昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

静岡県藤枝市藤枝市南駿河台5-4-21  054-639-5711
コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

山川

2022-06-29 09:23:07 | 日記
今日も朝から汗だくで、あー、河原でバーベキューやりながらキンキンに冷えた缶ビール(糖質オフ)飲みて~と妄想します。

川で冷やした缶ビールを取りに行くと、おや、川上からどんぶらこと?
・・・お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に

大正14年発刊「玉廣画集」より木版画です。左右対称の銀の川と金の山道、大胆なデフォルメ、上下の人物対比。

しばし見とれて暑気払い。

2022-06-28 08:52:50 | 日記
「ボヘミアン」で一世風靡した葛城ユキさんの訃報を耳にしました。ご冥福をお祈りいたします。10日前までステージに立たれていたとか。

一流の芸、学問、思想、宗教等の求道者には、絶対到達することはできないが、永遠に近づき続けられる理想体の様なもの、宗教で言えば七つの大罪や煩悩がない状態の実体視化があるのではないかとふと思います。

円周率πもそうですが、終わりのない(と思われる)超越数のネイビア数。logの底や複利計算で有名ですが、図のグラフのように2,71828・・・に永遠に近づきますがその拡大幅は限りなく縮小し、決してたどり着くことはありません。まるで理想を追い求める求道者のようだと。

現実的にアキレスは軽々と亀を追い越していきますから、それは意味付け、論理的思考の究極であり虚構にしか過ぎない訳ですが、そこにある美しさや物語、それに伴う感動は、決して原理主義や真諦とかからでは達しえない類のモノでもあるのかもしれません。

遊歩道でどこからか、南部風鈴の音が涼を運んできてくれました。
気温が下がったわけではありません。

政宗の漢詩

2022-06-27 09:22:06 | 日記
 馬上少年過 世平白髪多 残軀天所赦 不楽是如何 

兵糧としての凍り豆腐やずんだの発明や「馳走とは旬の品をさりげなく出し主人自ら調理してもてなすことである」という名言を残した料理に対しての情熱も高かったと伝わる戦国大名独眼竜伊達政宗、酒は好きだが弱かったとか。文化人としての側面も多く、能、詩歌、茶道、香道、美術(桃山文化)等、幅広い分野で造詣が深かったそうです。

漢詩も好んでいたようで有名なのが晩年の作、上記「醉余口号」。

若かりし日は馬上で戦場を駆け抜けてきたが、天下太平となった今ではすっかり白髪が目立つようになった。天は老いた我が身を未だ生かし続けてくれるようであると続けて、「不楽是如何」。

政宗の胸中は、「これを楽しまずしてどうするか」だったのか「これを楽しめないのはどうしてであろう」だったのか。

今日は政宗公の命日。午前10時の藤枝病院前では、じりじりと焼かれるセイヨウトチノキの葉を風が癒しています。

対想定外事象法(ノン・コンテンジェンシープラン)

2022-06-26 10:34:00 | 日記
突然、大粒の俄雨。
洗濯物は、シャワーを出たばかりの奥さんの機転により難を逃れました。

弘仁13年6月4日(AD822,6/26)、日本天台宗の開祖伝教大師最澄入滅。国師であり一宗の長でありながら、良いと思えば即年少後進の空海の弟子入りも願う行動力と器。
大した方です。

論理的思考の産物である理屈も体面も時間的余裕がある場合は良いと思いますが、生きる基本は瞬間的反射行動だよなあと。

沸点低下注意報

2022-06-25 08:19:43 | 日記
ピタゴラじゃんけん装置に敗北した朝。

既に蒸す風に吹かれ駐車場から店舗へ向かう5分強の行程中、この蒸し暑さで集中できなかったと、
誰に聞かれたわけでもないのに、みっともない言い訳を自ら繰り返す醜態をさらします。

裏口へ向かう細い通路は、まだ葉の上に水滴を残しながら我が身の侵入を拒むかのように生い茂り。

ほ~ 面白れぇ―じゃねえか!・・・びしょびしょになりました。

嗚呼御しがたし。

今日の予想気温は30度越えで、まだまだ暑くなりそうです。