冥途の土産

　第２５回　マーメイドステークス　新たに濃い連動が見つかった。

　　　過去２１年で２０回　かつ　１２年連続　の連動　

　真に意外なレースだったが、現時点でかなり登録頭数の多いこの牝馬重賞。第一に　〇枠　が濃いと見られることがはっきりする。

　また　６月号『優駿』のあのページから、わたくしは十分記憶しているが、あの　〇枠〇番　これが今回どう配置されるか。記憶為されているべきであり、なければ調べるのである。


　この６月号、ダービー直前特集。何故、

　　　　ダービージョッキーかく語りき　　

　　　　　　福永祐一　　ルメール　　武豊　　

　この３人が登場しているのか。これは　武豊の６１ページの大きな一面写真。ダービー優勝旗を持ち、笑みをたたえる豊　キズナ　の勝負服を　祐一　に着せ替えれば　コントレイル　になると云う意味だったのだが、さらに加えて、この６月号。ダービー週も機能したが

　　　１１８ページ　　名馬物語　５３　

　　　　　　ドリームジャーニー　　　　　　池添謙一　　

　これと全く同じ　サンデーの勝負服　池添謙一　騎乗　で登場したのが先週　安田記念　グランアレグリア　であり、これが決め手サインでもあり、御登録各位様にお伝えした通り。

　そして、この表紙には　３重賞　が込められており、内１つはこの６月号発売以降、ある重賞で出現済み。残る２つは、７月号発売後となる　第６１回　宝塚記念　の前。即ち、今週　来週　の２週で出現すると見る。即ち、今週　マーメイド　は　枠連　〇－〇　エプソム　は　〇－〇　が怪しい。

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オグリさんの帽子

　ことは遡る１９４４年。美智子上皇后陛下１０歳の御誕生日当日、１０月２０日　に始まった

　　　　第２次世界大戦中　　レイテ沖海戦　　　　

　これに端を発するＪＲＡ史上の事実。史上最大とも称される海戦である。当時この舞台フィリピンは日本の南方からの補給路の最重要地であり、マッカーサー他上陸したフィリピン、レイテ島の確保は絶対的使命だった。詳細は歴史書に譲り、要はこの海戦で重要なポイント、後々後世までの批判、或いはその可否を巡り論争の的となったのは参加した日本軍側の主要４部隊の内

　　　小沢治三郎　　小沢隊　　　　囮となって米軍ハルゼー艦隊を北方に誘因　　

　　　栗田健男　　　栗田隊　　　　その隙をつき、レイテ島に突入　作戦　→　謎の反転　　

　現在に至るまで専門家らの間でも「何故」が語られるこのレイテ沖海戦での連携の悪さ。小沢隊の囮作戦が成功した報が何故か栗田隊に伝わらず、逆に誤情報により、栗田隊はレイテ突入を止め、北方に反転。これが大きな分かれ目となった、とされる。

　軍事上の事柄、判断はさて、問題はこのレイテ沖海戦の「謎」も孕む歴史上の転回点。これは後年

　　　小沢　＋　栗田　　２人の艦長（キャプテン）　

　　　　　　　＝　オグリキャップ　

　これに結実した、とわたくしは見ている。ラストラン復活の有馬が余りに劇的なので、公営出身、自身も謎に満ちた名馬だが、

　　　１９８９年　第１００回　天皇賞・秋　　　

　　　１着　８枠１４番　スーパークリーク　　　　　　　武豊　　　　伊藤修二　　
　　　２着　３枠　４番　オグリキャップ　　　　　　　　南井克巳　　瀬戸口勉　
　　　　　　　（１４頭）　

　この記念すべき　第１００回目　を数える天皇賞。決着馬番　４番１４番　これは

　　　４月１４日　　タイタニック号　氷山に接触で遭難　　翌未明　沈没　　

　この海洋史上最大の沈没劇の日付と合致する。海に敗れ、沈んだ日本の連合艦隊の大敗北を映す、タイタニック撃沈レースだった、とわたくしは考える。

　この　小沢・栗田両艦長の馬　が結局は天皇賞馬になれなかったこと。そして、クラシックレースへの参加を経ない名馬であったこと。戦後の平和日本の競馬では１つの宿命だったのだろうが、これに加え

　　　１９９８年　１２月２０日　第３２回　スプリンターズステークス　

　　　３着　７枠１３番　タイキシャトル　　　　　　単　１．１倍　　　　

　引退レースの大一番。実に　単　１．１倍　で３着撃沈、直後の引退式。実に愕然たる幕切れだった。だが、この根拠とはこの１年前に遡り、そのラストラン、花道が演出された。


　　　１９９７年　１２月２０日　　映画「タイタニック」　日本公開　大ヒット　

　　　１９９８年　１２月２０日　　タイキシャトル　　引退ＧⅠ　１．１倍　で３着敗戦　

　
　アーモンドアイ　１．３倍　くらいで目をアーモンドにしてちゃ困んなぁ。

　この　タイキシャトル　はそのキャリア、ラストランに至るまで　マイルチャンピオンシップ　を連覇。この　シップの馬　＝　船の勝者　であることから、タイタニック沈没劇の映画化、史上空前の大ヒット。これを見届けたどけたＪＲＡは、この　タイタニック　を　タイキシャトル　に託し、この悲恋映画でもある　ローズとジャック　の主演２人。これをこの馬に被せる為、に仏遠征敢行　

　　　１９９８年　　８月１６日　　ジャック・ル・マロワ賞　で　仏ＧⅠ勝利　

　この栄光を授け、ラストは沈没と云う誰しも予期し得ないタイタニックドラマを体現させた。この証しの１つは

　　　２００４年　　１０月３日　中山１０Ｒ　タイキシャトルメモリアル

　　　優勝　　４枠　４番　ダイタクソニック　　　　　

　この勝ち馬の中には　タイタニック　が巧妙に織り込められている事実である。

　まあ、今年も船のレースは秋にあるが、あの船に決まっているわな。忘れ難い船名。


　第２５回　マーメイドステークス　歴史短い重賞で、過去２４回。その中でわたくしが承知している最長連動は　過去２０年で１９回　過去２３年で２１回　のレース。他、１３年連続　かつ　過去１８年で１７回　の連動レースもあるが、それ以外、長らくの連動が見つからない。昨日だけで　過去１４年で１３回　の連動レースは４つ見つかったが。

　週中情報　は明後日、１１日木曜を予定している。


　１９８８年　昭和最後の有馬記念でようやく芦毛対決３度目で　タマモクロス　を下し、しかしこの昭和最後の年の年度代表馬は満票で　タマモクロス　翌年、昭和から平成への繋ぎにこの名馬は活躍し、無論、小沢・栗田両艦長の馬　マイルチャンピオンシップ　と云う船のレースを制するが、昭和と云う世界大戦、日本史上最大の激戦を経験した元号ヘの訣別決別、及び回顧。終わったと思われた痩せた芦毛は最後、メジロ　奥平厩舎　２頭に寄り添われ、メジロの同居枠で、メジロを従え、先頭ゴールで閉じた。これが　１９９０年末　平成２年の暮れこそ、真の昭和への訣別だった、と考えられる。

　今回　平成の終焉　は予定として見通せたので、これほどではないが、やはり　平成への惜別　今年の大きなテーマの１つであることは心得られたい。オグリ奇跡のラストランの平成２年ダービーは　アイネスフウジン　中野栄治騎手　

　無論、陸軍中野学校　もあったが、この中野の神風とは、帰らぬ特攻隊員。やはりメジロの馬を従えての逃げ切りだった。そして２度とターフに姿を現さなかった。府中１９万人の「ナカノ」コール。ＪＲＡは誰に捧げていたのか。


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　去年の今頃だったか、安倍首相がオバマさんを連れて行った鮨屋の隣にある鰻屋でランチした。このところ滅法女ぶりが上がり、短めスカートでドキドキキュートヘア女子。外食解禁でまた行きたいが、銀座方面。ＧＡＴＥーＪ　もまだ開かない。