北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

議会広報

2008年09月03日 | まちづくり
年4回発行の議会広報が届きました。



 年4回ある定例会に合わせて、一つ前の定例会を題材とした議会広報が町広報と共に全町に配布されています。
議会として、町民に伝える手段の一つです。その他には、町のホームページがあります。議会の傍聴もできますが、特定の方がこられる程度で一般の町民には、時間の制約もあり有効に活用されているとは思えません。
他の町村で行われている議会のTV中継やWEB放送、議会報告会も行われていないので、議会広報が多くの町民に伝える唯一の手段かもしれません。

 ところで、町民の方々に、議会広報を読むことで議会の活動が十分に伝わっているのでしょうか。

 議会広報に関することは、議会運営委員会が所管しています。
 無会派になって議会運営委員会(議運)に委員外議員として出席するようになって初めて議会広報の監修(編集ではありません)に立ち会いました。10名の議運の委員が広報の数頁毎割り振りされて、間違いがないか確認をして問題がなければ印刷所に送って作られています(委員外議員はタッチしていません)。編集は事務局員が担当しています。
初めて知りました。議員の数名が編集委員として作っているものと思っていたのでビックリです。議会広報をよく見てみると「編集:議会事務局、監修:議会運営委員会、発行:町議会」となっていました。なるほど、間違って(?)はいないのです。また、「議会広報紙発行基本方針(H6年議運確認)」に書かれている通りなので問題はないのです。この、基本方針は、新人議員研修のときにもらった資料の中にありました。よく読んでいなかった私が迂闊でした。

 しかし、議会活動を町民に伝えるのは議会や議員の役目なので、議員自らが編集に携わって作らないと町民に上手く伝わらないと思います。まして、14年も前の決め事です。今の議会は、町民と情報を共有し、自治の自立を図る一役を担っていかなければなりません。
そこで、遅ればせながら議員による編集委員会を作り、紙面の充実を図ることを提案させてもらいました。委員外議員なので、議事録に載らず、参考にするとのことでしたが、各会派に持ち帰って検討はしてくれるようです。
 他の町村の議会広報を調べてみると、「広報特別委員会」が編集を行い、如何に議会活動を町民に伝えるか知恵を絞りながら発行されていることが判りました。また、8月には北海道町村会で広報研修会が開催され、全道から433人もの議員や事務局が参加してより読みやすい広報作りの研修を行ったようです。我が議会からは、事務局員が1名参加したそうです。
議員活動は、議員それぞれが行えばいいのですが、議会活動は、議会として議員皆で行わなければなりません。選挙のときによく耳にしたのは、「選挙の時しかやってこない」という言葉です。普段から、議会のことを伝えていないからではないでしょうか。議会から議員自らが町民に発信していないと、町民の参加もないのが当たり前なのです。

 「顔の見える議会」「町民に身近な議会」を目指して、議員自らが編集した議会広報を発行していきたいと思うのです。