久方の「今庄宿」に訪れる。。。
豪雪地帯であるここも最近の陽気ですっかり雪は解け、武骨な雪囲いの骨組だけが残る。
雪解けと同時に古い建物たちにも手を入れられ、町並み保存は今年も続く。
もう7年以上も前に「commendation」に、ヨタで乗り付けた「昭和会館」。ここもアプローチ部分の工事中。
少し駅の近くまで散策すると、ここも保存工事中。
確か、この建物は元は鉄道で栄えた今庄の駅やホームで売られていたお弁当屋さんで後に、小さな食料品屋
俗に言う「スーパーマーケット」だった建物。それもやがて空き家となり朽ちていた建物と記憶する。
何気に足場のネットを観ると以前、地元TRGの町屋建築の工事で知り合った工務店の看板が・・・。
辺りを捜すと、当時の棟梁と大工の姿が。。。「どしたんすか?こんな所まで」「懐かしいですねぇ~♪」
「お元気でしたか?」ってな感じで、ビックリした様子で声を掛けられ話が弾む。。。
「中、観られますか?」っと言われればこれ幸いで、現場内を見学させてもらうことに。
工事関係者でもないのに色々と「ここはこうなんですが、どう思われます?」みたいに意見を求められたりで・・・。
あまり人様の現場について、意見を言うわけにもいかず当たり障りのないことを言って、又の再会を願いこの場を後に。。。
前置きが長くなりましたが、訪れた目的は色気より食い気のランチなのです。
1年半ほど前の「街道浪漫 今庄宿2016」の折、見学させて頂いた「旧齋藤家」がレストランになったと言うことで
予約を入れてのランチタイム。
当時は玄関先と縁側、及び裏庭部分のみを一般公開。
今回は当然、内部まで観れるわけで。。。「おくどさん」に「井戸」。井戸の手押しポンプは珍しい形状ですねぃ。
前回、気が付かなかった出書院の妻板。。。黒柿ですねぇ。
この縁側も前回は人に占領されていましたが、本来の静けさ漂う縁側を満喫。
ここもやはり、人が多くて気が付かなかった縁側曲りの天井部分。。。粋な納まりです。
食事前に見学していると店主の方が色々と説明をしてくれるのですが・・・
「当時(大正期)のガラスのままで、このスリガラスもそうなんですよ。凄いでしょ」みたいなお話を。
「はぁ~・・・」みたいな生返事をしましたが、実はコレ「スリガラスなどではなく膠ガラスです」と心で呟く・・・。
まぁ、そんな俄建築の説明を聞きに来たわけでもなく、ランチにしましょうぞ。
ってなことで、オーダーするは「しげじろう御膳:¥1,200-」
目を引くのが「茶めし」に「越前カンタケの天ぷら」。
実は椎茸に榎茸に松茸と、この3種以外の茸は苦手な土花吉ですが初カンタケ、美味しく頂けましたよ。
でも・・・「茶めし」は少し「・・・」ですかねぃ。。。そもそも番茶が好きではないし・・・。
とは言いつつも完食した後には、御膳に含まれる「おろし蕎麦」が運ばれる。
こちらは好物ですから、無言で食い干す。
この時期にしては日和もよく、懐かしい人との偶然の再会も有ったりで、建物との再会をしながらのランチも格別。
この後、少し用事を済ませ、珈琲タイムに続く。。。
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