マラソンでオリンピックを目指してライバルとなった韓国と日本の若者2人が、第二次世界大戦により数奇な運命をたどる姿を壮大に描いた「マイウェイ 12,000キロの真実」は14、15日の2日間で71,664人を動員して、矢口史靖監督「ロボジー」、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」に次いで観客動員3位に入りました。
21日にはキム・ハヌルとチャン・グンソクが共演した「きみはペット」が公開されます。こちらは、TOHO系で東京地区は9館での公開と地味なスタートをきります。昨年の韓国での公開では543,989人の動員にとどまって関係者を落胆させましたが、少ない上映館から評判を上げてゆけるのでしょうか。
チャン・グンソクは人気者といわれていますが、その出演作品は数字的には低調です。主演ではなかった「楽しき人生」こそ約120万人動員でしたが、主演となった「待ちくたびれて」は採算ラインを下回る約45万人、「ドレミファソラシド」は20万人に届かず、「赤ちゃんと僕」は約44万人、「梨泰院殺人事件(イテウォンサリンサゴン)」も50万人に届かずと、制作者泣かせのスターという定評を持っています。昨年も主演女優賞を「ブラインド」で獲得したキム・ハヌルと共演しても定説を覆すことは出来ずにいます。日本公開で人気者の実力を見せることができるのか注目されます。