昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

香る

2020-01-31 12:42:57 | 日記
先日伊豆に行かれたお客様によると、土肥桜はすでに満開だそうです。
蓮華寺池公園の野外劇場裏の梅園は、ようやく咲き始めた処。

白い枯れ枝の覆う風景に埋もれ乍ら、
上部の先っちょのみ、薄らと色づき始めた連なる3~4本の紅梅。
初めて紅を引いた奥ゆかしい乙女にも似て、幻想的な美しさを醸しています。

僅かに香る梅の香。一風吹いて霧散しました。

ソメイヨシノ(当時はなかったようですが)を筆頭とする華やかで艶やかな桜より、
梅を好んだ古の日本人。

密封度の低い部屋で書を眺めている時、又は盲いてしまって、或は病の床に伏していても、
「見えぬ」梅の花を「見せた」であろう、この香りを愛したのかもしれません。

明け方に、より強く香ると言われる白梅もちらほら。

来週、来てみようかと。寒さと眠気に負けなければ・・・ですけど。

菜食のススメに

2020-01-29 13:54:27 | 日記
初めは、かわしていた嫌がらせ行為。継続するにつれて対処行動を取るように。
やがて我慢の限界が来た時、縮こまって更に居続ける選択と、そこから逃げる確率はほぼ50%づつだそうです。

あっ、体長0,2~2㎜の、そこら辺の池にいる単細胞生物ラッパムシのことです。

イントロン(DNA内の間仕切)に特徴があり、15塩基しかない(ヒトは1000塩基以上)のに、
数百のコピーを持つ(ヒトは2つ)再生医療貢献の期待を高めているとかいう例のやつです。

当然脳も中枢神経もありませんが、生きるために何を避け、どこで食べるか、
細胞、いやひょっとして、分子レベルで「思考」し「決断」しているといえるのかもしれません。

動物が彼のような単細胞の集合体であるとすれば、植物もまた単細胞の集合体。

菜食主義を主張する方のご意見に感心することも多いのですが、
理由如何によっては、異を覚えることもあります。



涅槃

2020-01-28 12:16:31 | 日記
時折強く吹く風が、小鳥の亡骸を覆うシダの葉を煽ります。

アフガニスタンで米軍用機が墜落。
タリバンは撃墜の犯行声明を出し、米はこれを否定する声明を出したようです。

葉が動くのか、風が動くのか、心が動くのか。
それとも、今当に動くものは「動かない」のか。
ひょっとして。

事は、明らかで、且つ「藪の中」です。


オラオラ!の伝染病

2020-01-27 13:20:41 | 日記
先程娘の通う中学から一斉メールがありまして、インフルエンザで隣のクラスが学級閉鎖とか。
死者80人を超えたとかいう新型肺炎が猛威を振るい、拡大している最中、怖さ²。

542~543年ゴート戦争中に起きた東ローマ帝国のペスト。
14世紀モンゴル帝国内や、17世紀仏マルセイユ、19世紀中国とインドにおいて、
グローバル化した世界に大ダメージを与えました(人口大幅減、周辺国家を含む国家衰退、滅亡の原因)。

スペイン風邪(インフルエンザ)、エイズ、エボラ出血熱、SARSなんかは記憶に生々しいしいところで。

生存域拡大を目指すものの、基本宿主が死ねば己も滅びる運命でありながら邁進する菌、ウイルスには、
理解の及ばない恐怖を感じます。・・・自己グループの突然変異による環境適応性に自信あり過ぎか?

「過ぎたるもの」への、自然的制御的効力ともいえるんですけど。


夜色楼台雪萬家の図

2020-01-26 11:49:46 | 日記
1Fのコタツでテレビ観ながらみかんなど食べ、さてそろそろ2Fの寝室へ・・・と思っても、
中々こたつから這い出ること叶わず。

ダラダラ時間を貪り乍ら、ぼーっと雪深い宿にいるイメージを膨らませて、
そう、与謝蕪村の水墨画?のような。

 屋根低き宿うれしさよ冬ごもり 蕪村

狭いトコ、好きです。