明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



朝T屋にて朝食を食べていると。木場のお露ことAちゃんが遅刻する、と慌てて飛び出して行った。母親のお米によると、Aは大学のサークルが忙しくて深川江戸資料館にいけなさそうだ、という。「そうなの?無理することないよ。」会場に行ってみると、まさかの一番奥のど真ん中に一番怖いお露が飾られていた。 愛しい新三郎の部屋にお米とともに浮び現れた場面こそ、切な気な表情であるが、カランコロンと下駄を鳴らして新三郎邸に向かう表情は、欲情にかられた蛇の如し、化け物と化している。勿論こうなることは伝えてはあったが、嫁入り前のAちゃん19歳、あまりな姿であろう。新三郎に一目惚れし、焦がれ死んでしまう、というお露の恋心の激しさを表現した、といいたいが、最初はフェイスブックにテストと称して適当に加工した画像をアップしたら怖い々といわれて気を良くしてしまった。もちろん画像処理の途中の段階を保存してあり可愛い方をT屋に届けたが。きっかけはどうあれ、これでいこうと決めた。後はAちゃんのサークル活動の盛会を祈るばかりである。 3ヶ月入院していた母も14日には介護施設に転院する。昨日見舞いに行ってくれたHさんに下の入れ歯と携帯電話を持って来て欲しいと。携帯は一度ベッドでかけまくり取り上げられたのだが。




※8月31日まで谷中『全生庵』円朝旧蔵の幽霊画を公開中。それに伴い三遊亭円朝像を出品中。
※8月10日より20日まで深川江戸資料館“深川お化け今昔”にて三遊亭円朝像、及び写真作品「鏑木清方作三遊亭円朝像へのオマージュ」『怪談牡丹灯籠』など6点出品。

HP

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