北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

9月1日は防災の日

2009年09月01日 | まちづくり
9月1日は「防災の日」です。
1923年の9月1日に関東大震災が発生し、その日を「防災の日」として、日本各地で防災訓練が行われています。TVでは、麻生首相が防災訓練の指揮を取っておりました。



 北海道では、後志管内の余市町で北海道主催の防災訓練が行われました。
私たち建築士も「震災建築物応急危険度判定訓練」に参加しました。後志支庁管内の建築士が中心でしたが、道内では網走や稚内からも参加していましたし、本州の茨城県や秋田県庁の建築担当の方も参加しておりました。



 応急危険度判定とは、震災の被害を受けた建築物の安全度を調査し、二次災害を起こさないように建築物の危険度を判定する業務です。平成7年の阪神淡路大震災で本格的に出動し、二次災害の防止に多くの建築士が判定士としてボランティアで活動を行っております。その後、新潟、鹿児島、鳥取など大きな地震に見舞われた時に全国から建築士が駆けつけています。



今回は、「防災の日」に因んで応急危険度判定士の資格を持っている建築士を対象にした実地訓練です。
建物に被害状況を示した写真を貼り、その建物の危険度を判定する訓練でした。机上で行うのとはまた違って、本気度が増します。しかし、実際の場面では、危険が伴うので、外からの判定になるので、なかなか難しいだろうなと感じました。



訓練を行うことで実際のときに戸惑わないように身につけておきたいと思いますが、出動しなくて済むようでいたいとも思います。
しかし、最近、地震のニュースが頻繁にあるので心配でもあります。