マイナビウーマン2013年5月12日11:15
キスは免疫を高めるって知ってた?
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-89149.html
(前略)
口の中では、虫歯を引き起こすミュータンス菌や、唇や舌に白いコケのようなものが広まるカンジタ症の原因となるカンジタ菌が100億近くも存在し、ハミガキやマウス・ウォッシュでは完全に取り除くことはできない。
その状態でキスすれば、互いの菌をだ液を通じて交換し合うに等しい。つまり、キスは相手を感染させる行為なのだ。
何やら物騒に聞こえるだろうが、相手に菌を与える行為は決して悪いことばかりではない。予防接種はまさにこの原理で、少量の菌を体内に入れることから始まる。
当然、少なからず具合が悪くなるのだが、それを乗り越える際に抗体が作られ、次からは感染しにくくなるという仕組みだ。
キスはワクチン。愛は地球を救う。
ただし、赤ちゃんにキスしたり、口うつしで食べさせるのは御法度だ。免疫力の弱い赤ちゃんは母親の常在菌でさえ大病につながる。自分が使ったスプーンで食べさせる「関節キス」も厳禁だ。また、母親に虫歯があるとミュータンス菌が伝染し、子供が虫歯になる率は2倍以上に跳ね上がるというデータもあるほどだから注意しよう。
■砂場が子供を救う?(抄)
幼稚園や学校に砂場があるのはなぜか?自然との触れ合い、創造力など多くの要素があるだろうが、菌を取り込み、免疫を高めるのには絶好の場と言えるだろう。
昨今ではイヌ/ネコのフンによる回虫卵、病原性大腸菌など、有害な要素を正確に知ることができるので、明らかに異常な砂場は避けるべきだろう。
しかしながら、標準的な砂場であれば、遊び終わった後の手洗いさえ怠らなければ大事に至らず、雑菌と呼ばれる一般細菌と触れ合うのに良い機会とする説も強い。
無菌栽培とは言い得て妙で、病気や感染症に過敏になるあまり菌に触れないよう育てると、免疫力も育たない。多少雑な環境で、痛いメに会いながらの方が強い子に育つようだ。
(後略)
(関口 寿/ガリレオワークス)
より詳しくは
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-89149.html