オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「ブラック・メール 脅迫」

2007-07-08 07:48:17 | 映画・DVD【は】
久々にジミーのDVDを鑑賞。



1996年、アメリカ作品

出演・ジェームズ・スペイダー、エリック・ストルツ、デボラ・アンガー他

エリック・ストルツ演じるリクターは、人はよいのだけど、勤務先では遅刻の常習犯で仕事の締め切りも守れず、上司に「勤務態度がなっていない」となじられてばかりいる、毎日を何の目標もなくだらだら過ごしているような男だ。
そんなリクターが元彼女ヴィッキー(デボラ・アンガー)の夫で、友人でもあるロニー(ジェームズ・スペイダー)から「力を貸して欲しい」と頼まれる。
話を聞いてみると、町でおきた黒人ダンサー殺害事件の犯人を知っていて、犯人をゆするつもりだと言う。
リクターはなんとか脅迫をやめさせようとするのだが、ロニーは動じない。
そんなやくざなロニーと別れたいと言うヴィッキーに、昔の想いがよみがえるリクターだったが、殺人事件を目撃したというダンサーのチェリーもなんとなく気になる存在になってくる。

優柔不断な主人公、全くタイプの違う二人の女、やくざな友人、それにやたらテンションの高いヴィッキーの兄キースも加わり、一つの事件によって浮き彫りにされていく複雑な人間模様を描いたこの映画、キャストが豪華でございます。

ワタシの大好きなジェームズ・スペイダーとデボラ・アンガー。
それからマイケル・J・フォックスといつも間違えてしまうエリック・ストルツに、ちょい役で出演しているキャメロン・ディアス。
Jンが演じても楽しいだろうキースを演じたマイケル・ルーカーに、カメオ出演(だと思うのだが)の富豪役がよく似合っていたジェームズ・コバーン。


この出演陣なのに・・・何故にこんなにスリルもサスペンスも感じられない映画なのだ~~~?
このテンポの悪さはとてもクライムムービーとは思えない・・・。
エキセントリックに描かれた登場人物の魅力が生かされていなくて、なんとももったいない感じ。
もっとどうにか出来ただろう~~~もっとスパイス効かせられんかったんか~~~!!とジミー目当てで観たワタシとしては、ジミーがおいしい役だっただけになんとも歯がゆい感じの映画だった。

それにもうひとつ、主人公のリクターがイカン。
仕事に対する態度が不真面目だし(仕事をキチンとしないオトコはどうにも許せん)、金がなくなれば親に泣きつくところも好かん。
それに何より、300を観た後ではリクターのあのぷよぷよした腹が許せんのじゃ~~~!!



ジミーは「トゥー・デイズ」「スローバーン/伝説のダイヤモンド」の時も黒っぽい髪だったけれど、基本的にワタシはブロンドのジミーが好きだな♪
でもこのちょっと下品な感じのロニー役は黒髪ももみ上げも不精ヒゲも全く気にならなかった。←もみ上げはウルスで耐性ができたのかも・・・(汗)
むしろ危険な香りがして、よろしいではないの~~!





相変わらずの目力にうっとりしてしまったdim子

脅迫してやる~!とかいいながらも、実は差別に対して憤りを感じているある意味自分なりの正義感を持った頑固な男の役。
ヤクザではあるけれど、実は家庭をこよなく愛するいい男なのだ。



ちなみに最近のジミー(去年の写真らしい)。



第二のフィリプ・シーモア・ホフマンの地位を狙っているんだな、きっと・・・(涙)。
コメント (10)
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