虚脱

おそらく頭上のヤマモモの葉陰からであろうドバトの鳴き声に、朝の挨拶を返して入る時折小雨のぱらつく滝ヶ谷公園。
ややぬかるんだ土を踏み越え南端から街を見下ろせば、曇天の下鮮やかな緑を成す水田と休日故か未だ静かなR1。温い風が吹きます。

民主主義につきものなのは暗殺で、共産主義とセットなのが粛清であるという三島由紀夫の言葉が脳裏を横切ります。極論とは言え、ヒトに私利私欲、いや例え無私無欲であってもインフルエンサーや実際に行動する力持つ者をはじめ、対象とされるその側面は現状、否定することはできないとも兼ねがね思っていました。

やはり、人は暴力を背景としなければ対等な話し合いすらできない精神域を、超えることすら不可能な生物止まりなのでしょうか。

5か所、蚊に刺されました。