どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

リトル・ニモ、Blu-ray版

2019年07月30日 23時00分00秒 | アニメ
想い出のアニメライブラリー 第104集」...

なんか憶えのあるシリーズ名だなと思ってましたが、「のらくろ」DVD-BOXと同じメーカーで、装丁も似ています(^_^)

「リトル・ニモ」ってちゃんと観てないので、このリリースも嬉しいですね!

なんと言っても、白眉なのは映像特典のパイロットフィルムです。

「近藤喜文・友永和秀」「出崎統」「月岡貞夫」の3バージョンあって、それぞれ特徴があって、それぞれ超絶なクオリティっぷり(*^o^*)

この3バージョンはそのまま作品の紆余曲折と産みの苦しみを物語っている...その顛末はアニメーター・大塚康生さんが一冊の本「リトル・ニモの野望」にまとめられ、私にとっては最早伝説です(^_^)

日米制作陣の考え方の違い...その齟齬はどこまで行っても埋められずで...とても不幸な作品で...。

いやしかし...まだ全編キチンと観てませんが、物凄いというか...全体的にはディズニーっぽいヌルヌルなフルアニメーションなんですが、そんな中にも日本のアニメーション技術が折り込まれていて独特...迫真タップリの作品なんです!

これが興行的に失敗し、なんだか日陰者扱いされているのが悲しく切ないです。

Blu-ray化したのは嬉しいですが、これを期に映画館でリバイバル上映して、日の目を見せてあげても言いんじゃないでしょうかねぇ...実にもったいない(´д`)

このBlu-ray版リリースが再評価のキッカケに繋がれば...と願っております。

そうそう、本作のパイロットフィルムは来月の新文芸坐で行われる片渕須直3作品オールナイト上映会でも特別上映されるんですよね(^_^)

映画館のスクリーンでちょっとだけでも鑑賞できる...今から楽しみなんでございます(*^m^*)