
最近読んだ本にフェミニズム系文学者の下河辺美知子さんが、篠原沙里のペンネームで書いた「スマップ・ウォッチング」がある。スマップ・ファンではないが、サブタイトルの「アイドルで平成日本社会を読み解く」に惹かれた。老若男女幅広いファン層を持つスマップの話で、芸能界に疎い小生でも名前と顔が一致するくらいの国民的なアイドルだ。歴史を動かしてきたイデオロギーは、大衆文化の中にこそ息づいてきたという著者の観点からスマップを観察していて興味深い。
グループの場合、メンバーの名前が売れると直ぐに独立というケースが多い中、不動のメンバーで活躍しているのは驚異なのだが、それでいてドラマ、CM にとメンバー個々の活動にも制約がない。 MJQ の名で知られるモダン・ジャズ・カルテットと似ている。52年に発足以来、55年にドラマーがケニー・クラークからコニー・ケイに変わっただけで74年に解散するまで不動のメンバーで活動していた。MJQ 以外でもジョン・ルイス、ミルト・ジャクソン、パーシー・ヒース、ケイ、それぞれセッションは数多い。
近年、多様化するジャズ界だが、MJQ はどの時代を聴いても大きな音楽的変化はなく、グループ表現は揺るぎのないものだ。4半世紀にも及ぶ MJQ の活動期間にはスタイルや音楽性の変遷もあり、変貌を遂げたプレイヤーも数多い。時代の流れに迎合したり、自らの音楽的発展により変わることも必要だろうし、それもジャズが発展、進化するうえでは重要なことだとも思う。が、時として変わらないスタイルも切要でもある。それが完成されたフォームなら尚更だ。
大学でも教鞭をとっている篠原さんの、やや追っかけ的な著書によると、全国どの地方都市に行っても会場周辺に見られる現象で「スマップ渋滞」というのがあるそうだ。今日、我妻は「世界に一つだけの花」を歌いながら足取りも軽やかに、その「スマップ渋滞」の札幌ドームに朝早くでかけた。当分我が家では、「キムタクがねぇ・・・中居君がさぁ・・・」が続きそうだ。
グループの場合、メンバーの名前が売れると直ぐに独立というケースが多い中、不動のメンバーで活躍しているのは驚異なのだが、それでいてドラマ、CM にとメンバー個々の活動にも制約がない。 MJQ の名で知られるモダン・ジャズ・カルテットと似ている。52年に発足以来、55年にドラマーがケニー・クラークからコニー・ケイに変わっただけで74年に解散するまで不動のメンバーで活動していた。MJQ 以外でもジョン・ルイス、ミルト・ジャクソン、パーシー・ヒース、ケイ、それぞれセッションは数多い。
近年、多様化するジャズ界だが、MJQ はどの時代を聴いても大きな音楽的変化はなく、グループ表現は揺るぎのないものだ。4半世紀にも及ぶ MJQ の活動期間にはスタイルや音楽性の変遷もあり、変貌を遂げたプレイヤーも数多い。時代の流れに迎合したり、自らの音楽的発展により変わることも必要だろうし、それもジャズが発展、進化するうえでは重要なことだとも思う。が、時として変わらないスタイルも切要でもある。それが完成されたフォームなら尚更だ。
大学でも教鞭をとっている篠原さんの、やや追っかけ的な著書によると、全国どの地方都市に行っても会場周辺に見られる現象で「スマップ渋滞」というのがあるそうだ。今日、我妻は「世界に一つだけの花」を歌いながら足取りも軽やかに、その「スマップ渋滞」の札幌ドームに朝早くでかけた。当分我が家では、「キムタクがねぇ・・・中居君がさぁ・・・」が続きそうだ。
どちらかというとMJQのユニットの中での
プレイよりも、フリーブローイングなセッションでの
彼のヴァイブのほうを、より好みます。
MJQをジョン・ルイスとミルトの双頭リーダー・コンボと
見る向きもありますが、私から見ればあれは
明らかにジョン・ルイスがリーダーのグループという印象。
「野人ミルト」の魅力は、MJQという規制が
外れた時のほうがより発揮されていますね。
スタイルが変わる、変わらないという話題が出ていましたので、
ちょっと私見を(以前にも、どこかで書いたと思いますが)。
(1)MJQのように、いつの時代も頑固なまでに
演奏スタイルを変えないで、ファンの気持ちを
惹きつけている人たち。
例えば、ソニー・スティット、ズート・シムスなんか、そうでしょうか。
(2)逆に、時代を先取りして、常に変化していく
ことによって自らの音楽性を高め、成功しているジャズメンもいます。
なんたって、マイルスがその筆頭でしょう!
トレーンもしかり、一時期のゲッツもそうかな?
ああ、ウェイン・ショーターも忘れてはいけません。
(3)変化することに失敗して、人気が下落した人もいますね。
ジョー・ヘンダーソンなんか、そうかなという気がします。
(4)また、変化しないことで飽きられてしまった人。
ほんの短い期間しか表舞台にいれなくて消えていった
人々っていうのは、たいていこれに入るのでは?
ジャズメンを大雑把に分類すると、上記4種類に
たいがいは入るんじゃないかな、と思っていますが
如何でしょう?
MJQはジョン・ルイスが音楽監督でしたので、ルイスのスタイルをコンボで具現したものです。ライブでミルトが乗ってファンキーなソロを展開すると、ルイスに制されたそうです。そういう規制、規律が寿命の長かった一因だとも思います。
スタイルの変化という観点で分類するなら確かに 25-25 さんの仰る通りですし、さらに枝をつけますと・・・
一時変わっても、また元のスタイルに戻るケース
アート・ペッパーやジャッキー・マクリーンでしょうか。マクリーンはフリーで吹いたらファンに殴られたそうです。
マクリーン独白 「度々殴られてもなぁ・・・受けも良くないから前のスタイルでやるか」
金儲けのために思慮分別のないケース
ウエス・モンゴメリー 独白 「次はストリングスをバックにジャズファン以外にも売るか」
ドナルド・バード 独白 「俺もリー・モーガンの真似してジャズロックでもやるか」
「じゃ俺も付き合うか」とはルー・ドナルドソン
二人して「柳の下にどじょうはいなかったか」
フレディ・ハバード 独白 「ストリングスもソウルもファンクもごちゃ混ぜが一番よ」(笑)
アート・ペッパーやジャッキー・マクリーンでしょうか。マクリーンはフリーで吹いたらファンに殴られたそうです。
うん、なるほどそうですね~!
スタイルを変えて、一般受けは良くなったけれども、
真正ジャズ・ファンからは、「ちょっと、ねぇ」
という感じで見られた人もいますね。
例えば、ケニー・ドリューとか。
MJQは、タキシードでバッチリ決めた格調高いグループと言う印象があり、なんとなく敷居が高いなと感じていました。(音楽的には素晴らしいと思うのですが・・・)
個人的には、25-25様同様、ミルト・ジャクソンがグループを離れて出したアルバムのほうが解放された演奏と言った感じで好みです。
ところで昔「誰が来たのかと思って見るとジャクソン(ミルト・ジャクソン)」と言う駄洒落がはやった事を思い出しました。
こんな下らない駄洒落は誰が言い出したのでしょうか。
では、では、
「見るとジャクソン」は、猿の芋洗い現象のようなものでジャズ・ミュージシャンとジャズ喫茶で発祥したのでしょうね。
「こんにちは、 KAMI さん、薄い髪(失礼!)をチック・コリアみたいに決めていますね」
「ええ、韓国製の整髪料を使ってみました」
「ところでデューク、海に行ったの?顔が貝殻みたいですよ」
「シェリー・マン聴いていたら貝殻人間になってしまいましたよ ランチセットのバジルトマトと珈琲ゼリーお願いします」
「今、サラ・ヴォーンかけましたので、皿に入れてお盆でお持ちします」
「こんなに安くて良いの?」
「物価も低落していますからねぇ・・・」
「それでブッカー・リトルかけたんだぁ」
てっきり「ジャンゴ」あたりから聴いていらっしゃるのかと思っておりました。「ピラミッド」を初め MJQ のジャケットはシンプルで、落ち着いたデザインが殆どなのですが、「 Plastic Dream 」には驚きましたよ。本当に MJQ かなぁ?あの堅くて融通が利かないルイスが許したものだと・・・イラストとはいえビーチク・ポロリですから。(笑)
残念ながら私はミルトを生で聴いておりません。マレット・ポロリ(笑)とは驚きですね。今、かみさんがスマップ公演から帰ってきまして随分興奮しておりました。札幌ドーム5万人とか・・・ミルトが稼ぎを嘆くのもわかりますね。
(詳しくはnaruさん掲示板へ)
ミルト・ジャクソンですが、前も書いたと思いますが、僕がマリンバを叩いてたので、ヴァイブのミルト
を聴いた時は感動しました。それまではヴァイブといえば、ハワイアンぽいイメージでしたから、その後、
ハンプトン。バートン。ハッチャーソン。聴きましたが、ミルトジャクソンが一番好きです。初めて聴いたのは、「バグス・グループ」で初めて行ったコンサートは、naruさんと場所は違いますが(虎ノ門ホール)で
やはりレイ・ブラウンとのデュオでした。メーカーはディーガンでしたが、マレットの色までチェックしてるとはnaruさん凄い!そういえばパブロレーベルで「ミルト&ベイシーオーケストラ」(ベイシー物をミルトがメロディー奏でてる)のレコード持ってたのですが、ビッグバンドやってる先輩に貸したまま帰ってきません。これCD出てるんですかねえ~?
ヴァイブのメーカー名まで覚えておられるとは、
よほどヴァイブがお好きなんでしょうか?
ミルト愛用のDeagan 社製のヴァイブは今はもう
製造されていないようです。
現在の最大手は、ゲイリー・バートン使用の
ブランド、Musser を製造するラディック社、
それに対抗するのがYAMAHAなんだそうです。
Deagan は会社としては存続してはいるものの、
楽器は今はわずかにチャイムを作っているだけとか。
>nobu さん。
ミルトwith ベイシーはLPでVol.1 だけ持っていますが、
確かCDでも見たような気がします。
が、自信はありません。
内容的には、期待した割には刺激に欠けるもの
だったように思いますが。
ミルト個人名義のアルバムでは、次のものを
よく聴いています。
○「Much In Common/ Milt Jackson & Ray Brown」
Wild Bill Davis(org), Kenny Burrell(g)参加で
ブルージーそのものの内容。
ゴスペル歌手マリオン・ウィリアムスが数曲に
フィーチャーされていて、これがまた痺れる!
数年前にコンプリートのボックスCDが出たようですが、
ありゃ通して聴くとゲップが出るかも。
LP収録分くらいが、丁度いいようにも思います。
○「Very Tall/ Oscar Peterson 3 with Milt Jackson」
オス・ピのピアノが珍しく控えめなのが、いい!
○「Bags Opus」
ゴルソン、ファーマー、トミ・フラとの共演。
I Remember Clifford が素晴らしい!
○「Soul Fusion」
ジャマイカ出身のピアニスト、モンティ・アレキサンダー
との共演。
スティーヴィー・ワンダーのIsnt She Lovely
なんて、やってます。
○「モントルー75」
オスピとの再会セッション。
ブルー・ミッチェルのオリジナル「ファンジ・ママ」が
絶品です!
>そして、サックスを吹く男のレーベルもイカしております。ジャズ盤では、他にエヴァンスの「アンダー・カレント」ぐらいしか知らないのですが、ユナイテッド・アーティストという会社を初めて意識いたしました。最近、紙ジャケCDを手に入れて、一人で喜んでおります。
UA、意外と秀作が多いと思いますよ。
ざっと思いつく所では、、、、
「Modern Art/ Art Farmer」
これもエバンス参加でしたね。
エバンス絡みで、
「Ivory Hunters/ Bob Brookmeyer 6 Bill Evans」
ブルックマイヤーとエバンスの、珍しい
ピアノ・バトル・セッション。
「Love for sale/ Cecil Taylor」
セシル・テイラーは好きじゃないけど、例外的に
これは割りと聴きます。
ま、ジャケを眺めるのが主な目的かな?(笑)
あと、ミンガスやブッカーリトルの作品にも
何点かありましたね。
ヴァイブのメーカーの事は知りませんでしたが、nobu さんも、naru さんも良く観察しておられますね。nobu さんは職業柄、絶対音感をお持ちなので楽器に対する見方も違うのでしょうか。「絶対音感をつける本」によりますと、小学生以上でつけるのは至難の技だそうです。田舎育ちの私も子どもの頃は、蛙の鳴き声を聞いたり、木琴で「かえるの歌」を叩いたりしたのですが、絶対音感は身につかなかったようです・・・「おたまじゃくし」と遊ばなかったのが原因か。(笑)
25-25 さん、ミルトの愛聴盤、UA盤のご紹介ありがとうございます。
晩年近くの作品ですが、「 The Prophet Speaks 」はジョー・ウィリアムスのヴォーカルも入っていてなかなかの出来でした。「センチメンタル・ムード」とか、モンクの「オフ・マイナー」、「ブルー・モンク」も演奏しておりますが、絶対音感の持ち主ミルトは、どのような曲でも「絶妙」なマレット捌きをみせております。そういえば、ハロルド・アレンの絶対・・・いや、違うなぁ「絶体絶命」もMJQは録音しておりますね。
naru さん、こんばんは。
ユナイテッド・アーティストという会社は、レーベルの色やロゴ・マークは様々でして、naru さんが先日入手された「 I Want To Live 」はモノラルで赤レーベル、私が所有しているのはステレオで青レーベルです。サックスのイラストレーベルは、アラン・ダグラス・プロデュースと呼ばれるもので、「アンダーカレント」を初め、25-25 さんがご紹介してくださった盤の他、「マネー・ジャングル」、「ズート・シムズ・イン・パリ」、「スリー・ブラインド・マイス」等、秀作が揃っております。
「Bags Opus」の「アイ・リメンバー・クリフォード」は私も好きですね。この曲の名演の一つにリー・モーガンもありますが、彼は愛人にピストルで射殺され「絶命」しました。愛人が数人いたという話ですから「絶倫」だったのだろうなぁ。
昼食時、帰宅したのですが、テレビにスマップの中居君が出ていました。かみさんがテレビに向かって「中居く~ん」 こちらは「絶叫」か。(笑)
タイトル改め「オヤジギャグ5連発」
「ラスト・コンサート」は、小生がジャズに
のめりこむ切っ掛けとなったアルバムですから、
結構思い入れが深いものがあります。
最後ということもあってか、従来のこのコンボの
演奏からは想像できないような、熱の籠もったプレイもあって、
はっとさせられますね。
只今のBGM・・・
「GoodDay-GoodTime/ 出口辰治」(Whats New Records)
邦人ヴァイブ・プレイヤーのリーダー作は、見つけ次第
摑み取り状態でゲットしているのが現状です。
でも、不思議にハズレがない!
ていうか、本当にヴァイブが好きなんでしょうね、自分。
このアルバム、めっちゃイイです!
中堅ヴァイビストと思っていた出口さんも、いつのまにか
もう54才とベテランの域に。
(そういや、藤井寛さん、浜田均さんと皆同じくらいの年代)
でも、その瑞々しい感性は少しも変わっていません。
自作のブルースでのナチュラルなスイング感、
「ヌアージュ」でのしっとりした味わい、絶品です!
愛器は、ディーガンではなく、Musser のようですね。
「朝日の如く」から始まり、「ホワッツ・ニュー」で幕を閉じるまでのラストコンサートは、感銘深いものがあります。最後の曲、最後の一音まで、23年間の愛惜で溢れております。メンバー全員が亡くなった今、鬼籍の職業欄には短く「 MJQ 」と書かれているのかも知れませんね・・・
25-25 さん、出口さんの情報ありがとうございます。
地味な出口さんですが、リーダー作も出しているのですね。花岡詠二さんのバンドでのプレイは聴いたことがあります。確かキャバレーのバンド生活が長かったはず。入口を間違えたか?(笑)
記事や皆さんのコメントともにとってもハイレベルで、とっても勉強になりますね。私にはとても口をはさめないようです(笑
MJQはほとんどきいてないのですが、MJQを離れたミルトは好きです。
エディ・ヒギンズの最近のものは何枚かもっているのですが、ジャケット写真はどれも軽くて好きではないですが、ジャズビギナーの特に女性でも聴きやすいのでセールを伸ばしているのでしょうか・・・
そういう私は万年初心者です。
また伺いますね
え?パーシー・ヒースは数年前80にして
初リーダー・アルバムを出して意気軒昂なはず・・・
と思って調べてみたら、一年以上前に亡くなってましたね(汗;;
かのベースの革命児の故スコット・ラファロが
生前インタビューで好きなベーシストを訊かれて、
パーシー・ヒースの名を挙げたんだそうです。
ミンガスでも、チェンバースでも、レッド・ミッチェルでもなく、
パーシー・ヒースというところが面白いですね。
斬新なアイデアを持ちながら、基本はちゃんと
押えてるってとこでしょうか?
>確かキャバレーのバンド生活が長かったはず。入口を間違えたか?(笑)
そうですね、出口さんは最初はハワイアンから
入ったようですし、77年に上京後暫くは仰るとおり
キャバレー巡りみ明け暮れていたようです。
昨年、ヴァイブの赤松敏弘さんとピアノの岸ミツアキさんの
初共演ライブを小生の主催で横浜で開催させていただき、
おかげ様で大好評だったんですが、ライブ中に岸さんが、
「赤松さんといえば、日本のジャズ・ヴィブラフォンを代表する
プレイヤー・・・・いや、そんなこと言ったって
ヴァイブ奏者、7人くらいしか思いつきませんけど(笑)」
なんて言って受けてましたけど、ことほどさように
ピアノに比べてヴァイブ・プレイヤーの数の
極端に少ないのには、本当に首を傾げてしまいます。
何故なんでしょうね?
「ジャズ初心者」なる陳腐で曖昧な言葉が氾濫しておりますが、聴き込んでいる人を、仮に「上級者」としますと、その「上級者」はジャケットを見るだけで音が聴こえてくると言って聴かない。斯く言う私もタイトルを聞くだけでフレーズを思い出し、これもまた聴かない。寂しいことです。何を聴いても新鮮で、見るもの、触るもの(笑)に感動を憶えたジャズを聴き出した初心に戻って聴くと耳に馴染んだメロディーもまた違う発見があるものです。「万年初心者」・・・肝に銘じる言葉です。
私を初め小ブログにコメントをお寄せくださる方は、オタクではありませんが、皆さんジャズに魂を奪われた人ばかりです。bluerose さんが聴き慣れないアルバム、見慣れないプレイヤー名もあるかもしれませんが、皆さんがお薦めするアルバムは一聴価値盤ばかりです。ジャズを聴く上で参考になればと思っております。私が薦めるものは時に独り善がりの駄盤もありますので要注意(笑)
感性と惰性に溢れ、知性と理性(特に下半身)に欠けるアドリブ帖ですが、今後ともお付き合いの程宜しくお願い致します。
ヴァイブ・プレイヤーは世界レベルで見ても少ないですね。ベニー・グッドマンやシドニー・ベシェといったスターがいなくなると、クラリネットやソプラノサックスもその美しい音色と共に姿を消す。ライオネル・ハンプトンやミルト・ジャクソンといったスターがいない今、ヴァイブもそのような運命を辿るのかもしれません。スターと指導者がいないとどの分野でも同じようです。性科学の高橋鐵氏、謝国権氏然り、ハナモゲラ語のタモリ氏然り、冷やし中華の山下洋輔氏然り、ミトコンドリアの坂田明氏然り、(笑)指導者不在の分野は発展が望めませんね。
ブログ、ものすごく盛り上がってますね。
私も嬉しいです。
duku様の仰る「万年初心者」 私も同感です。この気持ちってすごく大切だと思います。
私は地元の公民館で「ジャズ鑑賞会」をやっていますが、選曲したあと最低10回はそのアルバムを聴きこむようにしています。
聴きこむ事により新しい発見があり、それを鑑賞会に来場された方に話しています。
俺はジャズを知っていると言う態度ではだめだと思います。
ジャズを聴きこむ作業。その先にはジャズの楽しさがあると思います。
聴きこんで、楽しむ。
万年初心者の私の今の気持ちです。
では、では、
>俺はジャズを知っていると言う態度ではだめだと思います。
ジャズを聴きこむ作業。その先にはジャズの楽しさがあると思います。
>聴きこんで、楽しむ。
>万年初心者の私の今の気持ちです。
ほんと、その通りですね~!
私なんか、いっぱい書いてますけど、ただ感覚的に
「これは、いい!」とか「これは逸品です!」とか
書いてるだけで、ジャズメンのフレーズの手癖や
好んで使用するコード・ワークなどについて
詳しい解説が出来るわけではない。
ほんと、お恥ずかしい限りです。
ただ、お粗末ながら、私なりに気をつけている
点が2,3あります。
(1)知ったかぶりをしないこと。
(2)酷評は出来る限り避ける。
例えば、嫌い → 苦手
駄作 → 今ひとつ
みたいに、婉曲な表現を心がける。
(3)一段上から物を言うような表現は避ける。
かなり以前に、「○○は、凡庸なドラマー」と書いて、
お前は何様だ!と言われたことがありました。
以上、ここ数年でいろいろなネット仲間から、
教わりながら、学んできたことでした。
おかげ様でコメント欄も賑わってまいりました。やはりコメントはブログの華、嬉しいものです。
先のコメントで気にされております髪に触れ、神の逆鱗にふれた為、コメント頂けないものかと思っておりました。(笑)
「ジャズ鑑賞会」は回を重ねる毎に来客数も増えているようですね。最低10回も聴いているとは恐れ入りました。やはり聴きこんでいないと的確なコメントを伝えることができませんね。同感!
ところで、ランチセットのバジルトマトと珈琲ゼリーを宣伝したのですが、売り上げは如何でしょうか?えっ、下らない駄洒落言っているものだからオーダーがない。こりゃまた失礼しました。反省!
KOMAさん(猫好きのKAMIさんの奥様です) 先日コメントをお寄せ頂いたbluerose さんのブログ「猫花JAZZごよみ」はお薦めですよ。
「KOMAさん、今日は化粧ののりが悪いのでは・・・」
「失礼ね!仮面が剥がれただけよ」
「ああ、それでカーメン・マックレイかけてるんだぁ」
いよいよ私、喫茶パウエル出入り禁止です。
25-25 さん、いつも熱いコメントありがとうございます。
私も子どもの頃、おたまじゃくしと遊んでいないものですから、コード・ワークは分かりませんね。楽器を演奏されている方にもご覧頂いておりますが、コメントきたらどうしょうかと冷や汗です。(笑)
>(1)知ったかぶりをしないこと。
同感!全国中誰が見ているのか分からないブログですから、いつかはボロが出ますね。加えるなら私は「知らないことは勉強する」です。
>(2)酷評は出来る限り避ける。
同感!全国中何処かに贔屓にしている方はおられるものです。敢えて嫌いなプレイヤー、駄作のアルバムを持ち出す必要はありません。ご覧頂いた方を不愉快にさせるだけです。
>(3)一段上から物を言うような表現は避ける。
反省!以前、私も指摘されました。
このブログで私の店「珈琲パウエル」を宣伝していただいたおかげで、沢山のお客様がお見えになりました。わざわざ北海道から来られた方も沢山います。うそです。(笑)
私の店は、基本的に乱暴狼藉を働かない限り出入り禁止にはなりませんのでご安心下さい。
25-25様、こんばんは。
>ただ、お粗末ながら、私なりに気をつけている
点が2,3あります。
(1)知ったかぶりをしないこと。
(2)酷評は出来る限り避ける。
例えば、嫌い → 苦手
駄作 → 今ひとつ
みたいに、婉曲な表現を心がける。
(3)一段上から物を言うような表現は避ける。
同感です。私などはお調子ものなので調子に乗ると(1)(2)(3)すべてやりそうになります。
これからも注意したいと思います。
naru様、こんばんは。
聴きこむ事って、本当に大切ですね。
何回も聴いたアルバムだとついサボりたくなりますが、新たに聴きこむ事により必ず新しい発見があると思います。
そして聴きこんで自分のものにしたアルバムを紹介したいと思っているのですが、私の聴き方はまだまだ甘いので現状は理想の50%と言ったところです。
では、では、
私が挙げた留意点、ともすれば自分自身も
忘れがちになりますので、厳に自ら戒めて
まいりたいと思っています。
>ライオネル・ハンプトンやミルト・ジャクソンといったスターがいない今、ヴァイブもそのような運命を辿るのかもしれません。
そうですね、ゲイリー・バートンやデイブ・パイク、
ボビ・ハチさんなど、代表的プレイヤーは皆
還暦をとうに越した年齢ですしね。
スティーヴ・ネルソン、ジョー・ロック、
ステフォン・ハリス、ウォレン・ウルフなどの
中堅、若手がどこまで頑張れるか。
なかなかいい作品を出してはいるのですが、
ミルトのように心の琴線に触れる演奏はというと、
まだちょっと物足りない気がします。
「感心はするが、感動は今ひとつ」という感じでしょうか。
同じディスクを繰り返して聴くときに、音量を曲ごとにメリハリをつけて調整するとそのディスクのツボが見えてくるような気がします。サラ回しをしていたときは、例えばベイシーのビッグバンドを大音量でかけた後、ガーランドの「グレイ・スカイズ」をかなり絞ってかけはじめ、「セント・ジェームス病院」で上げるといった具合です。メリハリをつけることによって、その盤のベスト・トラックがより輝いて聴こえるものです。
キースの「フェイシング・ユー」を評価するのは、このメリハリにあります。「サムホエア・ビフォー」ではこれがありませんでした。次回のレコードコンサートで試してみては如何でしょう。さぁて、選曲に悩むぞぅ。あまり悩むと髪が・・・おっと禁句でした。(笑)
KAMIさん、出入り禁止にならないようで安心しました。
レコードですと表裏かけ直すことによって、片面毎に緊張感が生まれましたが、CDにはこれがありませんね。私はB面と想定した曲から聴き出すことがあります。これで新しい発見もあります。
メリハリのある盛り付けのバジルトマトを食べに、北海道からでも行きたいですね。おっと、その前にヱビスビールか・・・KOMAさん、宜しくね。(笑)
25-25 さん、若手のヴァイブ奏者も聴いておられるのですね。
私が聴いたことがあるのは、スティーヴ・デイビスのアルバムにフィーチャーされていたスティーヴ・ネルソンだけです。ミルトのブルース感覚を身に付けると、これからが期待できますね。ハンプトンのようなメリハリのある唸りは必要ありませんが・・・(笑)