玉川上水を歩く 立川断層

2017年02月03日 | 東京のお散歩
立川断層は、全長約20km、延長線上に存在する名栗断層と合わせると
約34kmにおよぶ、いまだ評価の定まらない活断層です。

1000年あたり36cmほどの平均変位速度、変位方向は諸説あり
直近の活動や、その周期も国の評価と都の評価では大きく数値が異なる
「そこにある事は判っているのに、判らないことだらけ」の断層です。

露頭の比高は、玉川上水の下流側の方が高くなっているので
この断層を越すにあたっては、S字カーブを作り上流側と下流側の標高差を
少しでも少なくした上でクリアしました。

上水に沿って作られた遊歩道を歩くと、カーブの途中で斜面があり
そこが断層である事がはっきりとわかる地形になっています。


(断層より上流側。遊歩道との高低差も少ない)


(断層部。断層崖下部に沿うようにカーブする)


(上流側から断層の段差を見る)


(道路はそのまま断層上部へ乗り上げる)


(遊歩道との高低差が大きくなり、両岸の標高差も発生している)


(断層を越した上水。再び直線上に流れる)

コメント
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