トルコ中部の遺跡からBc3,200~3,300、つまりヒッタイト(ハッティ)以前に、
人工的に造られた鉄が発見されたそうで。
炉に鉄鉱石(酸化鉄Fe2O3)と木炭をいれ加熱(900℃)、COとして酸素を奪い、
1200℃まで上げてステップ(不純物)を溶解(鉄は反融解)させ、
炉から取り出しハンマーで打って、不純物を飛ばし、或は均一にし鋳鉄に。
再び炉で加熱しながら空気に触れさせ、CO,CO2として炭素を奪い錬鉄へ。
この錬鉄は炭素が少ない!青銅より脆いためメリットがよく解りません。
(融点、鉄1,536℃、銅1,084℃)
今回発見されたのは、どちらかの「鉄」何でしょうか。
ヒッタイトが力を持てたのは、鉄を「鋼」にできたからなんだと思ってます。
錬鉄を鋼にするには、鉄内に含有率一定範囲内の炭素が必要で、他の要素は不純物となります。
とすると、石炭を蒸し焼きにし炭素部分だけを残した「コークス」のようなものを使用したんでしょうか。
妄想は膨らみます。