府中

2015年03月24日 | 徒然
府中は、中世以前の武蔵国の中心であった。
京王線府中駅の南側の大國魂神社が、武蔵国衙のあった場所の一部で
ここから鎌倉や各郡衙、城砦などへの古道が伸びていた。

大國魂神社は景行天皇41年に、大國魂大神がこの地に降臨し
それを祀った祠が起源とされている。

大化元年、中大兄皇子らによる改新により国郡制が敷かれ
各地に国衙がつくられた際に、この祠を基として国衙の斎場とされた。

天平時代に、全国に国分寺、国分尼寺がつくられると
国衙の北側に国分寺が建立された。

葦の生える湿地と、入江や洲が入り組んでいた現在の都心部よりも
国分寺崖線の下、段丘面である立川面に国府を造営することは
水利や軍事上の面で当然のことだったのであろう。

(大国魂神社)
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