明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



午後、中央公論新社に向かう。考え事をしていたら銀座線ではなく日比谷線に乗ってしまい、東銀座で降りて歩く。間違いないと思いつつも病的な方向音痴ゆえ、念のために警官に尋ねると、答えてくれるが自信なさげ。これは何処からかかき集められた警官に違いない。無事ついて写真部に行き、データ化された画像の中から必用なものを選ぶ。この人物、プロのカメラマンに先生写します、といわれると、まず間違いなく、口をへの字に曲げ不機嫌な顔になる。それに引き換え、女優と一緒のスナップは実に嬉しそうである。どれもこれも欲しいところだが、我慢して必要な写真だけを選び、プリントアウトしてもらう。帰りには案の定、右翼の街宣車。天皇在位20周年だそうである。道に迷っても、道端に立っている警官に道を尋ねる気はしないが、前回尋ねた時も警官が道をしらず、昭和天皇を乗せた車が通り過ぎていった。  帰宅後、見たことのない、もしくは見たことのある写真の鮮明版を入手すれば案の定、大改造となり、設定年齢まで変って来てしまったが、肝に銘じていたため大事には至らず。ここでやりすぎは失敗のもと、とインターバルをとることにした。7時にK本へ。今日はお酉様である。豆腐を頼んだら、今日から冷奴から湯豆腐に替わっていた。8時に暖簾を仕舞ったあと、飾ってある熊手をはずし、女将さんのMさんを常連が囲んで富岡八幡に向かう。いつもの店で新しい熊手。竹筒で酒を飲み手締めのあと、K本に戻りご馳走をいただき、最後に関東一本締めにて、今年も無事に終る。

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