
東京消防庁管内には80の消防署と200余の出張所がある。
そのなかでも、高輪消防署二本榎出張所は
竣工は昭和8年、内務省警視局消防部時代に建設された
貴重な建物である。
私の家は消防関係の一族なので
消防署という場所は、生活の一部にもなっている。
幼少の頃に、消防署の中で遊んでもらった記憶もある。
あの頃はまだボンネット型のポンプ車なんかが残っていて
子供の自分にとって「古い車のある親戚や知り合いのおじさんのいる場所」
という認識でしかなかった。
この庁舎は明治学院の交差点から品川に抜ける道の途中にある。
これほど古い建物が付近の街並みに溶け込んでいるのは
やはりこの立地だからなのだろう。
目の前の交差点の上空に張り巡らされた電線が
かつて東京の街を縦横無尽に走っていた
都電のトロリー線を彷彿とさせるそんな街角である。
今は、庁舎前の細い道を都バスが行き交っている。
そのなかでも、高輪消防署二本榎出張所は
竣工は昭和8年、内務省警視局消防部時代に建設された
貴重な建物である。
私の家は消防関係の一族なので
消防署という場所は、生活の一部にもなっている。
幼少の頃に、消防署の中で遊んでもらった記憶もある。
あの頃はまだボンネット型のポンプ車なんかが残っていて
子供の自分にとって「古い車のある親戚や知り合いのおじさんのいる場所」
という認識でしかなかった。
この庁舎は明治学院の交差点から品川に抜ける道の途中にある。
これほど古い建物が付近の街並みに溶け込んでいるのは
やはりこの立地だからなのだろう。
目の前の交差点の上空に張り巡らされた電線が
かつて東京の街を縦横無尽に走っていた
都電のトロリー線を彷彿とさせるそんな街角である。
今は、庁舎前の細い道を都バスが行き交っている。