覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

奇襲前夜

2016年12月06日 17時24分16秒 | Weblog

 毎年この時期。どうしても思い出す。わたくしは時代劇、また歌舞伎ファン

 もう10年も前になるかと振り返られる、師走のGⅠ。

    2006年12月10日(日) 第58回 朝日杯フューチュリティステークス  

      2枠 2番 ゴールドアグリ        安藤勝己  戸田博文 
      2枠 3番 ドリームジャーニー         蛯名正義  池江泰寿    優勝

 この優勝枠。すばらしい枠だった。無論本命視した。
 
 瑶泉院、即ち浅野内匠頭の未亡人。この方の本名は 阿久里(あぐり) であり、その御側御用の側女の名が戸田

 要するに、元禄15年12月14日赤穂浪士の吉良邸討入。この朗報をひたすら待つ、「南部坂雪の別れ」のシーンも著名だが、この討入直前朝日杯の、黒い2枠。結局、この2枠は、内匠頭未亡人に側女同居の夢の旅

 優勝厩舎 池江ジュニア だが、これは  池江 = GO!(行けえ) である。


 この旅とは、宿願の討入、そして悲願の吉良上野介の首級を挙げ、やがては切腹の沙汰を賜る、死出の旅だったのである。忠臣蔵は日本人の魂である。

 これあるからこそ、先週日曜朝の1R

    中山 1R   枠連 4-7       860円 
  
    中京 1R   枠連 4-7     13490円 
  
 随分早いな、と思った。何しろ、中京は朝いきなりの大荒れである。

 毎年この時期の競馬を考える折、先ずは真珠湾攻撃。次に討入。この順で、レーススケジュールもこの史上の出来事を踏まえ、意識して演出されている。だから、まだ安倍首相が奇襲から75周年、真珠湾を訪れると云う報があり、その実現前に、いきなり赤穂の四十七。この炸裂で損をした気がした。まだ先。

 が、それでこの日、狙っていた馬券。その枠に自信が出た。再度申し上げるが、この日の阪神8R


    12月4日(日)  阪神 8R 

    3枠 5番 ルイカズマ        
    3枠 6番 ブルミラコロ       馬主・高田秀信       1着   単 1.3倍 
 
    4枠 7番 タッチシタイ                        2着    10番人気
    4枠 8番 ヒドゥンブレイド     = 隠された刀         3着     6番人気
 

 この4枠。わたくしは皆様方に申し上げた。

 この「隠された刀」とは、討入直前。浪士らが艱難辛苦の果て漕ぎつけた壮挙。その討入の時を待つ、隠された刀剣、弓矢などの準備された武器。その鞘鳴である。すると、圧倒的人気の1着馬。この馬主の高田さんとは、高田群兵衛 ではないのか、と思われる。詳しくは数々の時代劇、浪士を扱った作品群にゆだねるが、当初、赤穂藩中でも急進派の先鋒。強硬に早急な討入を主張し、大石らにたしなめられつつ、実際は討入直前に脱盟。実は、ある事情で身内らにこの絶対秘匿の討入の企みを嗅ぎつけられ、脱盟しないと公儀に訴え出る、と迫られ、止む無く脱盟した、とされる人物である。

 討入義士らの扇の要、藩中随一の使い手とされる、堀部安兵衛。実は、旧名・中山安兵衛。この暮れの中山でグランプリを初め、開催を行なうと云う競馬会の番組とて、『忠臣蔵』に発しているのでは、とさえ疑われる。

 今は阪神開催だが、この当時は中山での朝日杯。夢の旅とは死出の旅。が、意気揚々、決死の覚悟での壮挙であり、今職を追われた舛添一派が池袋の小池事務所に、深夜急襲をかけても、誰も褒めないが、当時の江戸庶民は喝采した。

 物語そのものが史実以上に、独り歩きするほどの数々のエピソード。諸作品。また、主要な著名登場人物数多。もうどのネタが使われるか解からない。

 わたくしも途轍もなく印象深いのが、2007年、12月9日の朝日杯

 強硬に主張した 3番人気 1枠1番 ゴスホークケン この逃げ切り勝ち。今もって、勝浦正樹騎手唯一のGⅠ勝ちだが、

    優勝馬  ゴスホークケン   = 大鷹けん  =  赤穂浪士 大高源吾 (おおたか げんご)

     単  620円      2着 レッツゴーキリシマ 

 これは、大石の信任厚い忠臣の一人で、子葉と云う雅号で、討入前日の両国橋たもとでの俳諧の師匠・宝井其角との出会い。

      年の瀬や 水の流れと人の身は     (其角)

      あした待たるる その宝船         (子葉)

 このやり取りの歌でも知られている。歌舞伎の『松浦の太鼓』でも知られる。


 安倍首相が初めて真珠湾を訪問する。

 世界との交流、親善がテーマで始まったジャパンCでは、長らく 7枠12番 が発射しなかった。そして、第9回。あの ホーリックス オグリキャップ の死闘の年も

      3枠 4番 イブンベイ           = 湾(ベイ)
      3枠 5番 バンブーメモリー       = 思い出 
     
 不発だったこの3枠は「湾の思い出」と云う枠であり、国際舞台で、日本が語る湾の思い出とは真珠湾奇襲に他ならない。国際親善に相応しくないのだ。そして、この年の

      7枠12番 イナリワン       

 正しくこの  7.12  湾   これはアメリカ時間で示される

      12月8日(現地時間 12月7日)  真珠攻撃   

 これを示す、日付と湾との合致。矢張り不発だったのである。英語表記では無論、日にちが月よりも先。


 先週 第17回 チャンピオンズC ここでも 7枠12番 ゴールドドリーム 人気で不発だった。だが、その予告はあった。わたくしもまだ情報を仕上げに掛かっていた時刻、中京3Rだった。

    中京 3R   1着 7枠14番 コロマンデル      ムーア       馬主・吉田勝己  

    中京11R          7枠12番 ゴールドドリーム    デムーロ   馬主・吉田勝己

 しかも、この中京3Rはこの 7枠の吉田勝己の馬 と 2番ゼッケン で決まった。これを見届け、厭な気がした。これはメインの同じ 7枠の吉田勝己2番ゼッケン 即ち ゴールドドリーム アウォーディー の決着の否定であり、その為の「先出し」である。その後さらに、阪神5R メイクデビュー で馬主・吉田勝己の サロニカ 1着する。
 当日のレースは遊びではない。こうして、出現可能性を皆が見計らっている馬券を徐々に消し、潰してくれているのである。特に予め強いサインを出しておびき寄せている馬券をこそ、当日、時には直前、否定する。これは向こうの遣り口であり、絶対の自信を以て、大量投票で大勝ちされることを向こうは怖れる。当然、前売りまた当日、的中予定馬券に大量投票があった場合、向こうはオリジナル脚本を書き換える、微調整する、と云うことまでやろうと、表装、電光掲示に映し出される表向きオッズと共に、真の売り上げ動向を、投票実態を裏管理室で中止し続けている筈だ。だから、大量に買う時は、出来れば競馬場かウインズで、ひと群れに紛れて、少額ずつちょこちょこ買うべきなのである。堂々と買うのは立派だが、向こうの本旨は「管理競馬」なのである。

 
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 今年もまた、真珠湾、吉良邸討入。この奇襲の時節の開催がやって来る。馬にも奇襲が待っているだろう。

 香港への思いを醸成する、JRA。その週の2歳女王GⅠ。意外な小物、即ち人気薄が待っている予感も漂う。

 
 わたくしも、12月15日早朝。泉岳寺に向かう、義士の群れ。これにやんやの喝采を浴びせる、江戸っ子、その庶民の群れの中の一人で居たかった。正しく真冬の日本晴れ。


 日曜申し上げたが、トウカイテイオー がジャパンCを勝利した時8枠に同居していた馬と同じ名前 ヒシマサル これが当日5枠で登場したが、2着。1着が ミスディレクション(誤誘導) と云う1頭だったが、正しく同じ国際レース、チャンピオンズカップ 5枠優勝 このサインの出走だった。


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「繰り返し」の作為、表明

2016年12月06日 12時12分43秒 | Weblog

 壮大な仕掛だった。堪能した。

 前の週に キタサンブラック が勝ち、土曜に福永が落馬、戦線離脱した。ピンと来た。

 全く同じこと が起きていた記憶。直ぐ鮮やかに浮かび上がる。

    去年 10月 菊花賞 キタサンブラック 優勝   
    翌週土曜   スワンステークス で 福永祐一 落馬、負傷 長期休養へ


    今年 11月 ジャパンC キタサンブラック 優勝
    翌週土曜   阪神5R で 福永祐一 落馬、負傷 以降乗り替わりへ


 これだけ揃えられれば、そして偶然でこうなったと解釈する大方のファンの一方、わざと、故意。即ち意図的、人間の知的意思がこうせしめていると解釈する立場に立つ我われは察知した。

 同じことが起こった翌日の出来事が再現される、と。即ち、去年、福永が落ちた(自分の意志で馬から降りた)翌日、秋の天皇賞の日と同じことが、先週日曜に起こる。

 その真髄こそ、天皇賞馬 8番 ラブリーデイ と同じ、ゼッケン 8番 サウンドトゥルー チャンピオンズC優勝だった。


 正解は以下の中にあった。去年、11月1日(日)。秋の天皇賞当日の3場のメイン。

    福島11R 福島民友カップ 

    1着 5枠 8番 ランウェイワルツ        津村   音無
    2着 7枠12番 キクノソル            丸山   北出 
         (14頭)

    京都11R カシオペアステークス

    1着 2枠 2番 トーセンスターダム       シュタルケ  池江 
    2着 7枠 8番 ダノンメジャー          松山   橋口
         (11頭)

    東京11R 第152回 天皇賞・秋 

    1着 4枠 8番 ラブリーデイ          浜中    池江 
    2着 7枠14番 ステファノス          戸崎    藤原英昭
          (18頭)

 ともに、メインはGⅠと云う日だったが、全部8番の発射。そしてGⅠは、この日の天皇賞馬ゼッケン 8番 の反復。
 そして、馬番 2番8番 は京都メイン カシオペア そのまんまだった。鮮やかなもんだ。


 御登録各位様。わたくしは日曜朝、あるシステムが今回のチャンピオンズカップでは覆される可能性に言及したが、確かにあの ワン〇〇〇 これの該当する当日の 7R 今回の結末とは1つゼッケンがずらされているように見える。その通りだが、では、その該当日の7R。御覧になられただろうか。

    2枠 2番 〇・・・・・・〇    〇〇厩舎 
    5枠 6番 〇・・・・・・〇    〇〇厩舎 

 こう揃えてあったのである。枠連 2-5 のサイン。向こうはこのような遣り口も取る。


 あの、この秋のGⅠ特異日。わたくしが最初に発見した方の 〇月〇日 あのローカルの日
 実に、1R~8Rまで、この秋の スプリンターズ から チャンピオンズC まで、1つの例外も無く、全部同じ枠・またはゼッケンが発射している。秋華賞の時はズバリの仕掛も仕込んであった。
    
 もう1つの特異日。あの凱旋門賞が告げるあの日、その先週該当の8R。御存知の方は皆様、このレースを再度御覧になられたし。実に、今回の正解 2番8番 が ・・・・・。

 またもうあとシーズンGⅠは3つを残すだけだから、ちょろっと言ってしまうが、今回もまた、おそ松くんの枠だったな。
 
 実はわたくしは、もう1つ。スプリンターズステークスに端を発する、別の特異日もまた把握している。今回、これのチャンピオンズCに該当が 枠連 2-8 2番10番 だったのだ。これもまた、2枠2番 アウォーディー への推しだった。この日も全く例外無く、1R~8Rまで全部、同じ枠・ゼッケンが発射し続けている。あと3つ。

 特異日は実在する。そして貫徹してくれれば、こんな楽なことは無い。

 3つも特異日があるのならば、せめて有馬記念前日に、その1つをこの場に公開して欲しい、と云う要望は分かるが、絶対公開しない。終わってからなら、このように話すこともある。


 今週の 第68回 阪神ジュベナイルフィリーズ 2つの濃い連動レースの合致〇枠と〇番 このどちらかの発射を濃厚と見ているが、わたくしは 〇番 にまず注目する。フルゲートになれば、〇枠〇番 となる。

 この2歳女王戦への濃い連動レースの1つ。ここ12年連続、過去15年で14回の連動レースだが、ここ15年で外れた唯一の例外は、あの 2003年 ヤマニン2頭 しかも、同一厩舎で8-8のゾロ目だったと云う特異な結末の大荒れのレースだったが、これに該当するこの連動レースもまた、同一厩舎がワンツーした、ある重賞だったのである。
 

 今回、フランケル産駒 ソウルスターリング ルメール&藤沢 が人気となることは目に見えているが、続く アルテミスステークス勝ち馬 リスグラシュー 上位人気勢にも、香港国際競走と開催が被ることで、ライアンや武豊の留守を預かるメンバー。流石に香港4つのGⅠにまでは予想の手は回らないが、土曜の日本のチャレンジCも実に楽しみである。

 そして御登録各位様明日水曜の週中情報では、今週末の2重賞。システム上の仕掛、分析を踏まえ、そして絶対の確信として、出馬表の中で造型されるある仕掛を堂々と前発表させて頂く。六〇〇 〇〇〇〇 の該当レースを凝視すれば、それが何かお察しの方も多かろう。即ち、〇・・・が〇・・・する のである。

 まあ、GⅠ連対級が大挙乗り込む日本勢。これに比べ、2歳女王決定戦は新奇、未知のメンバーの争いで、注目度は劣るかも知れぬが、しかしGⅠはGⅠ。連続ドラマとして、馬券に挑める以上、興趣は尽きず、ここまで決定的システムが読めているシーズン。絶好のチャンスである。



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 皆様。ここにも掲げたが、田中将大 第61回 有馬記念アンバサダー就任。この告知ポスターだが、もう、

     〇・・・・・・・ッ〇    〇・・〇厩舎   

 これに到達され、有馬記念サインをばっちり凝視されている方も居られよう。実に鮮やか。
 また、マー君のきりりとした面持ち。昔、「マー君、神の子、不思議な子」とノムさんに云われた頃からして、もう堂々たるニューヨークの顔に成長した。段々、年末有馬の顔ともなりつつある。来年酉年を睨み、関西で登場

    ”奇跡のニワトリ”  マサヒロ君  

 ここまでやるか。
 
 右鎖骨骨折とやらで、香港遠征また有馬記念騎乗も困難と見られる福永祐一。訓えを踏まえ、今週に臨む。
 落馬の意味はまだある。ただ落ちた訳ではない。壮大なドラマ、予告なのである。

 この世界は、学歴は不要だが、知的な方に向いている。そして、教養は深過ぎると困るが、一般教養と何よりも連想力が大切なのだ。競馬が全部演出され、総て脚本で上演されていることは紛れない真実である。日本も香港も凱旋門賞もだ。


 


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