快楽殺人、快楽殺人者というものがあるなら、快楽人形写真制作、快楽人形写真制作者がいても何の不思議はない。 最近良く思うが、もっととんでもないことになると憂いていたであろう母は、それがたかだか人形作って写真を撮って喜んでいることが判明、安堵し、以来応援してくれるようになった。本日、そんな快楽人形写真制作者の目の前にあるのは後は撮るだけの、鯉に乗って水中より現れる琴高仙人と、しゃれこうべを枕に酔い潰れる一休和尚である。あまりといえばあまりな大ご馳走である。そして自分を焦らしてより快感を高めようと面白くもないテレビを眺めている始末で有る。昔からの悪い癖だが、これにより集中力がより高まるのも事実である、 寒山拾得を手掛けたおかげで、それもこれも母のお陰が大きいと気付いたが、そんななか、八月一日の誕生日目前に母は発熱して入院してしまった。たいしたことはないだろうけれど。