北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

町内視察

2009年07月09日 | まちづくり
 経済建設常任委員会で担当所管課の昨年度と新年度事業の現地視察を行いました。



 2年前には、干ばつの影響調査で農業関係施設を視察しておりますが、関係する建設、都市計画、商工観光、農林、下水道などを一度に廻るのは、今回初めてになります。
9月の定例会では、H20年度の決算について審議が行われる予定ですので、数字だけではなく現地を見ておきましょうと提案していた活動です。つまり、踊る大捜査線ではありませんが、行政は現地で動いているのですから・・。

 まず、ヒラフスキー場の山田地区で水路改修工事です。実施金額が27,615,000円です。コンドミニアムが建ち並ぶ中に流れている沢川の部分をコンクリート側溝に改良し、下流の冷水川に流す工事です。
天気の良い日でしたが、相当速く流れていました。これが、雨降りの日だと、水量も多いのだろうと思います。
また、今年は、上部にある中央公園の噴水にこの水の一部を迂回して利用する工事が行われます。今までは、水道水をポンプで巡回して使っていたので、予算や衛生面や維持管理で負担になっておりました。



 次に下水終末処理場です。運用開始されて20年ほど経ちますので、昨年から電気や機械の改修工事が始まりました。20年度は、監視制御施設の電気設備が106,050,000円で行われております。現地では、制御盤が新しくなっておりましたが、これが1億円?と思ってしまいますが、新技術やIT化が進んでいるようです。今後、続けて電気や機械設備の更新が行われる予定になっています。補助金を受けながら行われますが、衛生的で都市化になるということは、お金が掛かるということのようです。



 処理施設の中も廻りましたが、初めて見られる先輩議員さんが多かったようです。
昨年は、この他沈殿池のチェーンの交換や汚水管渠新設工事など6千万円ほどの工事や委託費が使われております。



 今年度事業のところもお邪魔しました。
この4月に補正予算が組まれた「ふるさと雇用再生特別交付金事業」のガイド育成事業です。ヒラフ地区で行われている自然ガイドと多言語ガイドの育成で、7人の方が研修されております。多言語なので、英語は勿論、韓国語、中国語を話す外国籍の方が4名含まれております。
今年含めて3ヵ年で地域の観光に結びついたガイドの育成と事業にしていかなければなりません。頑張ってもらいたいものです。



 本年度事業の白樺団地建設地にもお邪魔しました。6日に契約がされたばかりで、これから本格的な工事がスタートします。3ヵ年の計画で、今年は1棟10戸の2階建ての団地が建設されます。
 小学校に隣接した場所で近くには美術館もあり静かなところで、ニセコアンヌプリや羊蹄山が見れる場所です。既存の団地の直ぐ横ですので、既存の跡地は、戸建て住宅の宅地として分譲する予定になっております。