明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



一昨日深夜、芭蕉庵建設現場ででちょっとした事故があった。子供の頃、ボーイスカウトで、強風に煽られテントが大変なことになったのを思い出した。あの頃のテントは今の物とは別物の原始的であった。嵐に襲われた訳ではないのに、事故は作業台の上で起きたが、なんとか土俵際でこらえ、昨日はとにかく補強に務めた。おかげで本日は、揺らせばさすがに多少ミシミシいうけれども、すっかり頑丈になった。こうなったらむしろ、と。屋根に続く構造部分をすべて取り去り、屋根を帽子のように、ただ置くだけで済むようにし、搬入時に固めることにした。あまり複雑な連結部分は、上手く合わさるかどうか、自信もなかった。 必要になってから、ぶっつけ本番で失敗、学びながらの試行錯誤は、たった数日で、成長を自覚出来る。これが利点であり、楽しくもある。勿論、あくまで人物制作に対しての周辺技術に限る訳であるが。と、一昨日深夜、何が起きたかはともかく、泣いたカラスはもう笑っているのであった。 今週、内外装の漆喰作業のために油彩画用ペインティングナイフを注文する。イメージ通りに行くかは、やってからである。漆喰、着彩に備えるため、戸板、その他の部品は装着せず待機させ、明日からは屋根の構造部分に取り掛かることにする。



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