「観ておくべきもの」の続きは「残すべきもの」・・・。昭和40年の開村なので今年で丁度、60年となる明治村。
当時の「谷口吉郎氏」と名古屋鉄道株式会社会長「土川元夫氏」には頭が下がる思いで、屋外型博物館にて
後世に伝えるべき建築を残して頂いたことに感謝の意を表したい。
前回の通り「5丁目」のみの散策なので限りはあるものの、それでも3時間近くの散策となった。
先ずは「旧内閣文庫」明治6年築(1873)。
東京都千代田区、赤坂離宮内に「太政官文庫」という名で開設された明治政府の図書館。
そして、「川崎銀行本店」昭和2年築(1927)
東京都中央区日本橋。角地に建つルネッサンス様式の銀行建築の、その角部分のみの移築となり今ではランドマークタワー化している。
お次は今回、「帝国ホテル中央玄関」以外で最も引かれた建物である「聖ザビエル天主堂」明治23年築(1890)
京都市中京区河原町三条に当時、旧大名の蔵屋敷跡に建てられたカトリック教会堂。
この教会については正直、この場に存在することがもったいなくも感じた。
神の呼びかけで人々が集い集まる場であるはずの教会、エクレシア。
聖なる宗教施設と捉えるべきなのか、単なる宗教建築物と捉えるべきなのか・・・。
あまりにも巨大で美しく聖なるもの故、邪悪かつ世俗な私には判断がつかない。
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