今年も値上の春ですね。畜産農家も配合飼料価格高騰に、頭を痛めております。
豚の場合、生涯に食べる餌の量は、約300kgです。私が就農した当時は40円/kgでしたから、一頭当たりの餌代は12000円だったのですが、現在は80円/kgとなっており、単純に2倍の経費になっています。
このうえにロシアのウクライナ侵攻ですから、穀物の国際相場も上がります。(ロシア、ウクライナともに、小麦の大輸出国)
さらにこのうえに、とてつもない円安です。日銀総裁の黒田さんは、あまり問題視しないというスタンス(立場上、焦った表情が出来ないだけかもしれません・・・)ですが、食べ物やエネルギーをほぼ輸入に頼る国としては、問題ないわけありません。
知り合いの餌屋の社長さん曰く、「私の感覚だと、三分の一の畜産農家は廃業に追い込まれる」と言った時は、さすがに身震いしました。
国民全員が、小さくてもいいから自分の畑を持って、自給自足を実践していく。というような事も、冗談ではなしに考えていかなくてはなりません。
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