今から15年ほど前には、このブログでも度々登場し、たまに一緒に走りに行ったり。
ブログ記事を立ち上げると、荒しにも近い少し変わったコメントを入れて来たり。
私、土花吉のことは「土花吉つぁん」と「とっつぁん呼ばわり」し、自身のことは「わえ」と言う。
当時、地元では珍しいアプリリアのフラッグシップモデルの「RSV1000R」に乗り、日課は夕刻の「水晶パトロール」。
たまに土花吉一人、916で水晶浜を目指しバイパスを走っていると、マスツー帰りの彼とすれ違った途端
彼一人、マスツーから離脱してバイパスをUターン。土花吉が駆る916を追いかけて来て、水晶浜に至る特異のワインディングに
入る頃には916のミラーにRSV1000Rが張り付く。やがてコーナーで抜き去りストレートに入ると「どんなもんだい」のウィリー。
操縦は荒いけど兎に角速かった彼が駆るアプリリア。
そんな彼とも、ここ数年は年賀状のやりとりぐらいで地元に居てもあまり会う機会がなかった・・・。
そんな朝、新聞のおくやみ欄を見て目を疑う。住所と名前が一致している・・・。
土花吉より5.6歳は下と勝手に思っていたのに、その享年をみて驚く。5.6歳どころか一回りも下の51歳。
あまりにも早すぎる・・・。ここ数年の年賀状には結婚したこと、可愛い女の子の子供が出来たこと。
写真を見ればその充実した生活が手にとるように分かり、今年のモトGPなんかを観ていても
「さぞmitsuさんもアプの躍進を喜んでるだろうなぁ~」と思っていたのに・・・。
お別れに行って来ました。このご時世柄、会場での長居は出来なかったけど・・・。
少しだけ奥様ともお話できたけど、隣に座る無邪気な小さな女の子を見てるだけで辛くて(もう直ぐクリスマスなのにね)
彼が眠る棺にはアプリリアの大きなフラッグが誇らしげに掛けられ、見覚えのあるヘルメットも置かれていました。
帰り際、そのヘルメットにそっと手を置き、優しく撫でて会場を後に。。。辛い・・・