中野笑理子のブログ

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いつもこんな感じですか?

2018年09月20日 | 日記
今月2度、救急車のお世話になりました。
私ではなく母です。
1度目はデイサービスから38度超の熱と嘔吐と下痢で迎えに来てほしいと連絡があり、帰宅しましたが熱は下がらず嘔吐も下痢も止まらず、6月に入院した病院へ救急搬送してもらいました。
血液検査、CT、MRIと全身くまなく検査してもらい、肺に白い影があるけれど肺炎ではないので入院しなくても大丈夫ということで点滴のみで解放されましたが、会計待ちの間に再び嘔吐し救急外来へ引き返したものの、吐き気を止める点滴をしただけで帰されました。

帰宅中のタクシーの中でも嘔吐し不安でいっぱいでしたが、入院させて下さいと引き返す訳にもいかず、家に帰って様子を見ました。
夜は睡眠中に吐瀉物が喉に詰まってはいけないので横向きに寝かせ、1時間おきに様子を見に行き、熱も36度台まで下がりよく眠っていたのでホッとしたのも束の間、翌朝39度の熱と意識昏迷で2度目の救急搬送となりました。

1度目も2度目の時も救急車の中で救急隊員の方が母に名前や生年月日を大きな声で質問しますが、虚ろな瞳で反応のない母を見て、付き添いの家族に尋ねます。
「いつもこんな感じですか?」
救急外来へ到着し、当直の先生が名前と誕生日を尋ねても無反応の母を見て、家族に尋ねます。
「いつもこんな感じですか?」
心療内科で処方される認知症の薬の加減でほぼ傾眠状態の母は、大きな声で話しかけても反応はありません。
目は開いていても何も見ていない、大きな声で話しかけても反応はありません。

傾眠中はいつもだいたいそんな感じなのです。
声の大きさに反応して目は開くものの、問いかけに答えることはまずありません。
ただし、飴ちゃん食べる? とか、アイスクリーム食べる? といった問いかけには即座に「食べるッ!」と答えます。
なので聞こえていないことはないと思うのですが、その他の質問には反応しません。

そんな説明を何度したことでしょう。
ともあれ2度目の救急搬送で入院することができたので一安心、抗生物質の点滴を受けて白血球が異常に増えているという状況ではありますが、実家でど素人の家族の見守りよりも病院にいるというだけで安心感が違います。

自宅で夫婦だけの久々の夕食、普通は親が入院というと心配なのですが、今回だけは入院できて良かったね、と思わず乾杯しそうになってしまった娘夫婦でありました。
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