
先週から北海道で最も大規模なイベントである「さっぽろ雪まつり」が始まった。日本全国や海外からの観光客が工夫を凝らしたタージ・マハルをはじめ、雪の水族館、ミッキーマウス等の大雪像に感嘆の声を上げる。雪国に暮らす人にとって、雪はとかく邪魔物扱いされるが、雪の降らない地方や暖かい国の方から見るとそれはロマンあふれるものだろう。今日が最終日だが、この祭りが終わると春は近い。
開催期間中は200万人を超える人たちが訪れるだけに近辺の居酒屋はどこも賑わっている。たまに寄るジャズが流れる店に席を取ったが、ピーターソンの音が消されるほど近くの若い女性数名のテーブルは初めて見た雪像に感激したのかテンションが高い。そのうち男性の前では話せないような世間話に花が咲くのは女子会の常か。そんな様子を曲にしたのはベイシー楽団に多くの楽曲と編曲を提供したニール・ ヘフティだ。ロマンティックでわくわくするメロディは代表作であるリル・ダーリンに通じるものがあり、少しテンポを落として演奏するとより輝きを増す「ガール・トーク」である。
この曲をギターソロで表情豊かに演奏したのは、チェット・アトキンスをして「現代最高のギタリスト」と言わしめたイギリスのマーティン・テイラーだ。前知識もなく聴くとそれこそレス・ポールが発明した多重録音かと思うほどで、メロディ、ベース・ライン、コードを同時に弾きこなす超絶技法に圧倒される。顔つきから見るとジェームズ・ボンドに追われるスパイのようだが、スタイルはジム・ホールに似た感じでどことなく品がある。ホールに品がないというわけではなく、それはアメリカと違ってブルースという環境に置かれていなかったため泥臭さがないという意味である。テイラーを聴くとギターはまだまだ無絃、いや無限の可能性を秘めていることに気付く。
居酒屋には自分からぶつかっても謝りもしない某国や、空いているテーブルがあると自分の席だと言い張るどこぞの国の観光客もおり国際色豊かである。日本語以外知らない小生には何を喋っているのか分からないが、アルコールが回ったガール・トークも外国語と思って内容は知らないほうがいい。肴になるのは融通の利かない上司と浮気癖のある彼氏である。ハクション!雪まつり見物で風邪をひいたか。
開催期間中は200万人を超える人たちが訪れるだけに近辺の居酒屋はどこも賑わっている。たまに寄るジャズが流れる店に席を取ったが、ピーターソンの音が消されるほど近くの若い女性数名のテーブルは初めて見た雪像に感激したのかテンションが高い。そのうち男性の前では話せないような世間話に花が咲くのは女子会の常か。そんな様子を曲にしたのはベイシー楽団に多くの楽曲と編曲を提供したニール・ ヘフティだ。ロマンティックでわくわくするメロディは代表作であるリル・ダーリンに通じるものがあり、少しテンポを落として演奏するとより輝きを増す「ガール・トーク」である。
この曲をギターソロで表情豊かに演奏したのは、チェット・アトキンスをして「現代最高のギタリスト」と言わしめたイギリスのマーティン・テイラーだ。前知識もなく聴くとそれこそレス・ポールが発明した多重録音かと思うほどで、メロディ、ベース・ライン、コードを同時に弾きこなす超絶技法に圧倒される。顔つきから見るとジェームズ・ボンドに追われるスパイのようだが、スタイルはジム・ホールに似た感じでどことなく品がある。ホールに品がないというわけではなく、それはアメリカと違ってブルースという環境に置かれていなかったため泥臭さがないという意味である。テイラーを聴くとギターはまだまだ無絃、いや無限の可能性を秘めていることに気付く。
居酒屋には自分からぶつかっても謝りもしない某国や、空いているテーブルがあると自分の席だと言い張るどこぞの国の観光客もおり国際色豊かである。日本語以外知らない小生には何を喋っているのか分からないが、アルコールが回ったガール・トークも外国語と思って内容は知らないほうがいい。肴になるのは融通の利かない上司と浮気癖のある彼氏である。ハクション!雪まつり見物で風邪をひいたか。
ニール・ ヘフティが作曲したガール・トークは、ジーン・ハーローをモデルにした映画「ハーロー」の主題歌ですが、美しいメロディはつい演奏したくなるのでしょう、多くのプレイヤーが取り上げております。今週はインストでお好みをお寄せください。ヴォーカルとマーティン・テイラーのベストは機を改めて話題にします。
管理人 Girl Talk Best 3
Oscar Peterson / Girl Talk (MPS)
Ray Bryant / Here's Ray Bryant (Pablo)
Martin Taylor / Solo (Columbia)
ピアノとギターの選出になりましたが、管ではカーティス・フラー、クラーク・テリー、他にピアノではルー・マシューズ、ジーン・ハリス、ジョン・バンチ、またサッシャ・ディステル、ハワード・ロバーツ等、ギタリストが好んで取り上げているようです。ヴォーカルに比べますと録音は少ないですが、粒よりの名演が揃っておりますので何が挙がるのか楽しみです。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Neal Hefti - Girl Talk
http://www.youtube.com/watch?v=GVgmLY9XEMs&feature=related
今週は、Girl Talkですか。ニール・ヘフティは、良い曲を書きますね。
お気に入りは、
Girl Talk/Oscar Peterson
これは、外せない一枚!
Solo/Martin Taylor
マーティン・テイラーは、私の掲示板にdukeさんへの返信を書きましたが、ジム・ホールの影響が感じられる力のあるギタリストという印象を、ステファン・グラッペリのアルバムを聴いたときに感じていました。そして「ソロ」・・・ここでのマーティン・テイラーは物凄く、ギターのアート・テイタムと呼ぶべき存在だと思います。
余談ですが、私の店に来られる元ギタリストの方に聴いていただいたところ「どうやったらこんな演奏が出来るのか分からない。」と唸っておられました。
3枚目は、カーティス・フラー、クラーク・テリー、レイ・ブライアント、ジーン・ハリス・・・を聴きながら考えようと思います。
かろうじて、マーチン・テイラーは持ってます。
いいですね、テクと歌心両方兼ね備えてる現代最高のギター。
あとジョー・ベックのギタートリオによる
同名盤も持ってるはずなんですが、どこかに
紛れてしまった。
曲としてイージーリスニングになりやすい曲だから、聴かせる演奏をするのは難しい曲かなぁ。
映画HARLOWのテーマ (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=LBUTTgJ8wRA
Martin Taylor(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=_VZFn5MjVVg
Oscar Peterson (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=ZsW-oY-7nTo
Ray Bryant (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=IP8IkottFAc
Howard Roberts (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=RvQH1YCMVsw
George Shearing Quintet (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=PCcG1jHGFks
Gene Harris (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=AQq3cZyntiA
Maynard Ferguson(静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=-a9FyuidpHo
Jack McDuff (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=vmeq7xI2Rsc
Ramsey Lewis (静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=_QH77znRKVw
Bobby Troup
http://www.youtube.com/watch?v=lDcCxaktex4
ニール・ヘフティはバットマンで有名ですが、ジャズファンにとってはリル・ダーリンが忘れらない曲です。トランペッターとしては大成できませんでしたが、作曲と編曲の才能は素晴らしいものがあります。
トップにピーターソンがきましたね。アルバムタイトルにもした自信作だけあり抜群の表現です。
マーティン・テイラーをギターのアート・テイタムとは良い喩えですね。テイタムに捧げたアルバムも作っておりますが、ギターが持つ全ての可能性を引き出したのはテイタムのそれに似ております。テクニックが全てではありませんが、これからデビューするギタリストにとってはかなり高いハードルかもしれません。
ヴォーカルは数ありますが、意外にインストは少ないですね。
テイラーがギターの完成形ではないでしょうが、これを超えるギタリストは当面聴けないかもしれません。
ジョー・ベックもタイトルにしたアルバムがありましたね。オルガンが入っていますのでブルージーな演奏ですが、ヴィーナスの枠を超える内容ではありません。因みに私はこのレーベルお約束のジャケ買いです。(笑)
テイラーは、Alison Burnsの義父でしたか。テイラーとツーショットのジャケが気になっておりました。
数々の画像をご紹介いただきありがとうございます。おっしゃるように甘いメロディということもあり、イージーリスニングになりやすい曲ですね。オルガンを入れたハワード・ロバーツやラテンのシアリングは最初からそれを狙っていたようにも思えます。ホーン奏者があまり取り上げないのはそのせいかもしれません。
それにしてもトループはニヤけてますなぁ。ジュリーに飽きた時期でしょうか。(笑)
弦楽器の世界には何かと極弾きの名人が多いような気がする。
曲はジーン・ハーローをモデルにした「ハーロー」の主題歌ゆえ、歌詞は「女はみんなおしゃべり、少しは俺の話を聴け・・・」という何処か演歌でも聴いたような歌詞だ。
まあ、ピーターソン、ジーン・ハリス、レイブライアント、ルー・マシューズ、シアリング、の中から選ぶとするか。
ギターのテイラーは曲芸として、敢えて外そう。
1、オスカー・ピーターソン
2、ルー・マシューズ(黒い瞳のナタリー)
<Keystones>
3、ジーン・ハリス(Concord)
まあ、少しはへそ曲がりの選択になっただろうか・・・♪俺の話を聴け~♪どうも女という奴は自分のおしゃべりばかりに夢中になりやがって・・・と日頃DUKEさんもストレスが溜まっておられるのでは・・御察しします。
急にマーティン・テイラーを聴きたくなったわけではありませんが、居酒屋でたまたまかかっていたのがピーターソンでした。カーンのソングブックからのチョイスと思われる煙が目に沁むるでしたが、隣のテーブルのガールトークに耳が沁みました。(笑)
ルー・マシューズが登場しましたか。マクリーンに惹かれて買いましたが、マクリーン参加はタイトル曲と昨日の曲(笑)だけで物足りないですね。マシューズは大人しい感じでした。
ジーン・ハリスはビッグバンドですが、バックはウィズストリングスといった趣きでしてハリスが前面に出ております。気持ちよさそうに弾いておりますね。
一つ言えばその数倍のおしゃべりが返ってきますので、大人しくジャズを聴いて一人語っております。ストレスを溜めないように、ご同輩。
「Girl Talk」というので、女性の会話から、もしかしたらバレンタインデイが近いので取り上げたのかなと思ったのですが、関係ないようですね。・・・雪まつりの混雑はたいへんなようですね。その時期に一度出かけてみたいと思います。手持ちはそんなにありませんが、
①Oscar Peterson / Girl Talk (MPS)
②Ray Bryant / Here's Ray Bryant (Pablo)
③Kenny Burrell / The Tender Gender (Cadet)
定番ですが、オスカー・ピーターソン。ギターは、スローテンポのケニー・バレルを。このThe Tender Genderの直訳は、「優しい性」なので、女性を指しているのでしょうか。でも、中には厳しい方もいるような気がします(笑)