
元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで殺害された事件は、放射性物質が検出されたことから大きな波紋をよんでいる。ロンドンは各国の情報部員が集まってくる場所だそうだが、宛らイギリスの諜報員ジェームス・ボンドが活躍する映画のようだ。ロシア政府の関与も囁かれる中、映画の惹句「殺しのライセンス」が現実のものとは恐ろしい。
ジョン・コルトレーンの演奏でモダンファンには馴染み深い「ロシアの子守唄 Russian Lullaby」は、ロシア出身のアービング・バーリンが子どもの頃を思い出して作った曲だ。辣腕タレントスカウトで知られるジョン・ハモンドが監修したヴィック・ディッケンソンの「ショウケース」で決定的なこの曲の名演を聴ける。リードする一本のホーンに他の二本のホーンが絡み合うディキシー・アンサンブルで演奏されていて、ヘッド・アレンジのジャムセッションとは思えないほど完成度が高い。
53年当時最高の録音を誇ったヴァンガードらしく、ジャケットに「An Adventure in High Fidelity Sound」とクレジットが入っている。その音はオーディオマニア的な良い音ではなく、楽器を強く吹くと大きく聴こえる自然の音なのだ。サー・チャールズ・トンプソンのピアノソロからディッケンソンのトロンボーン、クラリネットのエドモンド・ホール、ルビー・ブラフのトランペットへと繋がれ、アンサンブルでは一際音が大きくなる。現在のミキシングが施された平均的な音は確かに耳障りも良く聴きやすいが、一本より三本のホーンの音が大きい自然な録音もまた耳に心地よく、当時の時と場の空気に触れる想いだ。
「ロシアの子守唄」が作られた27年当時というとロシアはスターリン政権下であった。ロシア語同時通訳者、米原万里さんの著書「ロシアは今日も荒れ模様」にソ連邦当時の小話が紹介されていた。「(問い)ソ連の憲法と米国の憲法の違いは何か?(答え)どちらも言論の自由を保障しているが、米国の憲法は発言した後の自由も保障している」。歴史を戻ってはならない。
ジョン・コルトレーンの演奏でモダンファンには馴染み深い「ロシアの子守唄 Russian Lullaby」は、ロシア出身のアービング・バーリンが子どもの頃を思い出して作った曲だ。辣腕タレントスカウトで知られるジョン・ハモンドが監修したヴィック・ディッケンソンの「ショウケース」で決定的なこの曲の名演を聴ける。リードする一本のホーンに他の二本のホーンが絡み合うディキシー・アンサンブルで演奏されていて、ヘッド・アレンジのジャムセッションとは思えないほど完成度が高い。
53年当時最高の録音を誇ったヴァンガードらしく、ジャケットに「An Adventure in High Fidelity Sound」とクレジットが入っている。その音はオーディオマニア的な良い音ではなく、楽器を強く吹くと大きく聴こえる自然の音なのだ。サー・チャールズ・トンプソンのピアノソロからディッケンソンのトロンボーン、クラリネットのエドモンド・ホール、ルビー・ブラフのトランペットへと繋がれ、アンサンブルでは一際音が大きくなる。現在のミキシングが施された平均的な音は確かに耳障りも良く聴きやすいが、一本より三本のホーンの音が大きい自然な録音もまた耳に心地よく、当時の時と場の空気に触れる想いだ。
「ロシアの子守唄」が作られた27年当時というとロシアはスターリン政権下であった。ロシア語同時通訳者、米原万里さんの著書「ロシアは今日も荒れ模様」にソ連邦当時の小話が紹介されていた。「(問い)ソ連の憲法と米国の憲法の違いは何か?(答え)どちらも言論の自由を保障しているが、米国の憲法は発言した後の自由も保障している」。歴史を戻ってはならない。
このアルバムが愛聴盤と言っても、全曲聴く方は少ないと思われます。そのアルバムで突出しているのは恐らく一曲でしょう。その一曲を繰り返し聴くと、個々のプレイヤーのソロにも言及したくなるものです。拘りを持った分析、楽しみにしております。
しんじさん、無事終了しました。
>これがひざ突き合わせての会話だったら喧々諤々
修羅場でしょうね。このメンバーだと誰も譲る人はいないと思いますよ。あ~あ、恐ろしい。4438milesさん、札幌雪まつりでオフ会やろうなんて言わないでしょうね。しくはっくです。(笑)
>当時のSJ誌
三葉社の「スヰングジャーナル」でしょうか。えっ、その前身の「ダンスと音楽」・・・失礼、私生まれておりません。(笑)
4438milesさんでした。しくはっくのミスタイプ。
あっという間の一週間で、今回はあと2,3回コメントしたかった位わくわくするコーナーで楽しかったです。これがひざ突き合わせての会話だったら喧々諤々、どんなだろうと、空恐ろしい空想をしてしまいました(笑;
>4439milesさんへ
東本安博さんのこと、相当に憧れていたこともあったりして懐かしく思い出しました。改めて調べましたところ当時のSJ誌のランキングでビッグバンドがjazzとdance bandに分かれていたんですねぇ。
チェンバースの同じ音が何回か?~これは理屈ではなく、拘りです。拘りを持って聴き込むとまた違う音が聴こえます~
こんな風におっしゃってもらえると・・・救われます(笑)分析ばっかりしやがって、と誤解されそうな今回の記事でしたので(笑)
dukeさん、いろいろとどうもです!
追伸~拙ブログの方にも<デューク・アドリブ帖>リンクできました。こちらの方こそ、チェック入れてみてリクエストあればご遠慮なくどうぞ~。では。
J.J.Johnson
Curtis Fuller
Frank Rosolino
予想通りJ.J.、Fuller が優位でしたね。アル・グレイ、ミルト・バンハート、ジミー・ネッパー、スティーヴ・ディビス、マシュー・ジー、ベニー・グリーン、そして紅一点メルバ・リストン、何と谷啓、隠れた名手も登場しました。それぞれスタイルは違いますが、素晴らしいトロンボニストばかりです。久しぶりに名前を見てアルバムを取り出した方もいらっしゃることと思います。この機会に聴いて頂ければ幸いです。
私が挙げたジャック・ティーガーデンは、サッチモと共演した「AT TOWN HALL」が素晴らしい内容です。次にジャックTでお薦めするのは、ボビー・ハケットと共演している「Coast Concert」です。「ザッツ・ア・プレンティ 」は、思わずイッツ・ア・プレンティと叫んでしまいますよ。(笑)
「いつか王子様」への熱い想いが伝わってきました。
>チェンバースが何回、同じ音を弾いていたのか。
これは理屈ではなく、拘りです。拘りを持って聴き込むとまた違う音が聴こえます。この違う音を探すのが真のジャズファンだと思いますよ。チェンバースが、俺の音を分かっている奴がマイルスの他にもいたと喜んでいるでしょうね。
>「夢見るレコード」もリンクでつなげませんか?
ジャズには一家言ある方がお集まりのサイトにリンク頂けるとは光栄です。誘われると直ぐにノル性質です。誘われないと無理におしかけますが・・・(笑)早速リンクさせて頂きました。説明文で訂正、削除部分がありましたらご指導ください。goo は50字以内ですので、上手くお伝えできませんが御容赦ください。
KAMIさん、わざわざ拙ブログの話題などありがとうございます。「いつか王子様が」は、もう・・・ジャズ好きならもう絶対に好きになってしまうくらいかっこいい演奏ですよね。だから・・・ホントはチェンバースが何回、同じ音を弾いていたのか?なんてことはどうでもいいんです(笑)あんな理屈ぬきでいいんです。と判っていながら・・・つい気になる部分があるとああやってずるずると書いてしまう自分です。まだまだ青いな・・・と笑って許してやってください(笑)あんな風な記事になってしまいましたけど・・・つまるところ「マイルスという人は凄い。それを支えたバック、特にケリーは凄い」そんなことが言いたかっただけのようです(笑)
まあ、小理屈が出てきたら・・・飛ばして読んでくださいね(笑)
dukeさん、KAMIさん、みなさん、お気楽に拙ブログにおよりください。そしてお気軽コメントもどうぞ(笑)
「Fのブルース」にリンクあります。それとdukeさん、もしよろしければ、dukeさんの「デューク・アドリブ帖」と拙ブログ「夢見るレコード」もリンクでつなげませんか?
今夜は何回目かの忘年会でした。忘れたいこと、記憶に長く留めていたいもの、今年は様々でした。一期一会、大切にしたいものが数多くあった一年でした。
bassclef さんはクレフ星人(どんな星だ)ですから、あのような技術的な分析ができるのですねぇ。私もKAMI さん同様ヒップ星人(そんな星あるか)ですから「これはイカシテル」でいいんですねぇ。ジャズを愛しているのは同じです。低いレベルではありませんよ。
今回はサッチモですか。さぁて何を出すか。悩みすぎるとニッチもサッチもいかなくなりますのでご用心!(笑)
今晩も、ヱビス片手で散歩中です。
bassclef様のブログへも立ち寄りました。でも凄くて、怖そうで、コメントできず退散しました。
そうか、こういう切り口でジャズを語ると言うのもいいなと思いました。
私などは、これはイカシテル、ヒップだ、と言う低いレベルです。
それに対しbassclefは技術的な分析をなさっています。しかも楽器を演らない人にわかりやすくです。
今日は休みなので、第6回「ジャズ鑑賞会」のチラシを作っていました。今回は、サッチモです。なんとご常連の方からリクエストを頂いたのです。
嬉しくて、嬉しくて、毎日サッチモを聴いています。そして彼の素晴らしさを再確認しているところです。
25-25様の「7tbs も、あるよ!」
私が知っているのは、ミンガスと仲良しの(?)ジミー・ネッパーだけです。(笑)
今日は、関係ない話ばかりで、ごめんなさい。
退散!
「Trombone Spectacular」をクイズに出しても 25-25 さんが即答でしたね。
景品に毛がに30尾用意しなくてよかった。(笑)
七管のうち私が知っているのはジミー・ネッパーだけでした。
そんなつもりじゃ、なかったんですけどね・・・。
上記七管のうち、三管以上知っているという人は、
相当ボントロに詳しい人でしょうね。
ジミー・ネッパーはかなり名が知られていますが、
ネッパー以外では私は辛うじてRod Levitt の名が
ギル・エバンスの何かのアルバムにクレジットされていたのを
かすかに覚えているだけで、あとはさっぱりです。
即答正解がくるなぁと予想しておりましたので、次に用意していたのが「Trombone Spectacular」でした。
さぁて、切り札がない。さぁ、ネタが切れた。
明日はコメント欄休止します。(笑)
さて、77年に7トロンボーンのアルバムが、
Progressive というレーベルから出ています。
「Trombone Spectacular」というタイトル。
この7本のうち、何人ご存知でしょう?
Arthur Baron
Sam Burtis
Gerry Chamberlain
Micky Gravine
Jimmy Knepper
Rod Levitt
Sonny Russo
ミルト・バーンハートもメルバ・リストンもファンが多数おられるようですね。バーンハートを独りこっそり聴こうなんてのはズルイですよ。好いボントロはどんどん紹介してください。でもマニア垂涎盤は出さないくださいよ。それこそ唾が出ます。(笑)
4438miles さん、お蔭様でノッテきました。
遂に登場ダニー・ケイ、違った日本名谷啓
ザ・ピーナッツのビデオにうしろ姿の谷啓がズームされるのがありまして、これはもう絶品ですね。ガチョーンの内容です。
春風亭柳昇 子どものときテレビで観ました。忘れていたお名前です。
東本安博 お名前は存じておりますが、一度も聴いたことがありません。
ノッテきたところでメルバのリーダー作が4ボントロなら、まだ音のでかい5ボントロはいかがでしょうか。
Frank Rosolino
Harry Beits Jr.
Milt Bernhart
Tommy Pederson
George Roberts
さぁて、クイズです。5人でボントロ吹きました。アルバムは?
正解されても景品はありませんので、予めご了承ください。(笑)
・・・あの特有の破裂音・・・
そうしんじさん、アレを「音を割る」というのですよね、「バリバリバリ、ブウワー」とね。
ボントロの真髄ですね。
ところで、以下の方々をお忘れでは・・・。
1、谷 啓
ご存知、トロンボーンと言う楽器を知らさしめた、ゲッツ&JJ:クレージー・リズムを大衆化し、クレジー・キャッツの曲とまで言わさせしめた功績。
2、春風亭柳昇
古典芸能、落語の高座にまでボントロを持ち込んだ功績。
3、東本 安博
長年、SJ誌のボントロ部門で1位だったが、誰も聴いたことが無かったおじさん。
因みに、しんじさん言うところの、バリバリと音を割る名人だった、ペンキ屋さん。
この3人をごっちゃにするところがミソです。
向井シゲハルさんは未だ早いですね、この3人に仲間入りするには。(笑)
ボントロ大会なのでついまた見にきました。
ミルト・バーンハートは拙者だけのフェバリットかと思っていましたらなんとなんと皆さんよーくご承知で、おみそれしました。それとmilesさんがメルバ・リストンを推挙するにいたってはもはや言う言葉が見つかりません。そして壁に向かって練習というのも本当で、あの特有の破裂音を自分で楽しんじゃうのです。変な楽器です。
分かるなぁ、その気持ち。決定的名演ですからね。ジャズ聴いたことがなくても知っている方が多いですね。
一方ボビー・ダーリンは決定的名唱だと思います。三文オペラ知らなくても聴いている方が多いですね。
25-25 さん、LONEHILL JAZZ のご紹介ありがとうございます。
「Thinking About You」こちらは未聴です。カナダの Sackville はジェイ・マクシャンからロスコー・ミッチェルまで幅が広いですね。ギタリストといえばカナダの伝説的なソニー・グリーニッチがおりました。
4438miles さん、ベツレヘムの「HORNFUL OF SOUL」なら聴いたことがあります。
THE FOX はハロルド・ランドを持っておりますが、グリーンにも同名のアルバムがあったのかと一晩悩んでおりました。(笑)
メルバ・リストンとは 4438miles さんらしく女性を挙げられましたね。MetroJazz の唯一のリーダー作は4ボントロです。原盤お持ちの25-25 さんが羨ましい。デキスター・ゴードンとも共演しておりました。ブラインドテストでは女性とは誰も思わない逸材です。
別に派手にソロをとるわけではない・・・でもパーナネルには沢山登場する。
確か、リーダー作が一枚あったはずなのですが、何方か聴いた方いますか?
これですね。
↓
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B000FBFWQG/sr=8-2/qid=1166493456/ref=sr_1_2/503-0811905-3855117?ie=UTF8&s=gateway
僕はMetroJazz の原盤で持っていますが、CDにも
なっているとは知りませんでした。
内容的には三ツ星半~四ツ星くらいでしょうか。
ボントロ好きは、外せない一枚でしょう。
ジャケが、洒落てますよね。
晩年は、確かアレンジャーとしての活動のほうが
メインじゃなかったでしたっけ?
BENNIE GREENの推薦アルバムのタイトルを間違えていました。
正確には「HORNFUL OF SOUL」です。
JIMMY FORREST(TS)やMAL WALDORON、そしてART TAYLOR,オルガンがSKIP HALLなどです。
「SUMMERTIME」で始まりすが、これがいい、そしてなんと!「MY FOOLISH HEART」をやっています。
ご一聴あれ。
とりあえず修正させてください。
そしてボントロの敢闘賞にメルバ・リストンを入れて欲しいと・・・思います。
別に派手にソロをとるわけではない・・・でもパーナネルには沢山登場する。
確か、リーダー作が一枚あったはずなのですが、何方か聴いた方いますか?内容を教えてください。
これを含めて、ロソリーノとソニー・クラークの共演音源の
コンプリート盤が、例のLONEHILL JAZZ レーベルから
出ていますね。これは買いだと思います。
晩年の作品ですが、ロソリーノが
エド・ピッカートg、ドン・トンプソンb、テリー・クラークds
というカナダ人ジャズメンと共演した、
「Thinking About You」(Sackville)というライブ盤も
なかなかいいです。
僕はLPで持っていますけど、CDでは未発表曲もたくさん
収録されているようです。
エド・ピッカートはジャズ・ギタリストでは珍しい
テレキャス使いですが、現在引退同然のようですね。
彼のギターの音色、フレーズは渋くてとても好きなので、
復活を切に願う一人です。
「セント・ジェームス病院」の、外科医の言葉は
ちょっとわかりません。
にせ医者って言われそうですね(笑)。
仲間内のMLで訊いてみます。
>皆さん、4438miles さんのブログで「マック・ザ・ナイフ」BEST3が始りました。
duke 勝手な注) ロリンズとボビー・ダーリン除く(笑)
サキコロ入れてしまいました。(笑)
では、では、
トップにロソリーノ Free For All しかも >日本盤の方が音がいい
聴き込みかたが違いますね。ロソリーノはジャケの陽気さでは一番です。Frankly Speaking もそうなのですが、同じキャピトル・ケントン・プレゼンツの Frank Rosolino Sextet は寝っころがってボントロ、ホイですからね。余程このポーズが好きとみえてベツレヘムの I Play Trombone の裏ジャケでもやっております。リプリーズ盤のタイトルは Turn Me Loose だし・・・ひょとして無精者か。(笑)
>ここで地味な人を~マシュー・ジー
ホント地味ですねぇ。(笑)ルー・ドナルドソンの Quartet,Quintet,Sextet(BN)でフューチャーされていましたが、強いインパクトはなかったですね。riverside の Jazz By Gee もウイルバー・ウエアやアーニー・ヘンリーのイメージが強いし、ジョニー・グリフィンとの共演盤 Soul Groove (Atlantic)はジーっと見ていたら酔いそうなジャケで損をしていますね。ホントかわいそうです。
>いろんなタイプのボントロ吹きがいて
結論、だからジャズはやめれない。
25-25 さん、この一枚で5枚のリーダー作が揃います。
Curtis Fuller with Red Garland Prestige 傍系の New Jazz がオリジナルです。
ところで、昨日のコメントで私が話題にした久間十義さんの「セントジェームス病院」は、タイトルから分かりますように病院及び医療過誤事件の内容です。まだ未読ですが、レビュアーによると、外科医の圧倒的な同感を得られる表現として、「外科医が左手の人差し指!、と言っている」とありました。これは何のことでしょうか?アマゾン・カスタマーレビューご参照ください。
聖ジェームス病院
あまのじゃく派の 4438miles さん、トップにダイアルJJですか。滅多に意見の合わない私と同じでした。(笑)
フラーのTBM は以前 4438miles さんのブログで熱く語られていたのを覚えておりますが、やはり初来日の実体験の印象が強いのでしょうね。私は生のフラーを知りませんので、どうしてもレコードで足跡を追いかけるようになります。そうすると25-25 さんもご指摘されておりましたが、ゴルソン色が強いとはいえ「ブルース・エット」に辿り着いてしまいます。
ベニー・グリーン 初登場です。ファンキーもファンキー、そしてセクシー、ついでにソウル魂、タイトルが Soul Stirrin' ゴキゲンです。
アル・グレイはnaru さんも挙げておられましたが、グレイトです。大きいことはいいことだ。腹の底から吹いている感じですね。
皆さん、4438miles さんのブログで「マック・ザ・ナイフ」BEST3が始りました。
duke 勝手な注) ロリンズとボビー・ダーリン除く(笑)
私は週末はPCを離れてピアノにかじりつき、間には車の掃除をして、「マイルス自叙伝」中山康樹訳を読み直していました。
ところでこちらはボントロ合戦ですか・・・。
結論から言うと、
1、JJ:ダイアルJJ
B面の最初、「OUR LOVE・・」の出だしで決まり。早いフレーズはすごいバカテクだけど早いばかりがジャズではないし。JJのジャケットにはこれはバルブトロンボーンではありません、という注意書きがついていたとか。
2、カーティス・フラー:TBM
モーダルな状況での新しいフラー、初来日(1963年)のときの音と最も近い演奏内容で、ファンキー&モーダルがいい。最初の曲TBMのソロの出だしはいつでも口ずさめる、これは名演奏だと思う。
3、ベニー・グリーン:THE FOX
もうファンキーの塊でスイングする・・オルガンとよく絡んで癖になる音とフレーズだ。これぞファンキー・ボントロだ!
次点:アル・グレイ:音の大きさで
代表作と言われると?でも1984年JATPで来日、渋谷体育館のコンサートで聴いた生音、彼はフレーズを吹くより、バリバリという一発音にかけていた。エラやピーターソンとフィナーレでジャムったシーンを思い出す。
ボントロは音の大きさが命と、嘗てベルリンフィルの主席ボントロ奏者が言っていたのを思い出す。
因みに、ボントロの練習って、壁に向かって吹いて自分の音の撥ね返り音で確認するとか・・。
さあ、自分のブログのコメントを見に帰ります、いつも寄り道が長い・・実生活と同じだ!
手持ちを調べてみると、その5枚のうち4枚を
所有しておりました。
「New Trombone」(Prestige)
「The Opener」(BN)
「Bone & Bari」(BN)
「Curtis Fuller Vol.3」(BN)
残る一枚って何でしたっけ?
「Bone & Bari」での、バリトンのTate Houston との
2管のコラボレーションが、とても好きです。
「ブルース・エット」は、どちらかというと
ゴルソン色のほうが強い印象ですね。
ヴィック・ディケンソン~すみません・・・ディケンソンは、atlantic音源のMainstreamというCDでのundecidedくらいしか聴いたことないのです。紹介盤のvanguard盤・・・音圧を感じる録音のようで、とてもよさそうですね。
さて・・・好きなトロンボーン奏者~みなさんの好みともダブりますが、
1.フランク・ロソリーノ~この人の鋭いタンギングで見せるフレーズの切れ味は快感だ。それでいて温かみのある音色で吹くバラードがとてもいい。
25-25さんが出してくれた~Free For All(ちなみにこの盤、センチュリー発売の日本盤の方が音がいい)の「スター・ダスト」やFrankly Speakingの「There's No You」など最高だあ!
2.カーティス・フラー~Magnificent:エピックに入っている、うんとスロウテンポで演る「Dream」がむちゃくちゃにいい。しみじみした味わいはフラーしか出せない。
3.ここで地味な人を~マシュー・ジー。端正という言葉と対極な「べらんめえな」ボントロ(笑)とにかく「自分の唄い口」を持っている人だと思う。riversideにウイルバー・ウエアと共演している盤があった。ムチャクチャに黒いジャズだあ!
すみません・・・いろんなタイプのボントロ吹きがいて、みなそれぞれに好きなので・・・少々熱くなってしまったようです(笑)
ロソリーノは映画「I Want to Live」で、マリガンと出演しておりましたが、後にピストル自殺するとは思えない陽気さでした。テクニシャンならではの悩みがあったのでしょうか。
ミンガス時代のネッパーかと思いきやエバンス参加アルバムとは渋いですねぇ。一本やられた、って感じです。
「Systems Blue」は知りませんでした。調べたところ「Speak Low」も演奏しているんですね。スティーヴ・ディビス、 ビル・エバンス同姓同名、一瞬考えますね。
先週のコメントで、YOUNGⅡOLDさんが25-25 さんのことをお尋ねになっておりましたよ。私が答えたら○医が○医者に変わりそうなので止めました。(笑)
KAMI さん、今夜は月が見えましたか。(笑)
結局私と同じなのは嬉しいですね。フラーは57年に5枚のリーダー作を録音しております。デトロイトからニューヨークにフラっと出てきたばかりの22歳の兄ちゃんが1年で5枚ですからね。いかにフラーが期待されていたかというのが分かりますね。多くのアルバムがありますが、「ブルースエット」は何だかんだと言っても太鼓判の名盤です。今宵も更けるファイブ・スポット、今宵も飲んでいるヱビスです。(笑)
「セントジェームズ病院」を最初に聴いたのはガーランドでした。ジャックTの名演を知ったのは後の事。古さがないのに驚きました。今聴いても新鮮ですね。
私が、カーティス・フラーを初めて聴いたのは、中学時代兄貴から聴かされた「ブルー・トレイン」でした。それから「ブルースエット」を聴いてしびれてしまい好きになりました。単純な人間なので今でもお気に入りのトロンボーン奏者です。
あとは、ジャック・ティーガーデンの「セントジェームズ病院」もその当時よく聴きました。この曲を聴くだけでも価値のある一枚だと思います。
もう一枚は、「スティット、パウエル&J.J」です。これは私の店でよくながしています。
結局、duke様と同じになってしまいました。(笑)
では、では、
7人くらいしか思いつかないから、わりと選ぶの
簡単かな、と思いきや結構迷いましたね。
(1)フランク・ロソリーノ
この人の一番は、比較的早く決定。
パワフルで、よく歌う、私好みのボントロです。
「Frankly Speaking」(Capitol)
「Free For All」(Specialty)あたり、もう最高!
52才でピストル自殺というのが、惜しまれます。
そういや、JJも拳銃自殺でしたね。
(2)ジミー・ネッパー
「A Swinging Introduction to Jimmy Knepper」(Bethlehem)
ビル・エバンス参加のこのアルバム、もう滅茶苦茶に
好きなアルバムです。
Gee Baby ばっかり、チョイスして聴いていた時期も
ありました。
(3)スティーヴ・ディビス
最近のボントロ奏者では、この人がイチアシでしょうか。
「Systems Blue」(Criss Cross Jazz)が、お薦め。
ミルト・バーンハートって、「4Fershmen & 5tbs」
の5人のボントロ奏者のうち、ロソリーノ以外で
唯一辛うじて知っている人です。
>JJのどこがそんなに良いのか
私がこいつは凄えやぁと思ったのは、Marshmallow の Live at Cafe Bohemia でした。オープニングの「バニーズ・チューン」のスピードにはぶっとびましたよ。フランク・ロソリーノが超絶技巧なら、JJは4438miles さんのお言葉を借りますとバカウマですね。息のつかない「間」も魅力の一つでしょうか。
Milt Bernhartさんとは予想だにしなかったお名前です。ケントン時代の「ソリロキュイ」だったか「ソリテア」は蕩けるような甘い印象がありました。ハワード・ラムゼイのライトハウスでのメリハリの利いた演奏は好きですよ。そうそう、RCAの「Modern Brass」聴いたときはリー・コニッツの世界に入ってしまうのかと心配しました。(笑)
迷譽道民とは過分な褒詞、評価を頂き恐縮です。良き理解者が一人増えました。(笑)
・
・
しんじさんは馬並みですか?私人並み、鮨屋では並、総じて世間並み、努力は並大抵ではないですよ(笑)
こんにちは>dukeさん。
ヴィック・ディッケンソンもよく聴きましたが「マイ・ベスト3」となりますとありきたりですがやはり
1.J.J.ジョンソン
2.カーティス・フラー
3.ミルト・バンハート
の3人です。
2番目はフラーかブルックメイヤーか迷いましたがおずおずとしたシャイな感じが大好きなのです。
3番目のMilt Bernhartさんはケントン楽団の重鎮でその豊かな音色に心底あこがれました。
JJのどこがそんなに良いのか昔から考えているのですがうまく説明できません。最近になって感じることはひょっとてフレーズの「間」なのかなーとか、でも落語じゃないし、プッツ。
ところでmilesさんとこで「不がつく名誉市民」などと謙遜されていましたがいつもの文面から不のつかない迷譽道民こそdukeさんにふさわしいかなぁなど思って悦にいってました。
・
・
馬並みねぇ、道産子でも人間さまの場合はどんなもんでしょう、ぐふふぅ。
なかなか見付からないのが探し物です。必要な時に無いのがお金です。(笑)
ジャック・ティーガーデンの「AT TOWN HALL」、それも「セントジェームス病院」とは嬉しいですね。私の好きな一枚、一曲です。最近、三島賞受賞の久間十義さんが同名の小説を書いていて、タイトル買いしたのですが、設定が陳腐で読むのを止めました。年に数枚、数冊ある外れのアルバム、本の一つでした。こういうのが、探してもいないのに出てくるんだなぁ。(笑)
ジャックTで次に好きなのはボビー・ハケットと共演している「Coast Concert」です。「ザッツ・ア・プレンティ 」は名演ですよ。お持ちでなければ是非どうぞ。フリーの次はデキシィー、探し物も幅広い。(笑)
「リラックスミュージック」の選曲とは難しいですね。それこそ私はゴリゴリのモダンを聴くとリラックスできますが、普通の方は緊張するかもしれませんよ。(笑)
私は「ショウケース」レコード所有ですが、CDでも録音の良さがわかりますか。さすがヴァンガードですね。「ロシアの子守唄」ラストで音がでかくなるは何度聴いても驚きます。三本のホーンの風圧でぶっとびますよ。それにしてもこのジャケ、タバコ吸っているディッケンソンが渋い。ついでに銜えタバコのぬいぐるみはキャメルの広告かと思いましたよ。あっ、あれはラクダか。(笑)
アル・グレイとは地味ながら芸達者を挙げられましたね。「モントルー77」は年季の入った演奏が素晴らしい。聞き逃せないのが「ディジー・アトモスフェア」、モーガン、ケリーに引けの取らないグレイが聴けます。アーゴ盤の「Boss Bone」はワンホーンで吹きたい放題、やりたい放題です。ベイシー時代からの過小評価が残念です。
ジャック・ティーガーデンは、サッチモと一緒の「AT TOWN HALL」がいいなあ、と思います。何といっても「セントジェームス病院」はジャック・ティーガーデンが一番いいと信じています。(大げさ)
モダンでは、J.J.Johnsonで、「スティット、パウエル&j.j.」が好きです。
カーティス・フラーは「ブルースエット」がいいですね。
でも、トロンボーンは他の管楽器に比べると知らないので、ベスト3は、私にはちょっと難しいです。
1.Jack Teagarden
2.J.J.Johnson
3.?
でしょうか。1と2は順序が逆でもいいかも。
中間派ジャズ!確か大橋巨泉さんが、名付け親だとか?!「ビックディッケンソン、ショー・ケース」2枚組のCDで持っています。ずいぶん前に購入して、あまり聴かないでいました。ゴリゴリのモダンばっかり聴いていた頃に、買ったからだと思います。今、久しぶりに。聴いております。良い音ですね!さすがにヴァンガードです。50 歳になって、やっと?!この演奏の良さが、ぐっと染み込んできた感じです。
さて、ボクの大好きな、トロンヴォーンですが、アル・グレイです。77年の実況録音(パブロライブ)で、「モントルー77/カウントベイシービッグバンド」の中の曲「モア・アイ・シー・ユー」で、素晴らしい演奏をしています。この盤は、レーザーディスクも出ていて、やんやの喝采を受けて、満面の笑みのアル・グレイの表情も、忘れられません!
トロンボーンの音色には惹かれますが、お好みのトロンボーン奏者はどなたでしょうか。
一番人気と思われるプレイヤーをトップに挙げました。
これで、グレン・ミラーやアルバート・マンゲルスドルフがトップだったらどうしよう。(笑)
管理人フェバリット3
J.J.Johnson
Jack Teagarden
Curtis Fuller
今週も沢山のコメントお待ちしております。