♪春一番が掃除したてのサッシの窓にほこりの渦を踊らせてます・・・キャンディーズの最後のシングル盤「微笑がえし」の出だしである。毎年春になるとよく流れる曲で、春らしいうきうきするメロディだが、今年聴くこの曲は寂しい。アイドルには興味のない小生でもキャンディーズは別格で、抜群の歌唱力やハーモニーの美しさ、そして3人の見事なコーラスは、今どきのポッと出のアイドルでは足元にも及ばない。
キャンディーズのコーラスを聴いて重ねるのはクラーク・シスターズだ。コーラスの美しさは違う音程が重なり合って単独では出せない厚みのあるハーモニーを創り出すことにあるが、両グループともそのハーモニーは、そのグループのひとつの「声」といえるほど完成されている。そしてイラストのジャケットでは少々わかりにくいが、クラーク・シスターズは美女揃いで見た目にも艶やかだ。グループでステージに立つ以上、それぞれの安定した表現力や阿吽の呼吸は勿論だが、メンバーが並んだときの美しい立ち姿も重要で、このふたつの条件が満たされてこそアイドルを超えたアーティストと呼ばれるのだろう。
クラーク・シスターズの前身は、トミー・ドーシー楽団のフィーチャリング・カルテットだったザ・センチメンタリスツで、ザット・センティメンタル・ジェントルマンと言われたドーシーに由来している。ドーシー楽団のアレンジャーだったサイ・オリヴァーは、彼女らの才能を育てるためジャズ・コーラスの基本を徹底的に教え込んだという。それは楽団員のバディ・デフランコやチャーリー・シェイヴァースを手本とし、楽器の演奏者のように考え歌うことだと。クラーク・シスターズとして独立後、数枚のアルバムを残しているが、なかでも「シング・シング・シング」は才能が開花したコーラスをたっぷり楽しめる傑作だ。
キャンディーズはデビュー当時、音程を掴むのに苦労していたというが、それがみるみるうちに成長する。その証はキャンディーズの歴史を折り込んだ最上級の歌詞がちりばめられた「微笑がえし」を、スタジオミュージシャンと同じように初見でレコーディングを行ったことだ。クラーク・シスターズと同じように才能を伸ばすには並々ならぬ努力があったことだろう。♪私達お別れなんですね・・・「微笑がえし」の一節が遠く聴こえる。スーちゃん、安らかに・・・
キャンディーズのコーラスを聴いて重ねるのはクラーク・シスターズだ。コーラスの美しさは違う音程が重なり合って単独では出せない厚みのあるハーモニーを創り出すことにあるが、両グループともそのハーモニーは、そのグループのひとつの「声」といえるほど完成されている。そしてイラストのジャケットでは少々わかりにくいが、クラーク・シスターズは美女揃いで見た目にも艶やかだ。グループでステージに立つ以上、それぞれの安定した表現力や阿吽の呼吸は勿論だが、メンバーが並んだときの美しい立ち姿も重要で、このふたつの条件が満たされてこそアイドルを超えたアーティストと呼ばれるのだろう。
クラーク・シスターズの前身は、トミー・ドーシー楽団のフィーチャリング・カルテットだったザ・センチメンタリスツで、ザット・センティメンタル・ジェントルマンと言われたドーシーに由来している。ドーシー楽団のアレンジャーだったサイ・オリヴァーは、彼女らの才能を育てるためジャズ・コーラスの基本を徹底的に教え込んだという。それは楽団員のバディ・デフランコやチャーリー・シェイヴァースを手本とし、楽器の演奏者のように考え歌うことだと。クラーク・シスターズとして独立後、数枚のアルバムを残しているが、なかでも「シング・シング・シング」は才能が開花したコーラスをたっぷり楽しめる傑作だ。
キャンディーズはデビュー当時、音程を掴むのに苦労していたというが、それがみるみるうちに成長する。その証はキャンディーズの歴史を折り込んだ最上級の歌詞がちりばめられた「微笑がえし」を、スタジオミュージシャンと同じように初見でレコーディングを行ったことだ。クラーク・シスターズと同じように才能を伸ばすには並々ならぬ努力があったことだろう。♪私達お別れなんですね・・・「微笑がえし」の一節が遠く聴こえる。スーちゃん、安らかに・・・
シング・シング・シングは、ベニー・グッドマン楽団の代表曲として知られておりますが、今週はヴォーカルでお好みをお寄せください。インストは機会を改めて話題にします。
Sing,Sing,Sing Vocal Best 3
Anita O'Day / Sings the Winners (Verve)
The Clark Sisters / Sing Sing Sing (Dot)
Keely Smith / Swing Swing Swing (Concord)
他にもアンドリュース・シスターズ、テレサ・ブリュワー、最近では青木カレン等々、多くの名唱がありますのでどのヴァージョンが挙がるのか楽しみです。
因みに、いえ今週はこれが本命です。
キャンディーズ・ベスト3
微笑がえし
哀愁のシンフォニー
やさしい悪魔
キャンディーズ・ファンの方は是非、投票を!
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
あなたに夢中
http://youtu.be/yPDFlUppC30
ハートのエースが出てこない
http://youtu.be/yQ5rDORBw-s
春一番
http://youtu.be/v_3bdfGHuG4
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田中好子さん告別式 最後の肉声
http://youtu.be/5n2Lid-3WY8
「あなたに夢中」がトップにきましたか。ドキッとした歌ですが、見送りの曲と思えば悲しいですね。次いで、「ハートのエースが出てこない」に「春一番」、私とどれも重なりませんね。世代で好みが別れるのでしょうか。どんな結果になるのか週末が楽しみですね。
最後の肉声は切々と訴えるものがあり響きます。
私はテレビ観戦でしたが、良いゲームでしたね。今日は4万人とか、帰りは大変でしょう。お気をつけて。
トップに春一番、次いであなたに夢中、微笑がえし、段々ベストが絞られてきました。ありがとうございます。
Sing,Sing,Sing は、ベニー・グッドマンの38年のCarnegie Hall Jazz Concertが、涎が出るほど好きで、一時期毎日店でかけていました。
しかし今回は、苦手なヴォーカル・・・・一枚だけ挙げておきます。
Sings the Winners /Anita O'Day
dukeさんに大賛成です。最高のヴァージョンだと思います。
Anita O'Day 静止画
http://youtu.be/X8BqFbzpiVg
Clark Sisters 静止画
http://youtu.be/9udQqVral2s
Keely Smith 静止画
http://youtu.be/zCAzO17PybE
the andrews sisters 静止画
http://youtu.be/pWFF1fYIkHY
Teresa Brewer 静止画
http://www.youtube.com/watch?v=hrUlj_WlimU
New York Voices
http://youtu.be/dfLgT_TbbKQ
Vocal Trash
http://youtu.be/cHBrrMCo-nU
「弘田三枝子スタンダードを唄う」しか、
持ってませんね、ヴォーカルでは。
キーリー・スミスは持ってなかったので、
発注かけました。
加賀城みゆきさんも早くに亡くなりました。同じマンションに住んでいたので、もっと親しくしておけば良かったです。
dukeさん、みなさんこんばんは
お題の曲は苦手です(笑)
ほとんど大嫌いです、かかる度にハァとため息が出ます…一切スウィングなんか出来ません
レア・シルクとか吐き気をもよおしました
クラーク・シスターズといえば私にとってはデトロイトの素晴らしいカレン・シェアード達のことでした
dukeさんに甘えて勝手な事を綴りましたが、みなさんどうか、お気を悪くなさらないで下さい
Sings The Winners/Anita O'Day(verve)
全く好きではないですが、やはりこの時代のビッグバンド経験者シンガーは好みを抜きにたいしたもんだとは思います
Freddie Freeloader/Jon Hendricks & Friends(denon)
大好きなシンガーですが最後にこの曲という選曲のプロデューサーのセンスに殺意を覚えます
以上が手持ち(たぶん)でして…私の知り合いのヴォーカル専門の方にカンニング(笑)してみるとLouisの娘のLenaがReminiscingという最近のやつでチラッと歌っていたと…
キャンディーズも私には一切ハーモニーではなくユニゾンにしか聞こえませんが(口パク以外のステージでは)、そんなことはなんの欠点にもなりません(笑)
スーちゃん派(笑)の私としては
なみだの季節
あなたに夢中
春一番
次点にさよならバイバイ