昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

鎌倉殿の13人

2022-01-31 09:04:14 | 日記
痛いのは嫌ですし、殴るのも殴られるのもご遠慮させていただきたいところ。
ましてや刃傷沙汰なんて御免被りたいのですが、合戦と聞くと身体が熱くウズウズしてきます。

平素理性的な御託を並べていても一皮むけば、裏コードなんぞを使わなくとも、フツーにただの「ケダモノ」だなあと我ながら思います。

尤も実際戦場に立てば忽ちチキンになって、敵前逃亡を密かに企てる気がしますが。


17世紀中頃英国の1月30日

2022-01-30 10:15:03 | 日記
1649年、王権神授説にしがみつき絶対王政を強行した英国王チャールズ1世(タイトル図ヴァンダイク)がピューリタン革命で処刑。
1661年、王政復古により、ピューリタン革命等で功を成し護国卿となった故人のオリバークロムウェルが、チャールズ1世殺害の簒奪者として墓を暴かれ遺体を斬首

公益を目的とした政治的コミュニティ、共和国とも訳されるコモンウェルスや重商主義で有名なクロムウェルの評価は、有能な指揮官か独裁者か、今もって分かれるそうです。善悪とはどの立場で見るによって異なる相対的なものに過ぎないのですから、当然のことですけど。

ピューリタン革命の原因は、歴代国王の中でも屈指の芸術愛好家でもあった浪費家チャールズ1世の政策音痴も勿論、様々な要因があるかと思われますが、個人的に注視しているのが封建的な性格からブルジョア的に変化した土地(農園)経営、即ち商契約に基づく労働に変化したこと。農民は裕福になる層と貧しくなる層に2極化し、農業を捨てた農民はエリザベス1世の救貧法を頼りロンドンに集中。

物価の高騰、戦費の増加、浪費などから火の車であった国庫は、「慈善の対象」から「怠惰な結果」とみなす自己責任論的方向へと視点を変化させます。
なんとなくデジャブ。

あんにゅい

2022-01-29 09:02:36 | 日記
枝垂れかかっていた夜の帳が、名残惜し気に街の稜線を小指でなぞれば大気は閑にオレンジ色に上気します。

「はい、おしまい。あさでーす」とキュフナーのセレナードがカーテンを元気よく開ければ、今日の第2幕のはじまり。あーしんど。

1台1,400円の計量器検査で不合格通知を頂きました、なんでも500gで2g、3kgで10gサービスしすぎてるそうで、早々にに修理、購入しないと6ヶ月以内の懲役又は50万円以下の罰金だとか。融通が利かないのは今に始まったことでもなく、ヘイヘイ、仰せの通りに。

割とうまくいった気がするブラジルベースの実験ブレンドでチビチビ暖機運転を志すも、中々エンジンのかからない朝です。

竹取異聞 月の雫 解 ver.現代文

2022-01-28 10:00:00 | 日記
仰向けになりながら天井の節を見つめる。
巷の噂では、帝より先に求婚し、求められた火鼠の皮衣を得られず偽物を用意した右大臣阿部御主人をネタとして、やり遂げられないことを「あへなし」とか言うようになっているそうだが、最早どうでもいい事である。

どうしても面積の求め方が解らない。満月は明日、もはやこれまでか。「ん?満月・・・」なにかが閃いた!図に線を書き込む(タイトル図、以下解答)

円の接点であるから∠APB=90°、∠OBP=45°でBP=6cm,また四角形ADBPは正方形でひし形でもあるから、6×6=36=2r×2r×½でr=√18cm。
半円の面積は(π×√18∧2)/2=28,26cm。
△BOQは二等辺三角形であり∠BAP45°,∠BCP60°から∠OBQ=75°=∠BQOにより∠30°。
扇形BOQの面積は(1)28,26×(30/180)、⊿BOQの面積は(2)√18×√18/2×½で、(1)-(2)=4,71-4,5=0,21cm!

「7㎜×3㎜だ!」文机を叩き、気がせいて少しよろけながら立ち上がった。

どこぞの中学入試問題だそうです。解くのに結構時間かかっちゃいました。ボクなら落ちてるでしょう(汗)
小学生おそるべし!





竹取異聞 月の雫 問 ver.現代文

2022-01-26 09:03:46 | 日記
帰りたくないと一筋涙をこぼす細い肩を包んだ両の腕に、離しはしないという言葉にできない想いが力を籠めさせる。帝に仕える身ならば命がけの恋である。
「迎え」が来るのは次の満月。

既に上弦の月は中天を目指し登り始めている。教えられた岩山の小さな窪みを見つけるのに思いの外手間取ってしまった。「烏帽子のまねき(三角形)・・か」

水の張った窪みの底に青白く光る三角形。水面に映る月の絃と三角形の一辺が重なり合った僅かな時「月の雫」が現れる。その面積と等しい、ほんの1cm四方足らずの縦横にしか切れぬ月の光を熨した小切れを飲めば、暫し「迎え」には自分の姿が見えなくなると言う。

一時しのぎにしか過ぎない。それでも。

やがて月は水面に映り弦と絃が一致すると、月の下部が赤く色を変え「月の雫」が顕われた(タイトル図斜線部分)。

「これは・・・分からん!」それでも慎重に模写していると、一致していた弦はずれて、文字は消えてしまった。
チッと舌打ちをして月下の山道を駆け下りる。期日前に、俺にこれが解けるのか?

(続く)