昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

耕作放棄

2024-04-30 07:58:30 | 日記
鳥取補選の結果を受けて、おそらく現経済状況に不満を持つのであろう方々から肯定意見を耳にしました。
税金系(少子化対策費を含む)を除けば、現政権の経済対策に対し過去政権群と比べ、特別非があるわけではないように思うのですが。
最低でも与党過半数割れを目指す次期衆院選への並々ならぬ意気込みを感じます。さて、そううまくいくのでしょうか

現実的に経済利益の大半を生み出し享受する上位2割の方々しか自ら周辺には居らず、実際生活で苦しむ下位8割を含む全体は、数値のみでしか把握できていないとしたら、首相のXでの頓珍漢な発言も頷けますし、メディアで語る経済専門家に現状の円安肯定派がやや多めなのも、総務省管轄であるが故との邪推も致し方なしかと。

そう、上位2割は声を出さずとも今の政策継続で増益する方々。そしてNHK2024,4,8の世論調査によれば、自民支持率28,4%公明支持4,0%です。鳥取より自民党候補がいなかった他2補選の圧倒的に低い前回比投票率。推測しうるのはピンチとなれば高確率で投票に行く全国での下駄の高さです。

地方の小集落。投票結果は分析され、顔役の意向に背いた個人探しが行われます。怪しいと思われるだけで、そこで暮らしていくことのハードルがかなり高くなる小選挙区制。個人の本音は現実的に反映しづらい環境とも聞き及びます。

やはり投票率の劇的向上が1番目、特にしがらみのない都会の方々、若い方の意思表示が最大ポイントか。野党分散では意義は薄れますが。
でも、そんなこと起こるのでしょうか。

田植えの前に土がひっくり返され、混ぜられ耕されていました。いいお米を作るにはフラットないい土壌が必要なようです。

かなり栄養価の偏った、凹凸の激しい(日当たりに違いのある)荒れた土の上では、一生懸命イネを植えても期待はできない
・・・優秀な若い方々は悟っていられるのかもしれません。


日、祝日の排他律

2024-04-29 07:33:19 | 日記
カレンダーの前を通り過ぎたら「昭和の日」。あれ?天皇誕生日が「みどりの日」になったんじゃなかったっけ・・・みどりの日は5月4日に移動してまして「国民の休日」から祝日に昇格。あ、それで5/3~5の何れかが日曜日に当たると、6日が休日になるようになったのか!今更ですけど。

同じ所に2つ以上存在できない・・・日、祝日はなんかパウリの排他律、スピン½倍のフェルミ粒子みたいだと。

脱線しますが、そう言えば前法では先帝祭があり、明治天皇誕生日は文化の日と名を変え現存していますが、大正天皇誕生日が祝日であった昭和初期、12/25は休日で日本でのクリスマスの浸透に貢献したとか。

4/29は、世界ダンスデーとか羊肉の日でもあるようですが、そういった記念日や平日、そして「国民の休日」は、スピンが整数倍のボース粒子系で、複数の同一の量子状態を占めることができるようです。また国民の休日は「強い力」として祝日と祝日の間で働き、3連休という核子を形成し得る。9月の第3月曜日という敬老の日の変動する祝日化に伴いシルバーウイークを発生させました。

人が決めた法律とはいうものの、無自覚的に自然法則に従っているのでしょうか。

いやいや、例えば電磁波を定式化したマックスウェルの説明が納得できるものであり、その電磁波を第二量子化すれば光子イメージになるように、現象に整合性のある説明がつけられる、とあるモノの見方であって本当の実態は判りませんから、やはりヒトの持つ論理的思考の志向という事なのでしょう。




ヒューマンエラー

2024-04-28 07:26:35 | 日記
天の光を奏でる笙、天地の間を自在に舞う龍笛、そして地に在る人の声を唄う篳篥(ひちりき)。その篳篥より完全4度低いオーボエの様な大篳篥の名手と称えられた源博雅。現在公開中の「陰陽師0」にも準主役で登場、夢枕獏氏の影響か昨今は安倍晴明とのコンビで有名な御仁です。篳篥は龍笛の様な横笛ではないですが。

960.4..28(天徳4年3月30日)、典雅さで後世の歌合せ(左右に分かれ各個人戦勝敗の総合で雌雄を決する歌試合)の手本となった天徳内裏歌合が開かれました。公家の威信をかけた戦いで右方の講師(こうじ、歌を読み上げる人)の大役に抜擢されたのが博雅。

天皇の前で極度に緊張したのか、あろうことか3番目のお題「鶯」の時、4番目「柳」の歌を詠みあげてしまいます。指摘されて慌てて詠み直す博雅。が、パニックで頭真っ白、しどろもどろになり、3番歌は右方の負け。因みに4番歌共々平兼盛の歌でした。

これが「決して間違えない」スーパーエリート官僚集団財務省であれば、即刻左遷(個人的偏見です)事案か。

結果的に個人戦成績イーブンの大接戦の末、最終歌の片方を天皇が口遊んだのを耳にした判定者が右方の勝を宣言、博雅は責任追及を逃れます。
しのぶれどいろに出でにけりわがこいは・・・奇しくも平兼盛の歌でした。

文学や音楽三昧の怠け者の大うつけとは彼への評。確かに繊細で度胸は無かったのかもしれませんし、仕事で辣腕を振るうことも無かったのかもしれません。

けれどその情けなさと自己嫌悪、臆病さが、彼の心の叫びとして笛の音を、人の心に響かせる真の「人の声」として働いていたんじゃないかと思います。本当は誰もが持つ弱さを共鳴させて。

それは「間違いのない」方には、決して持ちようのない技でありましょう。

悪妻評

2024-04-27 08:03:54 | 日記
真っ当に働きもせず一日中喋りまくるだけ。エラソーに語る暇があるんなら家事でも手伝え!
「そんな男と結婚したら女は皆、悪妻になる!」と、天下の悪妻と名高いソクラテスの妻クサンティッペの援護射撃をする作家佐藤愛子氏。

中々耳の痛いご指摘で、成程そういう見方もできるなあと。

一般に因果関係と呼ばれる「原因により結果が生ずる」という関係は、世の全てが受動的であることを端的に示唆しています。
また量子論からも推測できるように「結果が決すると同時に、原因も収束し決定される」という言語化すると相反する事象も成り立ちます。

構造的な、例えば数学的視点で見るか、局所的事象な物理的視点で見るか。どこからどう見るかの違いで、どちらも間違っているとは言えないと。
寧ろどちらかに限定してしまった方が、間違いに近づくのではないでしょうか。波であり粒子であり、個であり集合体であるように。

矛盾を含む言語では伝わりづらいその関係性を、あえて言語で説明しようとすれば、「刹那縁起」という方便を用いるのも一手だと考えます。
勿論その言葉には雑多の情報が混在しますので、正確に伝わることは難しいでしょうが。

合理的効率的に1視点から見る「偏見(先入観)」もしくは「バイアス(認知の歪み)」で判断する常識、法に基づいた公の決断には、常に危険性を感じています。

ただ、それが必要悪であることもわかります。





アンフォルメル

2024-04-26 08:47:56 | 日記
ようやく晴れた休日。
異常な暖かさで、傘をすぼめなければ玄関~歩道間の移動ができないほど生い茂った生垣。
対する奥さんと娘の無言の負のオーラに気づかない振りをした、ここ10日ほど。精神的に追い詰められた日々でした。

午前8時過ぎ伐採開始!キレイに仕上げちゃうつもりでいたのですが、なんせ量が凄すぎて・・・
凡そ30分で、まあ、今日はこの辺で勘弁してやろうと。

そこへ出てきた奥さん、「おお、見事な虎刈り!」と。
頭上では2羽の雲雀が、我がアート作品についてけたたましく批評しやがります。

ふん、君らにはジャクソンポロックは理解できんよ・・・ボクもですけど。

よし、来週晴れたら続きやろうと。
・・・でも、ひょっとして、もしかしたら、もうちょっと先に延ばすかもしれないかなあ。