今年だけの祝日であった昨日、所用があり亡き父の実家のあった場所へ行ってきました。
樹齢はなんと、約600年だそうです。
7人いた父の兄弟も今は一番下の叔父さんのみとなり、実家も数年前に売却して解体されてしまい、今は更地になっています。
10年近くご無沙汰していた最寄り駅も、かつての駅舎は取り壊されて新しい高架駅になっており駅前の風景も様変わりしていてまるで知らない場所のようで戸惑いましたが、実家跡近くの細い路地に入った途端、懐かしい匂いに包まれて道順をはっきり思い出すことができました。
それはかつての実家の裏の大きな楠のある公園の木の匂いや、焼板の塀の匂い、そしてこの季節いつも漂っていた金木犀の花の匂いでした。
公園の中の大きな楠も残っており太い幹には小さな頃見た時と同じように、いくつもの蝉の脱け殻がくっついていました。
晴れた日の祝日のお昼だというのに公園には人もまばらで、無事に目的を果たすことができました。
帰りは父が贔屓にしていたお寿司屋さんに寄って、久しぶりに回らないお寿司を堪能して帰りました。
樹齢はなんと、約600年だそうです。
ところで、たぶんこの木です。
先日の瞑想会中に仰ぎ見た大木…。
ありがとうございます。
怪しい人と思われたらどうしようかと思いましたが、杞憂に終わりホッとしました。
この木、楠木正成の子の正行の軍の落ち延びた残党が君主を忍んで祈念の樟の苗木を植樹した、との言い伝えあるそうです。
わたしの本籍は、以前は神戸市北区楠木町でしたが、なんか関係あるのかもですね。住んだことはないのですが…
神戸は湊川神社など楠公さんゆかりの地も多いですもんね。
何かあるのかも……。