覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

猛吹雪95年

2014年08月20日 00時33分55秒 | Weblog
 
 タイキブリザード 死去 が伝えられた。
 
 安田記念 3着→2着→1着 と3度目にして漸くの大輪。これ以上に、1995年 有馬記念 での 5番人気 2着 がうれしかった。この当時、わたくしは大本命 7枠10番 マヤノトップガン 6番人気 を唱え、堂々優勝。人気は前年の1・2着 ヒシアマゾン ナリタブライアン だったが、用無しは明白で、特に武豊騎乗の ナリタブライアン は完全な馬券売りの為の囮たるは余りに明瞭。
 馬連 4770円 大勝の有馬記念だった。
 
 
   1995年 阪神淡路大震災 オウム真理教の年 
 
 
 古い話だが、菊花賞で絶対来ない!と断言した マヤノトップガン に勝たれ、もうその夕刻、銀座某所でおでんをつつきつつ、さる方を目の前に来週の勝ち馬をわたくしは既に予告していた。
 
   エリザベス女王杯  サクラキャンドル   
 
だと思う、と。オウムの年。そして大災厄の年だった。
 
 地下鉄サリンの3月20日を経て、記念すべき乙女のレースの代名詞、この年の桜花賞、クラシック第一弾は
 
   桜花賞       ワンダーパヒューム   
 
 この7番人気の勝利。無論、これは「謎の香り」で、サリンの映し出し。
 
 山梨県上九一色村でオウム施設の大捜索が行われ、第7サティアンで尊師・麻原の逮捕も行われた。この奇怪な集団は、所謂、ホーリーネームを使い、呼び合っていた。マスコミもこれに倣う。
 
 この年の年度代表馬にして、菊花賞、有馬記念を制した馬の正体は
 
 
   マヤノトップガン   田原騎手 坂口正大厩舎  馬主・田所
 
 
 マヤノ(冠号)は馬主さんの故郷で、震災の地・神戸を見下ろす摩耶山。そして、オウムの広告塔
 
 
   上史浩   正大師  ホーリーネーム・イトレー 
 
 
 この名称の略がマヤ 正大師 → 坂口正大調教師 馬主・さん → 上 で、この1頭が震災の神戸と年度を通した騒動のオウムの要約であることは明白。これを菊花賞ゴール直後に読み取り、改心したわたくしは、次週の女王杯で 単 26倍 のこの馬を狙うことを、レース後、既に決意し、その夕に人に告げ、実行し、大勝した。
 
   飯田エリ子    ホーリーネーム・サクラ 
 
 この人物あってこそ、この秋のエリザベス女王杯は「エリ」のレースで、オウムのサクラー、この映し出しこそ相応しいと見抜いた。粋な小学生らも「しょうこー、しょうこー、しょこしょこ、しょーこー」と歌っていた頃だった。
 
 
   1995年 エリザベス女王杯
 
   1着 4枠 7番 サクラキャンドル     小島太
   2着 4枠 8番 ブライトサンディー    横山典弘
 
 
   単勝 2650円    10番人気
 
   枠連 4-4 10250円  
 
 今年5月の青葉賞では 10番人気 ショウナンラグーン  単 5310円 を本命視、的中をお届けし、皆様方を少々驚かせ申し上げたが、なかなかGⅠの大舞台で10番人気を大本命で申し上げることは、容易でない。
 
 
 この余勢を駆っての有馬記念だった。
 
 
   1着 マヤノトップガン    震災とオウムの象徴  6番人気
   2着 タイキブリザード    坂本勝美騎手     5番人気 
 
 
 何故か、この折は岡部さんではなく(皐月賞馬ジェニュイン騎乗10着)、このマイナージョッキーだった。無論、
 
 
   坂本堤  弁護士一家 殺害事件  オウムの犯行
          さかもと つみ
 
   坂本勝美 騎手
          さかもと つみ
 
 
 この合致で、競馬会がこう演出したのである。正に『猛吹雪』の年だった。
 
 
 この年1995年の宝塚記念も、ダンツシアトル の勝利、2着 タイキブリザード だったが、
 
 
    シアトル   神戸市と姉妹都市提携 
 
 
 1月の阪神淡路大震災あったればこその、支援発射、勝利だった。実にこの年の宝塚記念は
 
     震災復興支援競走 
 
 こう銘打って行われ、枠連 1-5 1番9番 だった。これを再現したのが、同じ震災復興目的で挙行され、被災地から命名された馬の勝った、去年のダービー 1着 1枠1番 キズナ 2着 5枠9番 エピファネイア だったと断言して良かろう。被災地・福島出身の俳優、西田敏行まで寄り添った表彰式を憶えておられよう。また、この95年前半期の総決算で、九一色村 =  の出現で、これまた震災とオウムが束ねられたグランプリだった。
 向こう(JRA演出側)の思慮深さが解かる。
 
 
 
 何故、これを回顧申し上げたか。
 
 実は、タイキブリザードの岡部幸雄ジョッキーだが、若い頃から武豊の様に圧倒的に傑出した名手とは認められていなかった。1971年のアメリカ遠征。当時の日本のジョッキーとしては画期的な、この冒険に名騎手・岡部への飛躍の原点がある。無論これも、翌年のある人物の飛躍を見越した演出であり、これがズバリだった為、1984年85年 シンボリルドルフ で頂点を極める、岡部大輪に結実した。ルドルフでの無敗の3冠達成、翌年の5冠、計GⅠ7冠は正しく、シンザンの5冠達成以来の、戦後日本競馬史の頂点、画期的な出来事だった。 
 
 
 
 もう、お解かりになって頂きたい、先週8月17日関屋記念勝ち馬の真の意味、正体。これが果たして、今週に向け、布石なのか、あるいは逆で打ち止めの発射だったのか。現時点では判断がわたくしにも付かない。
 
 
 その17日だが、わたくしが御登録の皆様方に御推奨、申し上げた通りの1頭 小倉5R メイクデビュー小倉 
 
   3枠3番 シゲルアオイマツリ    2番人気  2着
 
 これできちんと発射した。
 
 
   8月17日  蒼井優   誕生日   女優、元JRA年間ナビゲーター
 
 
 この『フラガール』で震災復興にも寄与する仕事を果たしたJRAの「仲間」への祝意だった。蒼井祭りだった先週日曜。
 
 これが、果たして、あの馬に向け・・・ 
 
 
   クラレント    アイルランド神話で、アーサー王の重宝
 
 
となっているが、オリジナルの意味ではなく、今日的、日本的な意味とは。ある人物への捧げものなのである。その栄誉、期待外れまでも担う。
 
 要するに、岡部さんとても、ある人物の投影、分身に過ぎなかったのである。その人物は明白ではないか。
 
 
 これ以上、本当のことはここでは言えない。
 
 
 御登録の皆様方、週末情報をお楽しみに。
 が、わたくしは今日ここで、今週の札幌記念のテーマをお話した。
 
 
 ことは、この秋の凱旋門賞にまで及ぶ。
 
 
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする