覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

楽しみますか

2005年04月13日 23時54分23秒 | Weblog
 BIG TIME



 今年の中央競馬キャンペーンキーワード である。


 絶対に書けない。



 私はこの言葉に込められた意味を解明したつもりだが、この言葉は世間 競馬ファン一般に投げかけられているものであり、その気になれば、誰でもこれが一体、的中馬券を掴む という点で何を意味しているか、分かるはずだ。



 今のところ、逆に私は、ニンジン全開で 楽しみますか~ の中居クン の言葉の意味が分からないが、まあ、その内思いつくこともあるだろう。



 皐月賞の枠順は明日発表だが、比較的明快に答えが出るのは、日曜の枠順を見た後になる。週初めに2つの馬番を把握していると書いたが、それは変わりなく、勝つ1番手と思われるディープインパクトがその2つ以外の場所に入ることを期待している。



 現在最も信頼しているある示唆に拠れば、桜花賞は 3つのゼッケンを勝ち馬候補として絞れ切れていた。そのうちの1つが17番ゼッケンだったわけだが、今回もビッグタイムの空恐ろしい示唆により、連対馬番が浮かび上がるはずだ。



 このシーズンに至ると、愈々本番という風情になる。



 お楽しみはまだまだこれからだ。今週は、ある馬番を示唆してきた馬が2頭揃って出走を予定している。



 皐月賞のディープインパクトは 1番 7番 10番 12番 13番 あたりに入るのでは、と、馬券を買う必要の無い枠順予想を5点挙げておきたい。この予想は外れても気が楽である。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

単勝~番 を教える馬

2005年04月13日 20時55分02秒 | Weblog
 ジョン&ポール いやジョン・ポール2世よ。乞い願わくば、わが馬の出走日に再び的中を齎したまえ



 ...先ほど記事の若い男の祈りと同様、無事この馬が今週も予定通り出走し、お約束通り、豪快に馬券を発射してくれることを願おう。



 先ほどの記事では、その馬 の出走した当日の~番の単勝馬券のみをご紹介したが、5回出走したこの馬が、土曜日曜に続けて出走することは有り得ない。しかし、土曜に出走すれば日曜日にも、また土日が逆でも、同じく~番は発射するのだろうか? もしそうなら、その馬の出走が土曜でも日曜でも、出走週には 「~番を買いの一手」 でウインズに走ることになる。無論全レース買うわけには行くまい。ほどほどで止めることが肝要であり、引き際を心得るべし。

 では、先の記事で取り上げなかった、その馬 が出走した週の、出走当日ではない日の(つまりたとえば日曜出走なら土曜日における)~番 の単勝馬券の的中した配当を御紹介しよう。これまで出走回数は5回であるから、5日間に出現した~番単勝の列挙ということになる。敢えて、競馬場月日は添えない。


 3R  170円
 5R 1550円
 8R 2290円
12R  270円
 1R 1170円
 4R  500円
 5R 1120円
 4R  290円
 1R 9240円
 8R  510円
 
 しつこいが、ついでに、出走当日5日間で出た単勝配当もまとめて上げてしまう。この馬自身のデビュー戦は含まない。


 7R  980円
 3R  580円
11R  130円
12R 1110円
 5R  300円
 1R  250円
 4R  340円
 7R  360円
10R  390円
 1R 1120円
 1R  160円
 2R 1220円
 4R 1310円
 7R  180円
 6R 5250円
10R  630円
 3R  280円
12R 3640円



 この馬が出走した5週では、~番で 28回 1着の単勝馬券が出ているということである。



 このような馬は他にもいる。
 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その馬が出走すれば...

2005年04月13日 17時48分10秒 | Weblog
 その馬は、自分にふさわしいゼッケンでデビュー勝ちをおさめる。
 そして、自分が勝った2つあと、そのデビュー勝ちゼッケンの馬をやはり勝ち馬に従える。5番人気の自分の単が¥、1100だったが、彼の従えた馬の単勝も、¥、980の4番人気。
 これがこの馬の出走日の約束になる。その馬は~番の馬、~番を教える馬なのだ。



 敬虔なクリスチャンのある彼の若いファンは、朝教会に通い、そしてこの馬の出る日のそのゼッケンの単を朝の1レースから買い整えることを習慣にした。



 11月のある日、その馬が9Rで出走することを確かめ、その若いファンは、東京の朝から単1点ずつを買う。3Rで、3番人気の馬券を獲る。¥、580。その日のメインを見るとその~番が圧倒的1番人気、単オッズ 1,3倍。若いファンはもう今日は~番はいいやと思い、明日のGⅠレースの検討をすることにした。夕方家で検討しつつ、成績を調べると、~番は福島の5Rでも単¥、300、京都の最終でも5番人気で¥、1110。当然東京のメインでも低配当ながら1着していた。肝心のその馬は、4着に敗れる。が、しかし彼の目を奪ったのは、その馬のレースで勝った馬が1番ゼッケンの3番人気の馬だったことだ。単、¥、820。そのレースは9頭立てなので、1番が10番目! つまり、この馬の教える番号なのだ。
 そう、この馬は出走して10番を教える。



 3レース目、12月の土曜。朝、場外馬券売り場に遅れて着いた彼は、中山の9:50の1Rの1番人気を買いそびれてしまう。レースを見ると、期待通り10番が1着で入線する。3馬身差の圧勝だった。単¥、250。見ると10:05の京都の1Rの10番は4番人気である。敬遠して見送ると好位4番手で4コーナーを回ると、あれよあれよで先頭に立ちそのまま押し切る。単¥、1120。臍をかむ思いの彼は、気を取り直し、新聞に目を通し、じっくりと落ち着いて中山の4Rの10番2番人気(¥、340) 中京の7Rの1番人気(¥、360)を獲る。一息ついた。それより彼の喜んだのは、その馬のその日の6番人気での勝利だった。その馬の父を応援していた彼である。馬券は取れなかったが、彼はささやかな祝杯とともに、2勝目を祝う。



 4レース目、年明けで格上とも思える重賞挑戦ながら、3番人気に推されていた。無論応援はする。が、彼の関心は朝からの10番ゼッケンだった。実に、1R 2Rと続けざまに10番が1着する。単は¥、160 ¥、1220。今日はもうこれでよし、と彼は思った。しかし彼の前で4Rも10番が1着し、単は¥、1310。あせる気持ちで7Rの1番人気の10番の単を買う。¥、190 メインレースでその馬の応援を終えると、最終の10番が4番人気をみて、彼は買いに出た。結果は11着。



 5レース目。3月20日。メインはスプリングステークス。彼のあの馬も出走するが、人気は低い。1R4番人気、2R12番人気、3R10番人気、4R10番人気 と10番はいいとこなし。5Rは武豊の乗った1番人気の10番。彼は自信を持って大きめの勝負を掛けた。好位につけ3番手で最終コーナーを回ったまではよかったが、のびきれず5着。これで彼は首を傾げた。今日は不発なのではないか。見ると京都の3Rでは10番が1着で280円つけていた。はたしてこれで打ち止めなのか。その直後だった。今度こその武豊の1番人気9番が逃げ込むかと見えたところ、並んで付いてきた10番が驚きの粘り腰をみせ、何と1着で入線。単勝は¥、5250をつけた。悔し紛れは後の祭りだ。彼は10Rの2番人気の単勝630円をとり、後はその馬の応援と最終レース後の有名騎手の引退式に専念することにした。その彼の前で、人気馬がもがく中...



 彼は十字を切って祝福を与えたい思いで悠々最終レースを見上げた。


 「次は皐月賞だ...またその日は~番を教えてくれよな ○○○○○」


 そのころ京都の最終で10番の11番人気がまんまと先行粘り切り¥、3640 つけたことなど彼は知らずにいた。

 ローマ教皇史上初めて十字軍とガリレオ裁判が誤りであったことを謝罪した法王が亡くなったのは、皐月賞を2週間ほど前にしたある明け方だった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする