昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

復讐

2022-05-31 09:11:18 | 日記
正直苦手な暴力、殺人の集合体でもある戦争は、未だ継続中です。

平穏に暮らしているところを突然襲われ最愛の家族を殺される。それが法の統治が機能しないような戦争状態や「特権階級」的相手であったり、よしんば裁判にかけることができたとしても到底納得できない判決であったらどうするでしょうか。

なるようになっただけと達観もできず、復讐は何も生まないとか亡くなった家族もそんなことは望んでいないとか、他人事のセリフも空々しいだけで「実感できない」なら無意味でしょう。

そんな時は、相手にいかに残虐にダメージを与えるか、緻密に計画を立てるのはいかがでしょうか。

相手の弱みを探し、本人のガードが固そうなら取り敢えずその家族、特に愛する者弱い者を標的にする、24時間体制でゲリラ戦を仕掛ける、ネットでの誹謗中傷が厳罰化されるなら誤誘導等の使用方法な考察、何が有効か慎重に見極めて・・・やってるうちに飽きて冷静になる可能性も高く、聞く耳も持てるかもしれません。

それでも収まらないのであれば実行するのも有りかと思います。勿論、想像より遥かに低い成功率とそれ相応の代償を払う覚悟を持つのは必要条件だと思いますが。

政治的、経済的手段としての側面のみで、戦争を肯定した指導者層や有識者の方々も、勿論ターゲットになりうる覚悟を持っていただきたいと思います。
また同様にその立場におられる方々の「いかなる時も暴力反対」という美辞麗句は、理性が保身や打算、ナルシズムといった欲望の支配下にある状態であり、後付のいい訳でしかない本質を現しているようで只管卑しく聞こえます。

言論の自由は保障されなければなりませんが、責任は伴うと考えます。



脚色

2022-05-30 10:13:17 | 日記
八重さん(新垣結衣さん)死んじゃいました。(大河ドラマです)

川でおぼれた孤児鶴丸。溺死させられた我が子千鶴丸が脳裏をよぎったのでしょうか、川に飛び込み鶴丸を助けると、自らは力尽き水中に没していきました。
水死したのは事実なのでしょう。伊豆の国市には眞珠院八重姫堂があり、水死した八重姫を奉っているとか。尤も伝わる理由は頼朝に捨てられての自殺だそうですが。

ゲーテより遥か前にファウストを題材にした、善より契約を優先した「フォースタス博士」や、同性愛の要素を含む「エドワード2世」、プロテスタントによるカトリック信者の虐殺を描いた「パリの虐殺」などで有名なイングランドの劇作家、無韻の詩人、翻訳家であったクリストファーマーロウが酒場での喧嘩で命を落としたのは、1590年の今日5,30、29歳でした。

当時絶対タブーであった無神論者、同性愛を噂され、女王諜報機関の関与、仏との二重スパイも疑われた彼の死には、諜報機関或は進歩思想(無神論)サークルによる口封じ説の陰謀論が付きまとい、寧ろこちらの方が有力のようで。

1つの客観的事実は、どの様な脚色、意味付けをするかで全く異なる多様な物語になります。そして論理的思考能力を人が有する限り全ては物語。勿論、今生きているこの現実も。

全ての人は自身が体験する道具である物語の作者であり、その物語について、1部を除き絶対的権限を有する筈です。
使う筈の「道具」に使われていなければですが。




評価

2022-05-29 06:10:24 | 日記
人気のない早朝の歩道に、看板が自分の身長より高く影を映しています。看板は己自体を直接見ることは叶わず、己を測るものは基本この影だけです。

お日様が低いうちは影は長く、高くなれば短く、曇ったり夜になれば見えなくなります。他者との関係により変化するだけです。

また、論理的思考により自らの投影であると理解したとして、この背の高い状態に意味付けをして、看板(肉体)の束縛から解かれたのびのびした状態と見ることも、陽光によって選択の余地なく無理矢理出された強制労働状態と見ることも自由です。

現実的に生きるのに必要な「実体」は影という虚構であって、ただそこに立っている看板ではないという主張、でも看板が無ければそもそも影は生まれません。逆転しててわかりづらいですね、すみません。

唯物、唯識、便宜上を除き分ける必要性を感じません。
そして看板も最初からあったわけでも、永遠にあるわけでもありません。

ギュゲースの指輪

2022-05-28 09:35:11 | 日記
BC585,5,28、イラン高原のメディア王国はアナトリア高原のリュディアに侵攻したものの突然の日食を不吉であると捉え、6年にわたる戦争を終結、ハリス川を国境とすることで合意しました。現代ではそうはいかないんでしょうね、きっと。

話は遡り、ヘラクレスの末裔を自称したリュディアの第2王朝のカンタレス王は、妃の美しさに絶対的な自信を持ち、それを信用しないギュゲスに覗き見るよう強制、が、裸身を覗いたのが妃に見つかり、王の奸計を見抜いた妃に強要され共に王を殺害、妃を妻に迎えメルナムス朝が始まったとヘロドトス「歴史」にあるとか。

一方プラトンの「国家」では、羊飼いのギュゲスが地震で見つけた洞窟内にあった青銅の馬の中にあった死体がはめていた「自由に姿を消すことができる」指輪を使い宮殿に侵入、妃を姦通し王を殺害し王位を簒奪したとあるようです。

さてこの指輪を例に出しギュゲスの不幸を指摘、理性による徳のもたらす唯識的真の幸福の優位性を説くソクラテス若しくはプラトンに対し、プラトンの兄グラウコンは、良い評判が利益に繋がるという認識が一般的(唯物的)幸福で、人知れず不正が働けるなら良い評判も利益も共に手に入れようとするのではないかと考えます。

人の理性は真実を求めるためでなく、後付けの理由を探すため設計されているから、理性による統治は向いていない(ジョナサンハイト)

あらゆる人々の評判が常に皆の目に入るようにし、不正な行動が常に悪い結果を生むシステムこそが重要だそうですが、さて?

雨上がり

2022-05-27 10:05:52 | 日記
8:30amにはすっかり雨も上がり、風も収まりました。遠くに小鳥のさえずりも聞こえます。
今朝は資源ゴミ回収box往復後に1度、離れた駐車場からの出勤後に1度、既に計2回着替えを余儀なくされてました。

薄っすら日差しさえ浴び始めたアジサイの葉を、頭をタオルで拭きながら苦笑しつつ見つめます。

今月4回の飛翔体発射実験を行った北朝鮮に対する制裁決議案が、中露の拒否権の発動により安保理で否決されたそうで。
国連機能の限界を叉露呈した形で、こちらの雨風はまだまだ収まりそうもありません。19世紀米の奴隷解放運動者ジョンブラウンの行動を決して肯定するとは言えませんが、現状の自分の程度を顧みればそれも有りうると思います。

諸事情あるでしょうが、日本では廃棄されていると聞く期限の近いモデルナワクチンを、匿名でこそっと北朝鮮なんかに送るなんていうのは割と好みの対応です。
指導者を益する行為でもあり外交上では西側所属として勿論悪手で、「ごんぎつね」のように撃たれて死んじゃうかもですし。

ご批判はごもっともです。