凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

♪やっられてもやっられてもなんでもなーいなーい。

2009年03月18日 | 雑記
えー、本日『大人が本気で遊んだエンターテイメント』が終了しましたが、その最終回については後日。
…いや、録画してまして、まだ観てないんです。

で、その『エンターテイメント』のシリーズ監督・三池崇史氏の最新作が今回のネタ。

観てきましたよ、
映画『ヤッターマン』。

出演:櫻井 翔 福田沙紀 深田恭子 生瀬勝久 ケンドーコバヤシ 阿部サダヲ 岡田杏里
ナレーション:山寺宏一

えー、ストーリーも何も、全く説明の必要がない、あの竜の子プロが誇る昭和の名作(迷作)「タイムボカンシリーズ・ヤッターマン」をまんま「実写化」した、っつう話。

あの、ドリフばりに毎週繰り返されるベタなギャグもノリも、まんま「実写化」しております。
「おだてブタ」も「かわいそブタ」も「今週のびっくりどっきりメカ」も「今週のハイライト」も「おしおきだべぇ」も「スカポンタン」も「全国の女子高生の皆さん」も、まるっきり、まんま映像化。

ここまでやると、もう誉めるしかありません。

つうか、「やるからにはとことん」みたいな感じですな。

というより、ある意味「アニメを超えて」おります。
もー、馬鹿ッぷりもボケっぷりも、ハズシっぷりすら見事。
小技までかなりカマシテくれてます。

つうか、実写だからつうて、変に「生身の人間が演じる」現実味を出そうとせず、あくまで「アニメの世界をまんま再現しようとした」感じが素晴らしい。

何せ、「笑うツボ」と「笑えないツボ」が、アニメと全く一緒。ラストも一緒。作るかどーかわからん次回予告(つうより来週の予告)まで作っちゃう悪ふざけ。

馬鹿馬鹿しい。
でも凄い。

ぶっちゃけ、ハリウッドで作られた偽実写化映画群が全て霞んじゃう徹底ぶり。
こんぐらいやってくれたら文句はありません。


キャストについても、良くも悪くも(?)ベストじゃないですかね。
いや、ドロンボー一味については発表時から「やるならこの配役しかないだろ」と思いましたが…
ヤッターマン二人がね、意外とぴったり。つうか、アニメではご法度な部分(つうか、そこ突っ込まないでね的お約束)まで描かれてますが、見事にヤリキってますんでね、そこを評価したい、と。
「ヤッターマンはどーやって世界中を駆け巡っているのか」とか。
ただ高速で走るヤッターワンに掴まってるだけ。
真面目に考えたら命懸けですよ、ある意味。
で、命懸けで登場するわけです。ヘロヘロになりながら。

…こーゆー馬鹿馬鹿しい描写まで、しっかりやってます。


そして、阿部サダヲ。
何の役なんだ?…と思ったら。
やっぱ、そーくるか。
そら、アンタしかできんわな。
言えませんが。


てなわけで、同じ額払うなら、鳥山明さん原作よりも、こちらですよ、絶対。

決して名作ではありませんが。

…あと、
小さいお子さんを連れて行こうとしている親御さん方。
色んなトコロで困ると思いますが、トボケ切ってください。

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