どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

SSSS.GRIDMAN、凄く面白い!イイ(^_^)

2018年10月16日 20時00分00秒 | アニメ
TVアニメシリーズとして10月から放送開始され、現在までに2話。

ちょうど25年前に円谷プロが、ウルトラマンテイストな特撮モノとして放送していた実写のTVシリーズですが、これを現代風にアレンジしたもの。

そのアレンジ...というか味付け具合がエヴァテイストでとても良い感じなんですよ(*^o^*)

セミの鳴き声、校内風景の切り取り、電柱・電線...劇伴を控えめにして淡々と進むストーリー。

そしてアオリ構図を徹底した特撮的な格闘描写!

本来は典型的な子供向けヒーローアクションモノを妥協なくハイクオリティな作画で見せてくれる映像...もう大好物でございます(*^m^*)

今後の展開次第で評価も変わるかもですが、少なくても今年の秋アニメでナンバーワンかと思います。

劇伴控えめなんですが、担当しているのが鷺巣詩郎さんというこれまた強いエッセンスで(^_^)

登場人物でツボなのは、このお方...。

グリッドマン同盟?の一人、JKの六花ちゃんのママ。

この声を充てている新谷真弓さんを含め、キャラ造形が「フリクリ」のハルハラ・ハル子っぽいんですね(^_^)

ハル子が大人になってママになったようにも感じられますし、なんと言っても新谷さんは「この世界の片隅に」で北條家の姑であるサンさんの印象も強く、芸域を広げた上での配役なので、すごくお母さん感がよく出ていて嬉しくなるんですよ(*^o^*)

ホンのチョイ役で、今のところはチラっとしか出てきませんが、登場する度にニヤニヤしちゃいます(^_^;

ってな感じで毎週放送が楽しみに待ってしまうアニメ、久々って感じでございます。


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若おかみは小学生!、鑑賞

2018年10月13日 19時50分00秒 | アニメ
ネットで高評価だし、なんだか非常に気になっちゃって...でも...どこか心理的な抵抗もあって、これまで何度も行こう...いや止めておこう...を繰り返して、やっと(^_^;

場所は立川シネマシティ・gスタジオ...。

客入りはこんな感じ。

最終的にはもう1〜2割増えていた気もします。

年齢層は小学生くらいの子供連れの親子から、私みたいな中高年まで老若男女まんべんなくという感じでした。

おっこちゃんもロビーでお出迎えです(^_^)


...で、ストーリーに触れずネタバレ無しでの感想になりますが、私の印象としてはまぁまぁって感じでしたね。

アニメーションとしてのクオリティーは一級品、スタジオジブリで作画監督や原画として腕を磨いてきた高坂希太郎さんによる監督作品で、冒頭お神楽舞いのシーンはじめ、「和」のシットリとした情景描写はどこを切り取っても大変美しいものになっています。

観客の反応、笑いも結構おきてましたし、クライマックスではすすり泣く音もアチコチから伝わってきました。

...でも、なぜだか自分には響くモノが薄かったように感じまして...(^_^;

これはもう理屈で云々いえることじゃないんですよね。見るタイミングや環境で印象が変わる作品なのかもしれません。

「君の名は。」の印象に近いのかも...一回目(映画館)二回目(テレビ)で違いましたので。

同様にテレビ画面のサイズで見るとまた違う印象なのかもしれません。

個人的に一番心に響いたのは、オデコにチュッとする場面ですね...どこで誰がと説明するとネタバレに繋がるので、ここまでとしておきます(^_^;

それとキャラデザインですが、大人の女性...特におっこちゃんのお母さんの顔つきが松本零士さんっぽい...メーテルを想起させるような感じで良いなぁと(*^o^*)

パンフは品切れ...残念!


自分的な琴線にはちょっと届きませんでしたが、鑑賞後感は爽やかなものを感じましたので、やはり観に行って良かったと思っています。一見の価値は多いにあり!(^_^)

実は同館で続けてもう一作品「日日是好日」を観ました。これも「和」を感じさせるものでしたが、感想は次回にて...。


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オオタフクコッ!...こりゃまたやられた(´;ω;`)

2018年10月10日 21時50分00秒 | アニメ
本日突然、また凄いものが公開されました...。

「わたしの名はオオタフクコ、1028歳。長い長い時を生きている。神様かって?...」

平安の世に生を受け、人間が織りなす諸行無常を見てきた人物のようです。

いろいろあって...瓦礫から鉄板を見つけ出し、一銭洋食(お好み焼の原型らしい)を...。

こんなにふっくらとして美味しそうなお好み焼き、見たことありません(*´д`*)

ポテッとした濃厚なソースの表現がまた溜まらんです(^_^;

「小さな幸せを、地球の幸せに。」


ちょっと愚痴っぽく、意地悪なところもあるけど、まずは食べて元気を出そう!

...淡々として、それだけのお話しなんですが...なぜだろう...目がウルウルしてしまう...泣かそうなどという見え透いた泣かせの演出なんて、どこにもないのに...。

言うに及ばず!監督・片渕須直さん、キャラ原案・こうの史代さん、音楽・コトリンゴさん、そして語りは「この世界の片隅に」で径子さん役・尾身美詞さんというゴールデンメンバー!!(*^o^*)

1分45秒に沢山の深い想いが込められていると...まずはご覧いただきたい!オタフクソース YouTube 公式にて公開中!

全三話となるそうで、オオタフクコさんの活躍が楽しみです\(^o^)/

ああ...それにしても本場のお好み焼...。

恋しいなぁ...また味わってみたいものです(´д`)


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この世界の片隅に、カレンダー10月に描かれている想い...

2018年10月01日 16時55分00秒 | アニメ
それは...物交から帰る途中のすずさんと刈谷さん...そして水原哲さん"らしき"人物。

「この世界の片隅に」の意味が織り込まれていてとても好きなシーンなのですが、新旧二作のTVドラマ版でキチンと描くことはありませんでした。

何故か すずさんを物交に行かせず、水原哲さんも、一方は死なせ、他方は元気に帰還させた。

ここは...様々な人生が交錯する「交差点」を感じさせるところなのに...。

刈谷さんは必死の想いで呉へと辿り着いた息子に気づいてやれなかった事を吐露する。

擱座する巡洋艦・青葉を見つめて佇む「水原哲さん"らしき"」人物(本人なのか、或いは生死も不明確)は、背後を通過する すずさんに気づかない。

すずさんは「水原さん?」と...気づいているようだけれども、何もせず通り過ぎていく...。

晴美さんが見たいと懇願した軍艦を心の中で教えてやり...青葉と共に昇天してゆく...。


「切なさ」「後悔」「しょっぱさ」「涙」...それらを包み込む「塩分」という素っ気ない一言で(敢えて『お涙頂戴』を否定し)見事に言い表していて...このテーマ性をドラマ制作者は誰一人理解し感じとることはできなかったのか...とても残念に感じた一要因でした。

登場人物に一々大泣きさせれば良いってもんじゃないんです。

逆に言えば、こうの史代さんの作家性を十全に汲み取った片渕須直さんの傑出さが際立つばかりでした。


...ということで10月に突入。

今のところ個人的に映画の鑑賞機会はないのですが、今月21日(日)は「練馬アニメカーニバル2018」にてトークイベント「映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』公開2ヶ月前トーク」が催されます(*^o^*)

もちろん応募(チケット申込み締切は、今月8日(月)24:00まで!)しましたが、抽選なのでまだ行けるかどうかはわかりませんが、非常に楽しみにしております!


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この世界の片隅に、66回目鑑賞+(4)

2018年08月31日 20時35分00秒 | アニメ
前回「マイマイ新子と千年の魔法」からの続きです。

満を持しての小黒さん「『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の制作状況について聞きたいけど、みんなも聞きたいっ?」とイタズラっぽく(笑)

片渕さん、思わず「アチャ〜」に(*^o^*)

映画としての長さは伸びる。5分とか10分ではなく、もっと大々的に伸びる。でもどれくらいなのかはまだ判らない。内容も吟味しているところ。

これまでも3バージョンにもなっている。一つ目は自分たちも初めて繋がったものとして観た16年9月9日の0号完成披露試写。10月までのマスコミ試写はこれを上映し、二つ目が10月の終わりくらいに色々手直ししてエンディングも加えたもの。そして原動画200カットほど(全体の6分の1程度)修正したものが17年11月に(BD版も含めて)公開した(現行上映でもある)三つ目のバージョン。

すずさんへの想いは以前と変わりはない。逆にこういうヤツなんだなと定着しているので、それを作画で上手く表現しないといけない。たまたま(そう見える)ではなく、意識的に。

作画では一身に背負っている浦谷さんが大変な思いをしてやっているところ。


う〜ん...楽しみですね!(*^o^*)

これは今見慣れているシーンも含めて、かなりガラッと変わるんじゃないかと思います。ポスターに加え、特報ティザー映像のリンさんや戦後(?)の浦野家周辺描写を観ただけで伝わってきますし!


期待せずにはいられませぬ!!

...ということで、トークはまとめに入ります。

今日は「エースコンバット」から上映されるが、作った順で言えば「アリーテ姫」、「エースコンバット」、(上映はないが『ブラックラグーン』が間にあって)「マイマイ新子と千年の魔法」、「この世界の片隅に」と繋がり、何が見えるのか。

「アリーテ姫」を作ってから...その間にもいろいろあって「マイマイ新子」や「この世界の片隅に」に戻ってきた...あるいは距離感みたいな...ひょっとしたらそんな感じ方や見え方をするのかもしれない。


いやいや...今回も含蓄あり...そして「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」がどのような作品に変貌するのかもアレコレ妄想膨らませてくれる素晴らしいトークを聞かせていただけました(^_^)

そして「エースコンバット」から始まって「この世界の片隅に」まで、早朝6時過ぎまで観たわけですが、やはり一気観による気づきがありましたよ!

去年のオールナイトでもセリフや描写で三本が不思議な繋がりで結ばれているものがあって驚いたのですが、今回は別の描写にも...それは「エースコンバット」の冒頭に予感させるものがあったのです。

空をスッと鋭利に切り裂くような共通する描写が..それは流星であったり、地表に落下する隕石であったり、飛行機雲であったり...。


4作すべてにこの表現があり、「自然からの恩恵と災い」とか「人類の功罪」などの言葉を思い浮かべました。

空から飛来する恩恵により、良質な資源を得て、技術が進歩し、それはやがて再び災いとして飛来してくる...古代から現代にかけて、壮大な皮肉を投げかけていると。

最初から何部作とか予定されていたものではないのに、20年近くもかけて、テーマを仕込み発展させてきたように見えてしまう...これが意図的なものなのか、運命的なものなのか...本当にわからない事だらけなのですが、その気づきに恐ろしさもあって愕然としてしまったのです...(´д`)

しんなこんなで...今回も参加できて大満足でした(^_^)

来年もあるのかな...「アリーテ姫」「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の4本立てになったりして(*^m^*)


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この世界の片隅に、66回目鑑賞+(3)

2018年08月30日 20時00分00秒 | アニメ
前回「アリーテ姫」からの続きです。

トークで話題になるまで気づいてませんでしたが、今回の「マイマイ新子と千年の魔法」の上映方式はDCPではなく、旧来のフィルムによるものでした。

映画館での初見からDCPでの鑑賞のみでしたので、かえって有り難い!と思いましたが、今回の上映も当然DCP版を予定していたが、松竹に問い合わせたら(貸し出し分が)見つからないと言われてしまったとのことで...(^_^;

そしてトークのテーマは、やはりデジタル制作における裏話となりました。

「マイマイ新子」も「アリーテ姫」同様デジタル素材で制作し、フィルムレコーダーでフィルムへ出力という方法だったが、この時期には「アリーテ姫」のような色味の違いはほぼ解消されていた。元データも加工することは無かったので、DCP化するときにも問題なかった。

これから再上映の機会も増えそうだし、BD化も同じ素材で可能、製作委員会もノリノリだったので、DCP版はすぐに出来た。

DCP化の折に「この世界の片隅に」BD版(現在上映しているリテイク版)同様な手直しをしたかったが、忙しくてほとんどできなかった(背景のズレなど気づかれないだろう程度の調整くらい)。

CS放送などで使われているものもDCP同様に色味を鮮明な方向に調整している。フィルム版のようにシックな方向にもできるが、「アリーテ姫」の時と同じように元素材も変質させてしまうことになってしまう。なので元素材をいじらずデフォルトの状態を維持させた。テレビでフィルムのように観たければ、シネマモードなどで好みの画調にできるので。

この判断は正解だったと思います。自分のテレビ(あるいはモニター)でシックにも鮮明にも自由にコントロールできるワケですから。

今回のフィルム版の鑑賞で、以前片渕さんが「フィルムでなかなか出なかった麦畑などの緑系の色味を、DCP化の折にかなりの調整をした」という意図はダイレクトに感じ取れる事が出来ました(^_^)

DCP版を見慣れた目に、フィルムの色(特に緑系)はシックというより、全体的に精気なく、くすんで褪せて映ったのです。

この違いはDCP化以前(おそらくフィルムスキャンのみ)のDVD版と、以後のBD版を比較しても感じ取れます。

DVD版↓

BD版↓

BD版は全体的に明るく発色が良くなっています。

でも思ったほどの差はない...もしかしたらDVD版に際し、最低限の色味や輝度の調整をかけたのかもしれません。

上映されたフィルム版はもっと差があったと思います。印象に残る色味はこんな感じでした。

フィルム版(印象)↓

何度も映写機にかけられ、キズもありましたし、経年劣化による褪色が進んでしまった結果なのかもしれませんが。

緑を鮮明にすることで、戦後世代の前向きさを強く押し出したかった...そんな片渕さんの意志を感じるコダワリの色調整なんでしょうね!

この後テーマは「この世界の片隅に」...そして「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」がどのようなものになるのか?...お話しはまだまだ続きます(^_^)


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この世界の片隅に、66回目鑑賞+(2)

2018年08月29日 20時30分00秒 | アニメ
前回「エースコンバット4」からの続きです。

今回「アリーテ姫」はもちろんですが、「マイマイ新子と千年の魔法」も35ミリフィルムでの上映となりました。「マイマイ新子」はDCP化され、現状フィルムでの鑑賞はなくなっているので、レアなものとなりました。もちろん私もフィルム版を観るのは初めてとなります。

この2本の制作時期(2000年代)はアニメのデジタル化の過渡期で、作品によってマチマチなんですよね。どちらかというとテレビが先行、映画版は従来のセル画を使っていることが多い時期でもあったと。

スタジオ4℃では「スプリガン」まではセル画で、その後に切り替わっていった。その前のオムニバス映画「MEMORIES」の中の一作「大砲の街」を作ったが、4カ所のみカメラワークの都合でデジタルを使った。大友克洋さんがギャラ代わりにクライアントからもらったというMacintosh Quadra(私も好きなマシンでしたが、どのタイプだろう?)を貸してもらって、Photoshop の練習とかしていたが、95年ころデジタルに詳しい安藤裕明さんに来てもらって色々対応できるようになった。

この時期、アニメ業界は各社でデジタル化への試行錯誤を始めていた頃で、私も誘われて「ストリートファイターII MOVIE」(94年)のお手伝いしたもんです。デジタルは未知の分野だったため、そのノウハウを吸収したかったんでしょうね...私もそれを契機にアニメ業界の仕事も増えるかなと思ってたんですが、ほぼそれ一回くらいで終わっちゃいました...その時期に片渕さんと出会っていたらまた違う仕事人生だったのかも...(^_^;

98年制作開始された「アリーテ姫」がセル画を使わず、フルデジタルで作った最初の作品となった。だがフィルムでしか上映できない時代だったため、フィルムに焼き付けないといけなかった。だが問題はデジタル素材とフィルムにした時の色合いの違いだった。そのため色相・彩度を細かく調整してフィルターを作り、フィルム上で思うような色合いになるような作業をした。結果、デジタル上の原版はメチャメチャ変な色合いのものになったが、なんとかフィルムでまともに見えるようなものができた。

デジタルになったからといって、パッと派手で明るいものにはしたくなくて、作風に合わせてシックなものを目指した。美術館などにいって影のない日本画を参考にした。

そして一番大変だったし工夫を凝らしたのは金色の表現だった。従来は黄色を塗って表現していた。昔、黄土色も試してみたが宮崎駿さんにカレーみたいと言われたことも。どうせデジタルなんだからと色んな色と表現も試してみた。でもいわゆるCG(ここでいうのは3Dモデルを使っての意味)は使用せず、あくまで手作業で行った。

それは作品のテーマ、自分の手で何ができるのかということにも繋がっていると思う。


今回の「アリーテ姫」鑑賞は、金色表現に注目して鑑賞しましたが、なるほど随所に工夫が凝らされているのが判りました。

作中、金銀財宝や、姫が大事に持ち歩く重くて大きな本...そのカバーが金細工でできているのですが、持ち上げたり広げたり、本が動く度に細かくテカったり金色グラデーションが光の反射を受けて微妙に色合いを変えていて、こんなところにまで心血注いでいたんだなぁと改めて溜め息しながら観てしまいました...。

ラストの金色の巨鳥なんかも...ウロコの一つ一つが別々に煌めいていて、絵作りへのコダワリ...ハンパのない凄味に触れた次第です。

お話しは「マイマイ新子と千年の魔法」へと続きます


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この世界の片隅に、66回目鑑賞+(1)

2018年08月26日 20時50分00秒 | アニメ
1年ぶり、2回目の新文芸坐オールナイト上映に行ってきました(^_^)

今回も目出度く満員御礼 SOLD OUT!

プログラムの基本は冒頭に片渕須直さんとアニメスタイル編集長・小黒祐一郎さんの対談、そして「アリーテ姫」「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」の三本立てですが、前回との違いは来年1月発売の「ACE COMBAT 7」を記念して、片渕さんが初めてサイドストーリー制作に関わった「ACE COMBAT 4」サイドストーリー(21分)の上映です。

そして「この世界の片隅に」は66回目の鑑賞にもなってしもうた...(^_^;

去年同月(9回も行ってるし...(´д`))ほどではないですが、公開から3年目で2回目の8月迎えて3回も行っているという...周りではとっくのとうですが、我ながら呆れるばかり(^_^;

でもね、そんなに観に行っているのに未だに新たな気づきがあるんですよ。今回は三作通しで観て、ハッと思わされたことを含めて書き記しておきたいと思います。

オールナイト上映はのトークから開始です。

まずは恒例の初見さん確認からスタート、「この世界の片隅に」で20人くらい、「マイマイ新子」で40〜50人、「アリーテ姫」で半数程度、「エースコンバット4」(を映画館など)でほぼ全員(逆に観たことある人は1〜2人程度)という感じ(各人数は雰囲気的なものです(^_^;)。

「エースコンバット4」の映像自体はPS2である程度見てましたし、YouTubeなどの動画サイトでも見ようと思えば可能ですが、流石に私も映画館では初めてです。片渕さんによれば、記憶が曖昧みたいですが、最初が渋谷で国内では2〜3回、海外(フランス)で1回程度上映したのではないかと。

着想段階では全編静止画で構成されているフランス映画「ラ・ジュテ」のような形で「プライベート・ライアン」のようなストーリーをとのことだったらしいです(極簡単に言っちゃうと、ゲームとゲームの合間に展開させる紙芝居)。

時期的にはスタジオ4℃在籍時、「アリーテ姫」制作が一段落した後で、同社プロデューサー・田中栄子さんがナムコ(現・バンダイナムコ)の依頼を受けて、片渕さんに白羽の矢を立てたことが発端だったと。基本プロットは3日間くらいであげてしまったようです(仕事早い!)。

大枠はナムコ側から示されたものの、割と自由にやれたが、反面ゲーム性に左右することにもなってしまい、結果的にゲーム自体に口を出すみたいな形になってしまったが臨機応変に対応してくれたようです。

止め絵を映画的に表現することに意味を持たせようと考え、パンやトラックアップを多様するような誤魔化しにはしないように心がけ、カメラワークを付けるにも意味を持たせようと。浦谷千恵さんと組んだのは本作が最初だったとも。ホンマに浦谷さんの作画能力はハンパないです...(板野一郎さんも協力、主にメカ描写ですかね?(^_^))。

...で観た感想なんですが、正直なところPS2まんまの解像度と圧縮画像での上映はあまりにも勿体ないなぁと。大きな画面に映写すると、低解像度による眠さと圧縮ノイズのジラジラが浮き出てしまって、辛い〜(´д`)

モノトーンな色合い、そして一枚一枚の描き込みと迫力は申し分なく、深い人間模様が素晴らしい...20年近く前とは言え、元データは縦横倍以上の解像度(1280×960pixel)が確保されていると思うし、そのままの状態で編集できるんじゃないかなぁ。

権利の問題で難しいのかもしれませんが、今後このような上映機会が増えるとすれば、御一考願いたい次第ですm(_ _)m

ということで、次回に続きます。


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セロ弾きのゴーシュ、鑑賞+なみきさんのトークイベント(1)

2018年08月16日 20時00分00秒 | アニメ
テアトル新宿を後にして、新宿駅から中央線に乗って阿佐ヶ谷駅へ〜。

たい焼きを食べるために、ともえ庵さんへ...パリパリ香ばしい皮とギッチリ詰まったアツアツの餡、そして絶妙な組み合わせでチョイ病みつきとなっている げんまいジュースとの組み合わせを楽しみました〜(*´艸`*)

...と、もちろん主目的はユジク阿佐ヶ谷での「セロ弾きのゴーシュ」鑑賞です(^_^;

そして本日のお楽しみでもある上映後の、なみきたかしさんによるトークショーも。

上映時間20分ほど前に現着するとロビーは待っている人でいっぱいになってました。

グッズも前日まで上映していた「パンダコパンダ」と合わせて賑やかに(^_^)

今回は新たに発行されたパンフと、パパンダ出勤バージョンの指人形をチョイスです(*^m^*)


上映5分前に入場開始、今回は整理番号1番でしたので、どこでも選び放題でしたが、前回同様お気に入りとなった4列目の右端をチョイスです。

作品の時代的に音質云々言うものではありませんが、やはり最前列で鑑賞した時とは印象が違い、特に演奏シーンにはさらに広がりを感じることができました。

しかしこの作品は夏真っ盛り、時間的にも宵の口あたりから見ると最高ですねぇ...オープニング、スズムシが鳴く中での子供の合唱で一気に作品世界に引き込まれ、椋尾篁さん入魂のトロッとした朝焼けや薄暮が見ているこちらを優しく包み込まれ染み込んでいく感覚で...(*´д`*)

高畑さんは野外上映での鑑賞を推進していたそうですが、大自然の中で観たら何倍も威力を発揮しそうです。いつか機会あれば観てみたいものです。

さて終了後、場内アナウンスの誘導でロビーへ移動、すでにスタンバっていらっしゃる、なみきたかしさんとアニメ研究家・原口正宏さんによるトークショーへ。


なみきさんのお話しを聴くのは先週11日(土)に引き続きの事となります(^_^)

以下トークの要約を。
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オープロダクションには最初アニメーターとして入り、「山ねずみロッキーチャック」から名作モノだけでなく「ゲッターロボ」など5〜6年やっていた。そしたらキミは広報・宣伝向きだから、そっちを頼むと。それまで会社は社長はじめオールアニメーターでその他の部署がなかった。当時は3本並行の製作体制(東映動画・東京ムービー&日本アニメーション・その他)で、ナックとかで「ドンチャック」とかもやった(笑)

広報だけでなく、印刷とか上映の段取りとか営業ふくめ色々やった。「セロ弾きのゴーシュ」もメジャー映画会社の配給でやると思い、高畑さんの紹介で松竹でかなり具体的なところまで話しが進んだが、ダメになり自主上映で行こうと。学校などの教育機関や公会堂での上映となり、細々と続けた。

フィルムはオープロダクション内の一室で管理されていたが、47本もあって仰け反った(笑) 高畑さんも野外上映にふさわしいということでポスター作成も協力いただいた。

オープロ企画に行ったら固定給となり一年間だったが、心豊かになった。

各アニメ5誌にも座談会とかフィルムストーリーとか振り分けたりした。

地方に行くと他社の映画会社の作品を観たいので映写機を操作してくれとか言われて、なんで他社のためにとか思ったりも。当時はフィルムリールの映写機だったので、調子悪くなったりすると手動で回したりと色々あった。

当時のオープロは辞めても怒られたり脅されることはなかったので、楽に辞めることができた。

その内に外部としてDVD制作とかも任されたりして、それが現在のオープロ社長就任にも結びついている。

高畑勲の呪いを受けている感じもあって、それは「セロ弾きのゴーシュ」を試写した時に高畑さんから感想を問われ、今より正直だったため「これはつまらない作品ですね」と言ってしまい、「そうですか」と一言あってニヤニヤされた(笑) それ以来、ここまでの経緯は呪いと感じていると。

DVDもできるだけ映像特典として椋尾さん・村田さん・小松原さんも遺しておきたかったが、その時期亡くなってしまい、その分もジブリさんに協力いただき高畑さんに沢山しゃべってもらって2時間にもなってしまったが、編集で着ることができず、本編よりも長いじゃないかと言われてしまった。

「ゴーシュ」の魅力は大きく、VHDから始まって、LD・DVDとか続いて有り難いなと。最初期には1万5千円もしたβテープを直接買ってくれた人もいた(その人はパイオニアの担当の人だったそう)。

DVDの時にイラストを才田俊次さんに頼んだが、似ても似つかぬものになってダメだししたが、海外の海賊版でボツになったイラストを使われて驚いた(笑)

BDの時にはジブリからも出そうということになったが、パイオニアの人に酷いじゃないですかと言われてしまったが、シェアの大きさは絶大だった。4K修復も自分が立ち会い、セルの浮きやゴミも頑張って除去したが、背景パンで折れ目があって難しかったが消してくれた。監督なのかと言われるほどだった。

社長職には興味なかったが、恩義があったので引き受けた。今思えば会社唯一の資産である「セロ弾きのゴーシュ」を守りたかったから。上映の機会は今も耐えなくて、高畑さんの追悼の意味もあってパンフも新しくしたと。


最近ネットで話題になった例のネットインタビューについて一言いいたいと。これについてはご本人がツイートしてますね。


まぁこれについては話半分に聞くべきだし、ご本人も自虐的に言うとおりプロパガンダ的であると。オープロとの関わりも小さな会社であるゆえに無理を言わずに引き受けてくれた。高畑さんや椋尾さんもギャラをもらっていたのかも謎だと。
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...確かに鈴木敏夫さんの語りっぷりってセンセーショナルだし、どこか演出されているのを感じもしますが、高畑さんも組む相手や時期によって感覚や考え方も微妙に違うんだろうし、一括りにすることはできないかなぁと思います。

ということで、なみきさんの語りも濃くて面白いのでなるべく書き残したい次第。

これも次回に続けます(^_^;
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この世界の片隅に、65回目鑑賞

2018年08月15日 18時15分00秒 | アニメ
テアトル新宿での鑑賞は昨年10月・50回目の時以来、凄く久々の事となります(^_^)

そして、終戦の日に本作を鑑賞するのも2回目で、前回は川越スカラ座でした...ホンマに月日の経つんは早いもんですねぇ...。

っという事でやってまいりました(^_^)

入口には今日の舞台挨拶付き上映の案内も。

上映開始時間の20分くらい前に着きましたが、地下ロビーは来場者でごった返しで大盛況!

ポスターの他、戦前の広島地図も展示。


ジックリ見てたいんだけど、混み合っていてとても無理(^_^;

トイレを済ませて場内に入ると真っ赤なシートが!

そうでした、確か去年の後半だかに改装してシートを新調したんですよね!「この世界の片隅に」も貢献した結果?(^_^)

...ってなことで満席で立ち見客もという状態で、予告なしで上映開始です。

スクリーンサイズが特に大きいとか、音響が凄いとか、特に秀でた特徴はないのですが、落ち着いて鑑賞できる雰囲気があって良いんですよね。

ただね、新調シートは自分の体型に合わなかった(^_^; 背もたれの角度が垂直気味で、頭の辺りも前の方に角度が付いているので、寄りかかれない状態となって疲れてしまうんですわ(;´д`)

こればっかりはどうしようもない問題なんですけどねぇ。

文句ばっかりになってしまうけど、エアコンの効きが強くて参りました(^_^; Tシャツ・半ズボンなので、どうにもならなくてね...。

色々すみません(^_^;

今日は8月15日の終戦の日って事もあって、玉音放送から始まる当日のシーンは重く感じましたね。

電気をつけて白米を味わうところ...居合わせた家族それぞれにも別々の想いが見てとれ、正に「いくつもの片隅に」の一端を感じ取れる場面です。

さて、あっという間に上映終了、通路にはメディアの人達がドドドっと入って来ました(^_^; 舞台挨拶は、のんちゃんもって事なんで注目されているんでしょうけど、それでもここまでの多さは過去最高なんじゃないかな?

どんな内容だったかは直ぐに記事としてネットに流れるでしょうから、そちらを(^_^)

予告映像用に新たに収録した声を、こうの史代さんも聞いて「大人っぽくなったね!」と褒めてくださったのが嬉しかったと。

あのセリフ、現行版でも同じものがあるんですが、明らかにニュアンスが違うんですよね。どんなすずさんに会えるのか楽しみです(o^^o)

あと、のんちゃんの舞台挨拶も何度か目なんだけど、最も近い席で見れたせいか、彼女の色んな表情が見てとれました。顔も小さいねぇ!( ^ω^ )

って事で今回も満足しつつ、阿佐ヶ谷へと向かったのでした〜!


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