、飛行機の中で一睡もできなかったわりには、特に支障なく観光することができた。それにこの強行軍には時差ボケを軽くする効果があるようで、翌日以降も時差ボケに苦しむことがなかった。
 ドーハ経由でヨーロッパに行くのも初めてだったが、乗り継ぎの飛行機への連絡バスに乗る際には早朝にも関わらず中東の熱風を感じた。サッカーの日本代表チームはこうした熱風の中で、しかも太陽が照りつける中で戦ったのだ。
 空から見る中東の大地は草木のない乾ききった風景が広がっていたが、それでも時々小さな水の流れが確認できた。
 
 黒海までやってくると雪を被った山脈が見えてきた。
 
 ルーマニアに入ると広大な農耕地が広がる風景に変わる。
 
 最初の観光はトランシルヴァニア地方にあるシナイア僧院で首都ブカレストから北に約126㎞の距離。僧院は17世紀に建てられたもの。

 見事なフレスコ画が残されていた。
 
 鮮やかなステンドグラス。
 

ポルトガルの旅16

2016-03-07 | 海外旅行
 エヴォラでは入場観光の予定はありませんでしたが、少し時間に余裕があるということでサン・フランシスコ教会に入ることになりました。
 16世紀初期に建立されたサン・フランシスコ教会の祭壇。なかなか美しい教会でした。
 
 こちらはなんと2~3世紀にローマ人によって建てられたディアナ神殿。古代ローマの神殿がここにもありました。
 
 サン・フランシスコ教会より古いカテドラルは12~13世紀のもの。開場時間は17時までだったため、残念ながら入ることはできませんでした。多くの教会は17時までのようでした。エヴォラでの観光を終える頃には夜の帳が下りようとしていました。
 
 翌朝は名残惜しいですが、帰国の日。最後はまた雨の朝でしたが、リスボン発14時の便だったのでホテルを出るまで少し時間があり、ホテルから10分余りの所にある動物園まで散歩しました。開園時間前なので中には入れないので入場口から中を覗いただけですが、26ヘクタールと規模の大きな動物園です。ここから1㎞余りの所にマルケゼス・デ・フロンテイラ宮殿があるので、外観だけでも見ようと思い足を向けましたが、どこかで方向を間違えたようでたどり着くことができず、諦めてホテルに戻りました。
 
 リスボン空港を飛び立って直後の雨に煙るリスボンの街。テージョ川が流れています。
 

ポルトガルの旅15

2016-03-05 | 海外旅行
 シントラからリスボンに戻り、1時間半ほどの自由時間があった。この間に昼食も摂るので歩く時間は限られてくる。ロシオ広場でいったん解散となり、私は「くちばしの家」とカテドラルを見ようと思い、リベルターデ通りを歩いてコメルシオ広場に向かった。
 ロシオ広場の噴水。
 
 コメルシオ広場には路面電車が止まっていて、ちょうど昔懐かしい小さな三輪の自動車が通りかかった。
 
 コメルシオ広場からテージョ川に沿って東に歩いてゆくと「くちばしの家」がある。1522年に建てられた邸宅だが、壁面にはユニークな装飾が施されている。カテドラルはこの家のすぐ裏側にあるのだが、カテドラルへの道と思って進んでゆくと行きどまりになってしまい、これ以上道を探していると集合時間に間に合わなくなってしまうのでカテドラルの見学は諦めて集合場所へ。
 
 リスボンから最後の観光地となるエヴォラに向かう。エヴォラはリスボンから南東に131㎞で今回の旅では最も南に位置する内陸の古都。途中の道路沿いにはコルクの木の畑が延々と続いていた。ポルトガルはコルクの産出量世界一とのことでポルトガルでは安いワインでもコルクの栓でした。
 

ポルトガルの旅14

2016-03-03 | 海外旅行
 ロカ岬からシントラに向かう。岬から2,30㎞といったところか。シントラは王家の避暑地となっていた所だという。
 この王宮はイスラム教徒が残した建物を増改築して現在の姿になっている。
 
 離宮というだけに遊び心が感じられる洒落た装飾がふんだんに見られる。これは「カササギの間」。
 
 天井にはその名の通りカササギが描かれている。他に「ハクチョウの間」も。
 
 壁には大きなタペストリー。
 

ポルトガルの旅13

2016-03-01 | 海外旅行
 ポルトガルの旅最終日は、ユーラシア大陸最西端の地、ロカ岬へ。
 岬は強風が吹き荒れていて真っ直ぐ立っていられないほど。風が強いことが多いそうですが、この日は特に強かったとのことでした。
 
 現地で観察できる野鳥や植物などが描かれた看板がありました。ハヤブサやチョウゲンボウなどが見られるようです。
 
 岬への道は長い上り坂が続いていましたが、ロードバイクで走っている人がたくさんいてロカ岬が目的かと思っていたら、岬には1台もロードバイクが止まっておらず、止まっているのはオートバイばかり。ロードバイクの人たちの目的地はどこだったのかと思ったのでした。この写真でははっきりしませんが、日本のアズマネザサのような竹がたくさん繁茂していて温暖な地であることがうかがえます。
 

ポルトガルの旅12

2016-02-28 | 海外旅行
 オビドスを後にして、首都リスボンに向かいます。オビドスを出てすぐに昔の水道橋が見えました。
 
 ジェロニモス修道院は大きく壮観でした。内部もドームを支える柱にも細かな彫刻が施されています。
 
 ステンドグラスのマリアやイエス像の顔つきがちょっとアラブ風。
 
 ゆったりと流れるテージョ川。ポルトガルはどこに行っても10㎝四方くらいのやや菱形になった敷石で舗装されていましたが、この場所ももちろんそうでした。自転車で走るとかなり乗り心地が悪そうですが、ポルトガルは坂が多い土地柄のため自転車はあまり利用されていないとか。
 

ポルトガルの旅11

2016-02-24 | 海外旅行
 旅の4日目。出発まで少し時間があったので海岸まで歩いてみることにした。ホテルは丘の上にあるのでずんずん下って行く。途中に水汲み場だろうか、道路脇にほっこりするデザインのものがあった。海岸まで20分程でしたが、帰りは登り坂なので少し汗ばみました。
 
 この日はナザレから南へ30㎞余りのオビドスへ。オビドスの人口はわずか800人程だという。城壁に囲まれた村で城壁の上を歩きながら家並みや周囲の展望を楽しむことができた。これまでは朝の内は雨や曇りがちの天気が続いていましたが、やっと朝から晴天に恵まれました。
 白壁に赤茶色の屋根で統一されている美しい家並み。どこを撮っても絵になるような魅力たっぷりの美しい村でした。
 
 
 城壁の外側の風景。
 

ポルトガルの旅10

2016-02-21 | 海外旅行
 アルコバサからナザレのホテルに戻りましたが、ホテルに入る前にナザレ教会とメモリア礼拝堂へ。
 ナザレ教会の壁面はアズレージョで覆われていました。
 
 メモリア礼拝堂は小さく可愛らしいもの。この中も一面アズレージョで彩られていました。
 
 夕暮れ時のナザレの海岸。